ザ・レイド : 象のロケット≪映画DVD総合ナビゲーター≫

ザ・レイド

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原題：THE RAID: REDEMPTION

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(C)MMXI PT.MERANTAU FILMS
DVD \3,800(税抜)2013/1/11発売：角川書店

2011年製作インドネシア　（102 min）

監督：ギャレス・エヴァンス　ザ・レイド GOKUDO アンレイテッド
出演者：
イコ・ウワイス　ザ・レイド GOKUDO アンレイテッド　マイル22 　スカイライン -奪還- 　G.I.ジョー漆黒のスネークアイズ
ヤヤン・ルヒアン　ザ・レイド GOKUDO アンレイテッド　スカイライン -奪還- 　スカイライン -逆襲- 　極道大戦争
ジョー・タスリム　スター・トレック BEYOND 　モータルコンバット

ドニ・アラムシャ、レイ・サヘタピー、ピエール・グルノ、テガール・サトリヤ

あらすじ：インドネシア・ジャカルタのスラム街。　麻薬王タマ・リヤディが支配する30階建ての高層ビルは、ギャング、殺し屋、ドラッグの売人たちのアジトだった。　強制捜査に入ったジャカルタ警察のSWATチームは、タマを逮捕するため、悪の巣窟たるビルの奇襲計画を実行に移す。　だが突入計画はタマに全て筒抜けだった。　20人のSWATと無数のギャングとの激しい闘いが勃発するのだが…。　アクション・ドラマ。　R-15

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激しい銃撃戦の後は、短剣そして素手で勝負の肉弾戦。　プンチャック・シラット、空手、柔道、ムエタイなど、様々な東洋武術をミックスした複雑な格闘スタイルを、武術家や武術振付師（コリオグラファー）でもある俳優が演じていています。　躍動感あふれるノンストップ・アクションが堪能できます！！！

【プンチャック・シラットについて】
インドネシアを中心とするムラユ（マレー）文化圏発祥のプンチャック・シラットは、1000年の歴史を持つ伝統武術。　精神力や集中力を養う「メンタル・スピリチュアル（気）」、危険から身を守る「護身術」、民族音楽に合わせて型を演じる「演武」、格闘競技「シラット」の4要素からなり、多数の流派がある。　素手・素足での攻撃や、短剣や籐の棒などの武器を使う技があり、身体全体を優雅に使うことも特徴のひとつ。　殺傷力を高めた軍隊式シラットは欧米の軍隊にも取り入れられており、シラットをベースにした護身術ローコンバットは、世界各地の特殊部隊、警察、ボディガードなどのセキュリティに携わる人々が習得している格闘技である。　（資料提供：角川映画）

≪「ザ・レイド」シリーズ≫
『ザ・レイド』、『ザ・レイド GOKUDO』

＜スタッフ厳選超お薦め映画作品！＞
★★★★★
ボクシングや柔道、カンフー、テコンドー、空手などの格闘技を題材にした作品では、みなさん、エキサイティングなシーンを楽しみにされるのではないだろうか？　武術の専門家が出演することも多い。戦いながら空を飛ぶCGアクションも華やかで面白いが、手に汗握るプロの真剣勝負も根強い人気がある。

本作はインドネシアの伝統武術“シラット”の格闘シーンを中心とした作品である。（シラットの詳細については象のロケットの解説を参照してください。）決死の覚悟で悪の巣窟に忍び込んだ警官たちが、いつ見つかってしまうのかとハラハラしながら、両者のファイト・シーンがいつ始まるかと固唾を飲んで見守る。まずは激しい銃撃戦。その後、短剣そして素手で勝負の肉弾戦へと続くノンストップ・アクションだ。

もうすぐ父親になるという若き警官ラマ（イコ・ウワイス：29歳：専門・プンチャック・シラット）が主人公で、巡査部長ジャカ（ジョー・タスリム：31歳：専門・柔道）たち警官20人が、麻薬王リヤディ（レイ・サヘタピー：55歳）の部下であるマッド・ドッグ（ヤヤン・ルヒアン：44歳：専門・格闘技全般）、アンディ（ドニ・アラムシャ：34歳：専門・格闘技全般）らジャカルタの荒くれ男たちと死闘を繰り広げる。

シラット、空手、柔道、ムエタイなど、様々なマーシャルアーツ（東洋武術）をミックスした複雑な格闘スタイルを、格闘家、武術振付師（コリオグラファー）、スタントマン等でもある俳優たちが演じていている。彼らは、“魅せる”格闘シーンのために、振付をかなりアレンジしたらしい。見ている側には本当に骨が折れているとしか思えないし、絶妙な間で技が決まっている。

　
椅子に座ってスクリーンを見ているだけなのに、手をきつく握りしめた私の身体は、だんだん痛くなってくる。2、3発、軽く銃弾を浴びた後、顔や腹、背中が殴られ、蹴られ、刺され、全身が傷だらけ、血だらけになってしまったような感覚に陥った。クッタクタ、フラフラになって試写室を後にし、しばらく興奮が治まらなかった。別途料金で椅子が振動する一般の映画館もあるが、何もしなくても体感型アクションが楽しめるという、いやはやすごい映画だ！

武術での格闘シーンの多い映画として、最近では「イップ・マン葉門」「チョコレート・ファイター」などが面白いと思ったが、本作も引けを取らない。ちなみに続編やハリウッドリメイクも決定しているという。カッコイイ男たちの若さと躍動感にあふれた真剣勝負が堪能できる、お薦め作品だ。

（象のロケット映画・ビデオ部　並木）

＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞

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