【推しの子】-The Final Act- : 象のロケット≪映画DVD総合ナビゲーター≫

【推しの子】-The Final Act-

映画DVD総合ナビゲーター

≪便利な機能≫　　　人気作品ぴったり検索
* 感動したい！　笑いたい！　人気の作品を簡単検索！　　* 前回の検索条件を自動表示！
* 劇場公開予定作品、公開中の作品、更に、DVDレンタル予定作品からレンタル中の作品まで、簡単検索！

ぴったり　公開新作　超人気　項目別　トップ

【推しの子】-The Final Act-／観た感想トラックバック:trackback

(1)

4/18リリース

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・東映　(c)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会
2025/4/18リリース

2024年製作日　（129 min）

監督：スミス、松本花奈
出演者：
櫻井海音　お嬢と番犬くん公　僕らは人生で一回だけ魔法が使える公　バジーノイズ　嘘喰い
齋藤飛鳥　映像研には手を出すな！　映画マイホームヒーロー　あの頃、君を追いかけた　サイドバイサイド隣にいる人
齊藤なぎさ　恋を知らない僕たちは　あたしの！　交換ウソ日記

原菜乃華、茅島みずき、あの、二宮和也

あらすじ：アイドルグループ「B小町」のメンバー、星野アイの隠し子として生まれた双子のアクアとルビー。　兄アクアの前世はアイの主治医・雨宮吾郎（ゴロー）、妹ルビーの前世はゴローの患者さりなで、2人ともアイのファンだった。　数年後、アイの前に熱狂的なストーカーが現れる。　…10数年後、アクアは俳優に、ルビーはアイドルになり、元・天才子役の女優・有馬かな、人気インフルエンサーMEMちょと一緒に、3人組の新生「B小町」を結成。　アクアは、ストーカーを操った黒幕への復讐を決意していた…。　人気コミックの実写劇場版。

原作：赤坂アカ×横槍メンゴ『【推しの子】』
エンディング曲：B小町『SHINING SONG』

マークをクリック！

生まれ変わりや前世の記憶など、スピリチュアルな要素がありますが、ストーリー自体は非常に現代的で、芸能界の舞台裏や、昨今の社会問題が盛り込まれています。　【推し】の「嘘」なんて気にしない、目の前でスターが輝く姿だけが真実だと思えてくる、サスペンス・ドラマです。

＜スタッフ厳選超お薦め映画作品！＞
★★★★★
アイドルグループの中で自分が一番支持するメンバーのことを「推し（推しメン）」と言い、「推し活」とはコンサートに行ったりグッズを買ったりすることで「推し」を応援するファンの活動。誰でも普段に使えそうな便利な「推し活」グッズも多数販売されており、「推し」マーケットは大盛況。実際には遠い存在だと分かっていても、コンサートや握手会に行けば確実に会えるし、グッズを買えば「推し」の応援になる。全国ツアーの追っかけや、ファン同士の交流も楽しい。「アイドル」や「推し」は、ファンに夢や希望、生きがいを与えてくれる貴重な存在なのだ。

さて、本作の原作は人気コミックで、既にアニメ化もされている。今回の実写劇場版は、最近増えている配信ドラマの続きを描く劇場版。本編冒頭に結構な時間を割いての説明はあるが、原作やアニメ版をご存じない方は、なるべくドラマ版を見た後で劇場へ行かれた方が良いと思う。

●●●●●【劇場版の前までのお話】
宮崎県の医師・雨宮吾郎（成田凌）と、彼の患者・天童寺さりな（稲垣来泉）は、前世の記憶を持ったまま、アイドルグループ「B小町」のアイ（齋藤飛鳥）が極秘出産した双子として生まれ変わる（双子の父親は劇場版で登場）。アイは苺プロダクションの社長・斉藤壱護（吉田鋼太郎）の妻ミヤコ（倉科カナ）に子育てを助けてもらいながら、アイドル活動を続けていた。数年後の東京ドーム公演当日、アイの新居にストーカーが現れ悲劇が起こる。　…10数年後、双子は高校生に成長。医師・吾郎が転生した兄・星野アクア（櫻井海音）は俳優になり、女優・黒川あかね（茅島みずき）と便宜上の交際宣言をする。一方、患者さりなが転生した妹ルビー（齊藤なぎさ）は、元・天才子役の女優・有馬かな、人気インフルエンサーMEMちょと一緒に、3人組のアイドルグループ新生「B小町」を結成。兄妹は互いの前世を知らないが、それぞれ、自分たちの幸せを奪った真犯人への復讐を心に誓っていた。
（ここまでがドラマ版のおおまかなあらすじ）●●●●●

吾郎、さりな、アイの接点が、神話の地・宮崎県高千穂町ということで、原作の聖地となっているらしい。更に、転生（生まれ変わり）、前世の記憶など、スピリチュアルな要素が多々あるのだが、ストーリー自体は非常に現代的。アイドルの恋愛・出産・休業・引退、人気子役の成長過程での悩み、隠し子騒動、枕営業騒動、ストーカー犯罪、SNSによる誹謗中傷、インフルエンサーの影響力、DNAによる親子鑑定、スキャンダル発生時の裏取引、仕事獲得時の裏取引、原作者と脚本家の衝突、撮影時のトラブル等、芸能界の舞台裏や、昨今の社会問題が散りばめられた内容である。出演者も、かな役の原菜乃華、漫画家役の安達祐実、志田未来は子役出身、アイ役の齋藤飛鳥とルビー役の齊藤なぎさ、MEMちょ役のあのはアイドルグループの元メンバーで、敢えての配役だろう。

役者の演技はベテランから若手まで、みな素晴らしかった。特に、伝説のアイドルで双子の母アイを演じた齋藤飛鳥の存在感はさすがで、アイが「嘘」と「愛」について語るシーンは印象的だった。劇中劇や本編中で芸能人が葛藤しながら成長していく様子は、演じている若手俳優たちが芸能界で頑張っている姿と重なって見えてきて、応援したくなる。謎解きやサスペンス要素も強いストーリー展開で、【推し】がいる方もいない方も楽しめる、芸能界の青春ドラマ。お薦め作品だ。

（象のロケット映画・ビデオ部　並木）

＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞

(1)