刑事コロンボ 完全版20


★★★★★
[ストーリー]

作品を観た感想 (2)

監督:ロバート・ダグラス
出演者:
ピーター・フォーク 刑事コロンボ 完全版3 刑事コロンボ 完全版4 刑事コロンボ 完全版21 刑事コロンボ 完全版8

ジョイス・ヴァン・パッテン 刑事コロンボ 完全版14 きっと ここが帰る場所

セオドア・バイケル

サマンサ・エッガーセレスト・ホルムケネス・マース

あらすじ:
『黄金のバックル』 『殺しの序曲』 前半で犯人の犯行を予め見せて、後半でコロンボが謎を解いていくという独特のスタイル、ピーター・フォーク演ずるコロンボの強烈な個性で1972年に日本でTV放映が始まって以来、根強い人気を誇る本格的推理サスペンスシリーズVol.20。

『黄金のバックル』:OLD FASHIONED MURDER
76分 1976年 監督:ロバート・ダグラス
古風すぎる性格、大胆すぎる犯行。
<美術館内の殺人。 名門一族の暗い過去。 レディたちの誇りと保身。 古典ミステリー的シチュエーションで描かれる、女たちのドラマ。>

美術館長=名犯人を格調高く演ずるのは、ピーター・フォークの演劇仲間、ジョイス・ヴァン・パッテン・・・というより本シリーズファンなら、「逆転の構図」でコロンボ氏にもっといいコートを恵もうとした、あの親切なシスターとしてのほうが有名。 彼女の「格調」をブッ壊す、「気絶常習」の姉を演じているセレステ・ホルムは、「紳士協定」でアカデミー賞助演賞を受賞している、本格演技派。 自身がそうだったように、主役にはあまり縁のない、しかし実力派たちへの「コロンボ氏」の暖かいまなざしが感じられる一編ではある。 全体のトーンをどちらかといえば「クラシック」に徹し、意外な外見の手掛りにまとめ、「謎とき」ミステリー気分、満点!

『殺しの序曲』:THE BYE-BYE SKY HIGH I.Q. MURDER CASE
約73分 1977年 監督:サム・ワナメーカー
IQがどうした、捜査は仕事だ!
<高IQ人・・・天才たちの親睦クラブでの、手の込んだ「メカ利用」殺人。 コロンボ氏は天才か凡人か?警部IQクイズにも挑戦!>

「名犯人」に「眼下の敵」や「手錠のままの脱獄」などの、大物バイプレーヤー、セオドア・バイケル! 映画好きにはたまらない渋さで、前回あたりからのこのシリーズの、これはキャスティング的な傾向。 この犯人の浪費癖の妻が、ウィリアム・ワイラー監督の名作「コレクター」のサマンサ・エッガーなのも、同様なキャスティングの妙。 彼女は「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」では、ワトソン博士の妻を演じており、この時の「ホームズ」が、実は後に本シリーズで「名犯人」に…! さらにいえば、チョイ役の「態度のワルーい、ウエイトレス」にもご注目。 「あの名犯人」の娘が彼女でして…。

≪刑事コロンボ 完全版≫シリーズ
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1976年製作 米 (149 min)
原題:COLUMBO

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