モーツァルト ≪魔笛≫ METライブビューイング 2017-2018


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モーツァルト ≪魔笛≫ METライブビューイング 2017-2018
(C)Marty Sohl/Metropolitan Opera
配給:松竹
2017年製作 米  (225(休憩1回) min)

出演者:
ルネ・パーペ  ムソルグスキー ≪ボリス・ゴドゥノフ≫ METライブビューイング 2021-2022  ワーグナー ≪トリスタンとイゾルデ≫ 新演出 METライブビューイング 2016-2017  ヴェルディ ≪マクベス≫ METライブビューイング 2014-2015
マルクス・ヴェルバ
キャスリン・ルイック  モーツァルト ≪魔笛≫ METライブビューイング 2022-2023 第10作

ゴルダ・シュルツチャールズ・カストロノヴォクリスチャン・ヴァン・ホーン
あらすじ:王子タミーノは、夜の女王から悪魔ザラストロにさらわれた娘パミーナを助け出すよう頼まれる。 パミーナの肖像画を見て一目惚れしたタミーノは、女王から「魔法の笛」をもらい、鳥刺しのパパゲーノと共に救出に向かう。 しかし、ザラストロは「光の世界」を支配する徳の高い人物だった…。 METライブビューイング2017-2018シーズン第2作。 MET2017年10月14日公演のスクリーン上映。 ドイツ語(日本語字幕付き)。

指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:ジュリー・テイモア
音楽・ダンス-2017年 笑いたい-2017年 ストーリー展開のおもしろさ-2017年 マークをクリック!
夜の女王のアリア『復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』は、地獄の底から鳴り響くような鬼気迫るものでありながら、華やかなコロラトゥーラの超絶技巧に心を奪われます。 一方、鳥刺し男パパゲーノはユーモラスで、運命の女性パパゲーナとの恋物語に笑わせられます。 王子が数々の困難を乗り越えて恋しい姫を救出する、冒険ラブ・ストーリーです。

【「魔笛」について】
作曲者:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756〜1791年:オーストリア)
作曲年:1791年
台 本:ヨハン・エマーヌエル・シカネーダー(1751〜1812年:オーストリア)
構 成:全2幕
言 語:ドイツ語
初 演:1791年9月30日、ウィーン郊外、ヴィーデン劇場

≪『METライブビューイング2017-2018シーズン』シリーズ≫
ベッリーニ ≪ノルマ≫』
モーツァルト ≪魔笛≫』
トーマス・アデス ≪皆殺しの天使≫』
プッチーニ ≪トスカ≫』
ドニゼッティ ≪愛の妙薬≫』
プッチーニ ≪ラ・ボエーム≫』
ロッシーニ ≪セミラーミデ≫』
モーツァルト ≪コジ・ファン・トゥッテ≫』
ヴェルディ ≪ルイザ・ミラー≫』
マスネ ≪サンドリヨン≫〜シンデレラ〜』
<スタッフ厳選 超お薦め映画作品!>
★★★★
本作「魔笛」はモーツァルト最後のオペラ。謎の秘密結社「フリーメイソン」の儀式や思想が反映されているとか、「魔笛」を書いたからモーツァルトは殺されたのだとか、信じられないような噂まである。「フリーメイソン」がどんな団体なのか、「ボーイスカウト」や「ロータリークラブ」とどこが違うのか私には分からないが、確かにストーリーは謎めいている。しかし、先入観を捨て去れば、華やかで楽しい大人のメルヘンである。
 
王子タミーノは、夜の女王から悪魔ザラストロにさらわれた娘パミーナを助け出すよう頼まれる。パミーナの肖像画を見せられて一目惚れしたタミーノは、女王から「魔法の笛」をもらい、ノー天気な鳥刺しの男パパゲーノをお供に救出に向かう。しかし、実はザラストロは「光の世界」を支配する有徳者だった。パミーナと結ばれるために、タミーノは数々の試練を受けるのである。この試練が、「自由・平等・寛容」を標榜する団体「フリーメイソン」の奥義と関係があるのかもしれない。
 
一応、主役は王子タミーノ(チャールズ・カストロノヴォ:テノール)、ヒロインは王女パミーナ(ゴルダ・シュルツ:ソプラノ)で、若いカップルの恋物語&救出劇である。しかし、夜の女王(キャスリン・ルイック:コロラトゥーラ・ソプラノ)の存在感はあまりにも大きい。夜の女王のアリア『復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』は、娘パミーナに「あんたが極悪人ザラストロ(ルネ・パーペ:バス)を殺さないなら、もう親子の縁を切るわよ!」 と命令するヒステリックな歌詞なのだが、脳天突き抜けるほど高音(へ音)の超絶技巧が素晴らしすぎて「はいっ、何でも言うこと聞きます!」と、ひれ伏したくなる。1幕と2幕と合わせても十数分間しか登場しないのに、観客の心に魔法をかけて全て奪い去ってしまう。巨大な羽が広がる衣装は、まるで紅白歌合戦の小林幸子のようで貫禄十分。漆黒の女王様だ。

一方、鳥刺し(鳥捕獲業者)のパパゲーノ(マルクス・ヴェルバ:バリトン)は道化役。「俺は鳥刺し」と歌うアリアはユーモラスで、場の雰囲気が一気に和む。浅知恵のパパゲーノと彼の花嫁候補パパゲーナとのやり取りは可笑しくて、笑いどころだ。彼の存在感も大きくて、もう一人の主役と言えるだろう。

一応、舞台は古代エジプトらしいが無国籍風。遠い国から来たタミーノの衣装はモンゴルの騎馬民族風で、彼が大蛇に襲われる場面は中国の京劇のよう。ザラストロはイシスとオシリス(エジプトの神)に仕える神官。夜の女王はクレオパトラのイメージだろうか。パパゲーノの緑の衣装は中世ヨーロッパのメルヘン風だし、ウィーン少年合唱団のような少年たちはキリスト教の天使に見える。ただしメークが奇抜で、誰の顔もよく分からな〜い! 演出は「ライオンキング」を手掛けたジュリー・テイモア。黒子が操る動物は可愛くて面白い。舞台装置も衣裳も相当お金がかかっている。出演するのは名だたるスター歌手だし、「収益はとても製作費に満ち足りませんから寄付をお願いします。」と毎回言っているのも頷ける。指揮者はMETに君臨する音楽監督ジェイムズ・レヴァイン。オーケストラにも序曲から聴き惚れてしまう。

親離れの時期が来た世間知らずの王女と、旅に出て真の強さと徳を身に着ける王子の冒険ラブ・ストーリー。お薦め作品だ。
(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)
<作品評価システム>と<高度マッチングシステム> モーツァルト ≪魔笛≫ METライブビューイング 2017-2018/観た感想トラックバック:trackback (1)
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