(C)2016 Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion GmbH
DVD \3,800(税抜)2017/11/25発売:新日本映画社/販売:紀伊國屋書店
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2016年製作 オーストリア・独・スイス (94 min)
監督:ニコラウス・ゲイハルター
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あらすじ:古代から現在まで、人類は様々な建造物を築いてきました。 遺跡は保存され、観光名所の歴史的建築物には定期的な補修工事が行われ、都市部ではビルの建て替えが進んでいます。 一方、様々な理由で閉鎖された遊園地やホール、病院、教会、炭坑街、店舗など、荒れ放題となっている建築施設も存在します。 撮影期間4年、世界70ヵ所以上にも及ぶ“廃墟”にカメラを向けたドキュメンタリー。 ≪そうして、人類(ホモ・サピエンス)の時代は終わりました。≫
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人っ子一人登場しません。 言葉も字幕も音楽もありません。 カメラも動きません。 聞こえてくるのは水の音、鳥のさえずり、虫の羽音だけ。 簡単には自然に還らない施設を作り続ける人類が、地球にとってこの上なく迷惑な存在であることは間違いないでしょう。 昨今は、長崎の「軍艦島」で有名な炭鉱や鉱山、要塞の跡地、閉鎖されたレジャーランド等を訪れる“廃墟ツアー”が人気なのだとか。 かつての賑わいが嘘のように静まり返った廃墟は異様な存在感を放ち、まるで猿の惑星で人類の遺跡を見つけた時のようなショックに打ちのめされます。
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