耐ビューカル・デカール用紙メンテナンスの拡大実施

最終更新日 − 

2012年1月27日更新:メンテナンス名称を従来の『耐デカール用紙メンテナンス』から『耐ビューカル・デカール用紙メンテナンス』に変更致します。

本メンテナンスは、ビューカルなどの塩ビ製粘着フィルムに印刷する場合の故障防止に対しても極めて高い効果があります。 
こちらのメンテナンスを実施していないALPS MDプリンタでの故障件数が増加しております。
塩ビ製粘着フィルムに印刷される場合には、弊社の『耐ビューカル・デカール用紙メンテナンス』の実施を強くお勧めいたします。
また、故障防止のために弊社にて販売中の『象のロケットALPS MDプリンタ用ビューカル(Viewcal)』(ALPS MDプリンタ印刷対応処理済品)をご利用ください。

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弊社が独自にメンテナンス開発いたしました『耐ビューカル・デカール用紙メンテナンス』(旧称『耐デカール用紙メンテナンス』)をデカール作成用途のお客様に限定せずに、本日2010年4月9日より、すべての修理・メンテナンスサービスにおいて拡大実施致します。

弊社の『MD-5000修理サービス』および『MD-5000/MD-5500メンテナンスサービス』をご利用されるユーザーの皆様の中でプラモデルやフィギュアの自作デカール制作用にALPS MDプリンタを使用される方が多くいらっしゃいます。

市販のデカール用紙は、薄膜フィルム/水溶性接着剤/台紙の3層構造になっています。 デカール用紙は1枚200円程度しますので、ユーザーの皆さんはなるべく無駄なく使用するために、必要な印刷(例えば用紙の上部3cm程度)を行った後、印刷部分をカットし、残りは次回の印刷用に保管されます。 

問題なのは、カット面に露出している水溶性接着剤です。 購入されたばかりのデカール用紙の端面においてももちろん露出していますが、切れの悪いカッターナイフやはさみを使用してカットすると、カット面に接着剤がより多く露出してきます。
この露出した接着剤が用紙搬送経路における部品の劣化を早めます。

弊社では、この部品劣化を遅延・防止するための研究を進め、2010年2月よりユーザーの方がデカール作成用にプリンタをお使いである場合に限り、必要個所を洗浄後に特殊なコーティングを施すメンテナンスを行ってまいりました。

今般、弊社において、本メンテナンスはデカールに限定せず、紙やフィルムなど、どのような印刷対象物であっても、当該部品の劣化を遅延・防止することに有効であり、なんら副次的な問題の発生が無いことを確認いたしましたので、本日より本メンテナンス対象製品を拡大し、すべてのお客様向けに実施することと致します。

(象のロケット 技術センター)