ゴジラxコング新たなる帝国 : 象のロケット≪映画DVD総合ナビゲーター≫

ゴジラxコング新たなる帝国

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原題：GODZILLA X KONG:THE NEW EMPIRE

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4月26日より全国公開中

2024年製作米　（117 min）

監督：アダム・ウィンガード　ザ・ゲスト　サプライズ　ゴジラvsコング　ブレア・ウィッチ
出演者：
レベッカ・ホール　暮れ逢い　ザ・タウン　ザ・ギフト　フロスト×ニクソン
ブライアン・タイリー・ヘンリー　ゴジラvsコング　ビール・ストリートの恋人たち　エターナルズ
ダン・スティーヴンス　ザ・ゲスト　ブライズ・スピリット夫をシェアしたくはありません！　野性の呼び声　美女と野獣

カイリー・ホットル、アレックス・ファーンズ、レイチェル・ハウス、ファラ・チェン

あらすじ：怪獣と人類が共生する世界で、未確認生物特務機関:モナークが察知した異常なシグナル。　交錯する<地上世界/ゴジラテリトリー>と<地下空洞/コングテリトリー>。　ついに一線を越えるゴジラとコングの激突のその先には、我々人類が知る由もなかった未知なる脅威が待ち構えていた…。　SF怪獣アクション第2弾。　≪世界は今、目撃する。≫

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未知なる脅威を解明するため、地下空洞へ向かうアイリーンたち。　無言の会話が飛び交う新たなる世界の構築を、圧倒的なスケールで描きます。

≪ゴジラ・コング≫シリーズ
『ゴジラvsコング』、『ゴジラxコング新たなる帝国』

＜スタッフ厳選超お薦め映画作品！＞
★★★★★
邦画「ゴジラ-1.0」の感動がまだ冷めやらぬところだが、またハリウッド版ゴジラがやってきた！　ホームページにもストーリーの掲載がないので、あらすじには極力触れずにご紹介することにする。

アイリーン（レベッカ・ホール）は、国際的な未確認生物特殊機関モナークで、怪獣の調査・研究をしている人類言語学者。　彼女は、髑髏島の先住民イーウィス族の唯一の生存者である耳が聞こえない少女ジア（カイリー・ホットル）を養女にして2人で暮らしている。手話でしか会話できないジアは、学校に馴染めず疎外感を感じていた。

ある日、モナークが未知の信号を感知する。非常事態と思われるが、怪獣が現れる兆候は見られず、原因が分からない。アイリーンとジア、大怪獣の動画配信をしている陰謀論者バーニー（ブライアン・タイリー・ヘンリー）、モナークの獣医トラッパー（ダン・スティーヴンス）らは、地下の世界へ向かう。今回もジアが大活躍で、彼女は多くの相手と無言の言葉を交わし、自らの役割を果たす。

一方、コングは、人間のいない美しい空間で平和に暮らしていた。動物はたくさん生息しているが、コングの仲間はいない。立ち向かってくる敵と闘う場面では、彼らの動きと表情から、無言の会話が聞こえてくるよう。私には極道がお決まりのセリフを吐きながら対峙しているみたいに見えて笑ってしまった。皆さんにはどう聞こえるだろうか？

その頃、ゴジラは相変わらず孤独に海を徘徊していた。ユーモラスな類人猿のコングと違って、ゴジラは眉間にしわを寄せ（？）ニコリともせず厳しい表情。ゴジラは何かを感知しているが、それが何なのかまでは分からずにいる。敵が近づいているのか？　いつやってくるのか？　危険を察知して、ゴジラはエネルギーをチャージしている。

コングとゴジラは「ここで会ったが百年目！　いざ尋常に勝負！」みたいなノリで、会えば常に殴り合ってしまう「仲」。ひょっとしたら彼らはテレパシーで会話できるのかもしれないが、問答無用で闘ってしまう。この時も、無言の会話が全部聞こえるような気がして笑った。

そして、モスラがいた！　羽を伸ばす姿は優雅で、慈愛に満ちた表情をしているようにも見え、まさに怪獣の女王。コングが関西の極道なら、ゴジラは関東の極道、モスラは世界統一極道の姐さんだろうか。いやいや、あまり変な先入観は付けないでおこう。

デカくて強くて恐ろしい奴や小さくて弱くて可愛い奴がいる集団、さらに、もう一つ想定外の集団が登場する。異種間で無言の会話が飛び交い、激突！　孤独と孤高、敵と味方、家族と仲間、支配と隷属…。どこの世界でも起こりうる争いも見えてくる。＜地上世界／ゴジラテリトリー＞と＜地下空洞／コングテリトリー＞が交錯し、圧倒的なスケールで新たなる戦いを描く怪獣アクション。お薦め作品だ。

（象のロケット映画・ビデオ部　並木）

＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞