『死者の身代金』:RANSOM FOR ADEAD MAN 約95分 1971年 監督:リチャード・アーヴィング コロンボ、人質なき誘拐事件に挑む!/女性弁護士VSコロンボ <自作自演の誘拐殺人劇を演じる女性弁護士、事件は迷宮入りになるのか?> 好評だった前回を受けて、シリーズ化を前提に製作されたパイロット版。名声を財産目当てで後妻に入った女性弁護士のレスリーは、夫から離婚を切り出され殺害に及ぶ。そして状況を巧みにあやつり、夫を誘拐された悲劇の妻を演じきり、全く証拠を残さない。だが、何事にも冷静すぎるレスリーにコロンボは疑問を抱くのだった・・・。犯人役は「探偵物語」のリー・グラント。グラントは本作でエミー賞主演女優賞にノミネートされた。「死者の身代金」がその後に続く「刑事コロンボ」シリーズのキャラクターを決定づけた。