セデック・バレ
第一部:太陽旗
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原題:WARRIORS OF THE RAINBOW I:SUN FLAG
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(C)Copyright 2011 Central Motion Picture Corporation & ARS Film Production
DVD \5,800
(税抜)2013/10/31発売:マクザム、太秦/販売:マクザム
2011年製作 台湾 (144 min)
監督:
ウェイ・ダーション
セデック・バレ
第二部:虹の橋
海角七号
君想う、国境の南
52Hzのラヴソング
出演者:
リン・チンタイ
セデック・バレ
第二部:虹の橋
52Hzのラヴソング
ダーチン
セデック・バレ
第二部:虹の橋
悲しみより、もっと悲しい物語
安藤政信
イノセントワールド
RED SHADOW 赤影参上
千夜、一夜
69
マー・ジーシアン
、
ビビアン・スー
、
木村祐一
あらすじ:
台湾中部・山岳地帯。 台湾先住民であるセデック族マヘボ集落の青年モーナ・ルダオは、頭目の息子として村の内外に勇名をとどろかせていた。 1895年、日清戦争で中国・清が敗れると、モーナたちが住む山奥にまで日本軍がやって来て、先住民(蕃人:ばんじん)は、過酷な労働と服従を強いられるようになった。 …それから35年後の1930年、部族の若者が日本人警察官と衝突してしまう…。 「霧社事件(むしゃじけん)」に基づく歴史ドラマ第一部。
アカデミー賞外国語映画賞台湾代表、台湾金馬奨グランプリ・助演男優賞・オリジナル音楽賞・音響効果賞・観客賞・最優秀台湾映画人賞、他受賞
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DVDやブルーレイでは、
『セデック・バレ
第二部:虹の橋
』
が同時収録されています。
独自の文化を守り平和に暮らしている人々にとって「近代化」は余計なお節介かもしれませんし、突然やって来たよそ者から「野蛮人」と呼ばれて差別され、服従を強いられることは耐え難いことです。 支配者が中国から日本に変わっても、過酷な生活に35年間じっと耐えていたセデック族が、ついに立ち上がり武装蜂起するまでを描きます。
【台湾先住民について】
中国語では「先住民」ではなく「原住民」という表記が正しく、現在の台湾(中華民国)憲法では「原住民族」と規定されている。 部族は多岐に別れ、言語や文化は部族ごとに異なっている。 入れ墨(顔や身体に彫るタトゥー)と、首狩り(出草:しゅっそう:首を落とす殺人方法)は、大人になるための通過儀礼的風習。 現在の台湾の国語は中国語で、50年間(1895年〜1945年)に渡る日本統治の影響から日本語を話せる人も多いが、原住民本来の言語はポリネシア系に近いと言われている。 17世紀からの中国・清朝統治下では、原住民は中国人(漢人)から“蕃人(野蛮人)”と呼ばれ、長い年月を経て漢化した部族と、独自の生活を守って暮らす部族があった。 日本統治下でも漢人と蕃人は区別されており、日本軍から過酷な労働を強いられることもあった。(資料提供:太秦)
<スタッフ厳選 超お薦め映画作品!>
★★★★★
本作は1930年(昭和5年)に日本統治下の台湾で起こった、先住民セデック族の抗日暴動「霧社事件(むしゃじけん)」を題材にした、第一部144分、第二部132分の超大作である。私はこの事件を学校で習った記憶がないし、台湾の先住民のことも知らなかったが、合計276分の授業(上映時間)で事件の概要が掴めた気がする。非常に中立的な目で描かれており、「日本人が台湾でひどいことをした」「台湾の先住民に大勢の日本人が殺された」ことを抜きにして語れないのは当然だが、メインテーマは「台湾先住民の誇り」である。
先住民問題は世界各地に存在する。先住民で良く知られているのが、アメリカのいわゆるインディアン、北極圏のエスキモー、オーストラリアのアボリジニ、ニュージーランドのマオリ、アフリカのマサイだ。日本でも古代に新しい支配者層から追い払われた先住民がいて、北へ行ったのが北海道のアイヌ民族や蝦夷(えみし)、南へ行ったのが沖縄のいわゆる琉球民族や熊襲(くまそ)、山岳地帯へ行ったのが謎の民サンカではないかという説があるが、詳細は不明である。
台湾にはもともとポリネシア系と推測される人々が住んでいて、多くの部族に分かれていた。ところが、16世紀半ばにポルトガルにその存在を知られてからは、オランダ、鄭氏(漢民族)、清朝(満州族)、そして日本と、常に外国の支配下に置かれることになった。長い間に混血も進んだだろうが、ずっと昔のままの文化を守って暮らしていた人々もいて、彼らは“蕃人(ばんじん:野蛮人)”と呼ばれて差別されていたのだ。台湾の国立故宮博物館の近くに原住民博物館(中国語では先住民を原住民と呼ぶ)があるそうなので、観光旅行の際にでも立ち寄られてはいかがだろうか。
山岳地帯に住む先住民の狩猟民族セデック族は、男女ともに顔に入れ墨をするのが大人の証であり、戦った相手の首を狩ることが男子の通過儀礼であった。それを見た外国人は驚いて、ただでさえ蔑んでいる被支配者層を野蛮人と呼んだのだろう。本作中にも日本人が「俺たちがお前たちを近代化してやったのだ」と言うシーンがあるが、文明開化が余計なお世話の場合もある。彼らはそれまで何も不自由は感じていなかったし、日本的な生活を強要されたせいで、独自の風習が守れなくなってしまったのだ。支配した国を自分たちの様式に染めるのは古代からの習いであるが、中途半端な近代化はかえって混乱をもたらしてしまう。
セデック蜂起軍のリーダー、モーナ・ルダオ役を始め、先住民の血を引く多くの人々が出演している。モーナの青年期を演じるハンサムなダーチンは、幼い頃から狩りなどの訓練を受けて育ったとのことで、武道家とは一味違う野性味を放っている。壮年期を演じるリン・チンタイは、部族の長で牧師でもあるという。その鋭い眼光からは尋常ではないカリスマ性が感じられ、目が離せない。
最後まで戦うことに乗り気でなかったモーナは、まるで大石内蔵助で、死を前提とした突入は、赤穂浪士の討ち入りのように見えた。第一部のサブタイトル「太陽旗」は日章旗・日の丸のことで、第二部のサブタイトル「虹の橋」は、先祖に恥じぬ生き方をした者だけが渡れる三途の川のようなものの意味である。「セデック・バレ」とは“真の人”という意味のセデック語(現在の台湾の国語は中国語)。命より誇りを重んじた台湾先住民の戦いが、今や多数の民族を内包した台湾全体の誇りとなっているように感じられる歴史アクション大作。お薦め作品だ。
(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)
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