象のロケット クリアデカールシート Z-CDCA4 貼り方

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2014年1月4日更新:画像の最後にクリアコーティング画像を追加しました。


MD-5000プリンタを使って、象のロケットクリアデカールシートに印刷しました。 印刷の様子のその他の写真や、シートの特長、ご購入に関しましてはこちらをご覧ください。→ 象のロケット クリアデカールシート Z-CDCA4 A4サイズ(水転写式デカール/透明)


早速、貼ってみましょう! 貼りたい部分をはさみやナイフで切り出し、水に浮かせます(5秒~10秒程度)。水から引き上げて一呼吸置くと透明フィルム部分が台紙上を滑るようになります。 コツは長く水に入れ過ぎないことと水から引き上げた後ヌルヌルと台紙上を滑るようになるまで慌てずに待つ(10秒~30秒程度)ことです。水の中で台紙とフィルムを分離させてはいけません。


透明フィルム部分が台紙上を滑らない時は、水に再度入れるのではなく、もう一呼吸待ってください。台紙が吸水した水分で接着層がとろりととろけてきます。 手で持てないような小さなマークの時は、ピンセットや綿棒を器用に使ってください。 私(長谷)は器用ではありません。


MD-5000i(ボンダイブルー)の筐体上に貼ってみました。 片側を指や濡れた綿棒で押さえて台紙を滑らせながら貼り付けます。


長い白い文字列を貼ります。 フォークのようなものを使うと水から引き上げるのに便利です。


左手で透明フィルムの端を固定し、右手で台紙をまっすぐに引きます。なるべく気泡が入らないように台紙は対象物に触れたまま引きます。


かどで台紙を引く角度も回転させます。 極限まで薄く、尚且つ強靭で柔軟なフィルム層により長い文字やマークも曲面にもなじみながら綺麗に貼れます。


外回りの余分な水分は乾いた綿棒で吸水します。位置決めや小さなしわ、マーク内側の余分な水分や気泡の除去などは濡れた綿棒や細い筆を使いながら接着層が固化する前に整えます。大きなマークや長いマークを移動させるときは、スポイトなどで数か所水をたらしマークが移動しやすいようにします。移動後は余分な水分を吸水します。


乾燥すると透明フィルムの多少のヨレやしわは自然に消滅します。


もっと貼ってみましょう。


白い文字列です。今度は右手で透明フィルムの端を固定し、左手で台紙をまっすぐに引いています。


なるべく気泡が入らないように台紙は対象物に触れたまま引きます。


赤い文字列です。


外回りの余分な水分は乾いた綿棒で吸水します。位置決めや小さなしわ、マーク内側の余分な水分や気泡の除去などは濡れた綿棒を使いながら接着層が固化する前に整えます。大きなマークや長いマークを移動させるときは、スポイトなどで数か所水をたらしマークが移動しやすいようにします。移動後は余分な水分を吸水します。


黄色の文字列です。


調子に乗って、どんどん貼りましょう。


調子に乗って、このようにフィルムを浮かせてはいけません。気泡が入りやすくなります。


メタリックシルバーの文字列です。


メタリックシルバーは光を反射しますので、白文字とは一味違う出来栄えとなります。MD-5000の筐体プラスチック最上部はざらつきのある梨地仕上げになっています。貼り付け直後はフィルム部分が目立ちますが、乾燥すると驚きの仕上がりになります(このページの最後に掲載しています)。


メタリックゴールドです。左手で透明フィルムの端を押さえて、右手で台紙を引きます。


右手で引く台紙は対象物に密着させています。


するするすると台紙を引きます。メタリックゴールドメタリックシルバー同様に光を反射しますので、模型用デカールなどで自動車のエンブレムや金属製の案内板など輝きのある印刷が必要な時にはかかせないインクです。


外回りの余分な水分は乾いた綿棒で吸水します。位置決めや小さなしわ、マーク内側の余分な水分や気泡の除去などは濡れた綿棒や細い筆を使いながら接着層が固化する前に整えます。大きなマークや長いマークを移動させるときは、スポイトなどで数か所水をたらしマークが移動しやすいようにします。移動後は余分な水分を吸水します。


しつこく白文字です。


するするすると台紙を引きます。


いっぱい貼りました。 室温や湿度にもよりますが、30分~3時間程度で接着層は乾燥固化します。


乾燥が進むと、極めて薄い接着層と柔軟性のあるフィルム層が一体となり小さなしわなどはほとんど目立たなくなります。 Mr.マークセッターやMr.マークソフターなどのデカール軟化剤との相性も良いようにシート開発を行いましたが、それらをほとんど使う必要もないほどです。 貼り付け後に細部で浮きなどが気になった場合は、Mr.マークソフターを少量お使いください。


象のロケットクリアデカールシートの真骨頂! MD-5000の筐体プラスチック最上部はざらつきのある梨地仕上げとなっていますが、接着層と柔軟性のある極薄フィルム層が一体となりプラスチックのざらつき感までもデカール表面に再現します。 まるでざらついたプラスチック表面に直接印刷したかのようなできばえです。 写真ではデカール軟化剤も使用していません。


ラッカー系のクリアー(光沢)を吹きました。 対象物への固着強度が上がり、透明フィルム部分が目立たなくなります。 ラッカー系の他、水性クリアーやウレタンコーティングなど各種コーティング塗装剤との相性も良く、まるで対象物に直接印刷したかのような仕上がりにすることも可能です。 研ぎ出し(削り出し)作業も安心して行えます。


拡大写真です。

印刷の様子や、シートの特長、ご購入に関しましてはこちらをご覧ください。→ 象のロケット クリアデカールシート Z-CDCA4 A4サイズ(水転写式デカール/透明)
模型などへの使用例です。→鉄道模型Nゲージ
ネイルへの使用例です。→ネイルシールを自作! 簡単ネイルアート!

(象のロケット 技術センター)