『構想の死角』:MURDER BY THE BOOK 約76分 1971年 監督:スティーブン・スピルバーグ コロンボ、死体なき殺人事件に挑む!/スティーヴン・スピルバーグ監督作品! <推理作家がロスのオフィスで殺された、しかし殺人現場は遠く離れた別荘であった!?> シリーズ化第1作。この後10年間続くことになる。ベストセラー推理作家コンビのフェリスとフランクリンはコンビを解消することになった。だがコンビとは名ばかりで、外交担当のみで1行も書いていなかったフランクリンはフェリスに保険を掛け殺害する。そして彼の推理作家として組み立てていた傑作トリックに挑むのが、刑事コロンボであった…。犯人役には「アイガー・サンクション」のジャック・キャシディ。そして監督には当時まだ無名のTV監督だった、スティーヴン・スピルバーグ青年。ファンには楽屋落ちも楽しい作品。
『指輪の爪あと』:DEATH LENDS A HAND 約76分 1971年 監督:バーナード・コワルスキー コロンボ、探偵の犯罪に挑む!/探偵社社長VSコロンボ <被害者の頬の傷はなぜ付いたか?コロンボと同じ犯罪捜査のプロと対決!果たして証拠は掴めるのか?> ブリマーは探偵社社長。新聞社社長のケニカットから妻のレノアの浮気調査を依頼される。浮気に事実があるにもかかわらずケニカットに嘘の報告をし、レノアを脅迫する。だが、拒否されたため思わず殴り殺してしまう。ブリマーと共同で捜査することになったコロンボは、ブリマーが犯人と睨むが、状況証拠ばかりで確証が得られない。そこでコロンボはブリマーに罠を仕掛けるが…。犯人役にテレビシリーズ「アイ・スパイ」のロバート・カルプ。共演に「失われた週末」でオスカーを得た名優レイ・ミランド。凝った画面作りと、犯人を執拗に追い詰めるコロンボの姿が印象的な一編。