リアル・スティール : 象のロケット≪映画DVD総合ナビゲーター≫

リアル・スティール

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模型・フィギュア製作

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原題：REAL STEEL

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(C)DreamWorks II Distribution Co., LLC.
DVD \3,800(税抜)2012/5/16発売・DVD&ブルーレイセット：ウォルトディズニースタジオジャパン

2011年製作米　（128 min）

監督：ショーン・レヴィ　フリー・ガイ　デッドプール＆ウルヴァリン近　ナイトミュージアムエジプト王の秘密　ナイトミュージアム
出演者：
ヒュー・ジャックマン　ヴァン・ヘルシング　 LOGAN／ローガン　プレステージ　プリズナーズ
ダコタ・ゴヨ
エヴァンジェリン・リリー　アントマン　アントマン&ワスプ　ホビット竜に奪われた王国　ハート・ロッカー

アンソニー・マッキー、ケヴィン・デュランド、カール・ユーン、オルガ・フォンダ

あらすじ：2020年のアメリカ。　ロボット格闘技のトレーナーで元ボクサーのチャーリーは、亡き元恋人が残した11歳の息子マックスを、現在の養父母の旅行中だけ預かることになった。　親権と引き換えに養父から金をせしめたチャーリーに反発するマックスだったが、ゴミ捨て場で見つけたスクラップ同然の旧式ロボットATOM（アトム）を試合に出場させるため、チャーリーに協力を求める…。　SFヒューマンドラマ。

原案：リチャード・マシスン『Steel』

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もはや生身の人間が闘う時代ではなく、リングに上がるのは高性能のロボットたちで、そのロボットもどんどん進化しています。　ATOMはボロボロで小さい上に、もともと格闘ロボットの練習相手をするためだけに造られたスパークリング・ロボット。　でも、スパークリング・ロボット特有のシャドー機能（模倣機能）のおかげで、人間の真似もできるのです。　まるで人間の言うことがわかるかのように可愛げに首を傾げるATOM。　果たして最新型ハイテクロボットに太刀打ちできるのでしょうか？　時代に仕事を奪われた男が、ボクサーとして、父親として、一世一代の勝負に出ます！

＜スタッフ厳選超お薦め映画作品！＞
★★★★★
本作の舞台は近未来2020年のアメリカ。リングの上で死闘を繰り広げるのは、もはや人間ではなく、高性能のエンタテインメント・ロボットだ。元ボクサーの中年男チャーリー（ジュー・ジャックマン）は、現在はロボット格闘技のトレーナー。11歳の息子マックス（ダコタ・ゴヨ）を夏の間だけ預かることになったのだが、マックスは父親への不信感でいっぱい。だが、そこは男の子、ロボットを見ると目を輝かせる。

マックスはゴミ捨て場から拾ってきたボロボロのロボットATOM（アトム）を試合に出場させようとチャーリーに協力を求め、二人は初めて頼り頼られる父と子としての感情を抱く。一緒に暮らさなければ知る機会もなかった父子の愛の葛藤が始まるのだ。

　
最新式ロボットと比べると、2014年製のATOMは旧式なのが一目瞭然。しかし妙に可愛げがある。『ロボジー』の“ニュー潮風”もそうだったが、どうも無機質なルックスより、レトロで愛嬌のあるルックスの方が好まれるようだ。親しみやすさを追求すれば、きっと将来『ターミネーター』レベルのロボットも登場するに違いない（殺人ロボットはごめんだが…）。本作では、まだロボットはプロレスのような柔軟性が必要な技を使えないが、そのうちフィギュアスケートでも柔道でも何でもOK。人間とロボットの見分けがつかない時代もやって来そうだ。ああ、ますます失業者が増えるではないか！

さて、格闘ロボットは相手を倒すための機能が充実しているので、効率よく技を使いこなしはするが、もちろん感情はない。ところが、まるでATOMはマックスへの愛情を持っているかのようにみえる。ATOMには独特のシャドー機能（模倣機能）があるので、ATOMがマックスを抱き上げて、二人が首を傾けて見つめ合うシーンは、『ET』で宇宙人と少年が人差し指同士をくっつけた時のように、胸がキューンとなった。旧式と言っても、現在より2年後の2014年の人工知能はかなり優れているはずだから、ひょっとして…！？

チャーリーは自分のボクサーとしての技をATOMに学習させるが、結局試合ではコンピュータで操作されたロボット同士の闘いとなる。相手は身長2.6m、体重574kg、スーパー・テンシル・チタニウム素材の最新型ハイテクロボット“ゼウス”。相手をクラッシュさせるピストン・パンチのスピードは驚異的で、人間業の比ではない。189cmのヒュー・ジャックマンとそう変わらない身長で鋼鉄素材のATOMが太刀打ちできるのか？

見た目の派手さや動きのダイナミックさだけなら、人間はロボットには敵わない。ロボット格闘技と人間のボクシングと、どちらが胸を熱くさせるか？　それは各人のお好みだ。しかしロボット同士の格闘だけなら、試合終盤であんなに私はATOMを応援しなかっただろう（この件の詳細は劇場でご確認を）。ロボットに仕事を奪われた男が、ラストではボクサーとして、父親として、一世一代の勝負に出る感動のSFヒューマンドラマ。お薦め作品だ。

（象のロケット映画・ビデオ部　並木）

＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞

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