孤狼の血 LEVEL2 : 象のロケット≪映画DVD総合ナビゲーター≫

孤狼の血 LEVEL2

≪便利な機能≫　　　＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞
2系統の＜作品評価システム＞と、一つの作品と類似性の高い作品群を抽出する独自のシステムです。
ならばこの新作、ならばこの作品、「感動」「笑い」各項目別人気作品、監督・出演者別人気作品などで大活躍！

白・金銀印刷ができる!

高耐候性能で色褪せない!
ラジコン模型用
クリアデカール販売中！

ぴったり　公開新作　超人気　項目別　トップ

(4)

2021年製作日　（139 min）

監督：白石和彌　凶悪　日本で一番悪い奴ら　孤狼の血　ひとよ
出演者：
松坂桃李　雪の花 ―ともに在りて― 公　キセキ -あの日のソビト- 　流浪の月　ツナグ
鈴木亮平　花まんま公　ふたたび SWING ME AGAIN 　劇場版 TOKYO MER 走る緊急救命室　エゴイスト
村上虹郎　二度めの夏、二度と会えない君　 “隠れビッチ”やってました。　楽園　ナミヤ雑貨店の奇蹟

西野七瀬、斎藤工、中村梅雀、滝藤賢一

あらすじ：平成3年、広島。　3年前に殉職した刑事・大上の遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一は、暴力団抗争の手打ちを裏で仕切り、今やマル暴の顔となっていた。　しかし、五十子会上林組の組長・上林成浩が出所した早々に五十子会長殺しの仇を取ろうと動き始め、日岡も窮地に追い込まれてゆく…。　クライム・サスペンス第2弾。　R-15　≪ここでは、闘うヤツしか生きられない。≫

原作：柚月裕子

マークをクリック！

ヤクザと対峙しても引けを取らぬマル暴となった日岡が作り上げた広島の治安が、上林の登場によって崩れてゆきます。　その手口は残忍で、ヤクザのレベルを超えた猟奇的なもの。　組同士の抗争が、やがて男2人の対決へ。　壊滅状態となった夜の街で、血みどろの死闘が繰り広げられる任侠アクションです。

≪孤狼の血≫シリーズ
『孤狼の血』、『孤狼の血 LEVEL2』

＜スタッフ厳選超お薦め映画作品！＞
★★★★

ヤクザの世界も今や法令順守、経済優先。パッと見ビジネスマン風のスマートなヤクザも増えている。しかし、そんなヤサ男が登場するヤクザ映画なんかつまらん！　背中いっぱいに広がる刺青や派手なドンパチがなくっちゃ見た気がしない、って方々は、前作「弧狼の血」でカタルシスを感じられたことだろう。本作はその続編である。

前作で殉職した伝説のマル暴刑事・大上（役所広司）の下についていた、若手刑事・日岡秀一（松坂桃李）が今回の主人公。新人警官の顔は消え、今や押しも押されぬ裏社会の仕切り屋。睨みを利かせ時に荒くれ男たちを威嚇する様子は、若頭になったばかりのヤクザのよう。大上の後継者となったプレッシャーで無理しているのか、それともヤクザ社会にどっぷり浸かってしまったせいなのか、または警察上層部の弱みを握っている自信からか、誰に対してもめっぽう態度がデカい。敵対する組同士の仲を取り持つのも、小さな事件を丸く収めるのも、地元の治安維持という建前があるからこそ出来ること。しかしすべてが日岡の思い通りとはならず、足をすくわれる事態となる。

一方、日岡を目の敵にする男が、7年の刑期を終え出所した。五十子会上林組の組長・上林成浩（鈴木亮平）。上林は故五十子会長殺しの仇を取ろうとしていたが、それだけでなく目を付けた者を次々と情け容赦なく殺していく。それが眼を逸らしたくなるほどエグい。残忍で執念深く猟奇的な、時折何かに憑かれたような表情を見せる上林は、もはや義理人情や利益優先で動くヤクザではなく猟奇殺人者。殺人現場はホラー映画のようだ。

日岡のオンナはスタンドバーのママ真緒（西野七瀬）。彼女の弟チンタ（村上虹郎）は、兄のように慕う日岡にスパイとして利用され窮地に追い込まれる。チンタは上林同様、出自で苦労してきたが、若いだけに未来に希望を持っている。そのささやかな希望に、日岡からも上林からも付け込まれてしまうのが悲しい。

日岡役の松坂桃李と上林役の鈴木亮平が、これまでにない役柄で凄みを見せていて、並々ならぬ意気込みが感じられる。前作から3年後の平成3年という時代設定だが、前作とはだいぶカラーが違う。それでも、裏社会と警察社会の構造、人間の情というものには、大きな変化はないのだと思わされる。果たして、3人の男たちはどう潰し合い、どう生き抜いていくのか？　組同士の抗争で壊滅状態となった夜の街で、男2人の血みどろの死闘が繰り広げられる任侠アクション。お薦め作品だ。

（象のロケット映画・ビデオ部　並木）

＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞

(4)