花嫁はどこへ?


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10月4日より新宿ピカデリー他全国公開中
花嫁はどこへ?
(C)Aamir Khan Films LLP 2024
配給:松竹

花嫁はどこへ?/オフィシャルサイト

2024年製作 インド  (124 min)

監督:キラン・ラオ
出演者:
ニターンシー・ゴーエル
プラティバー・ランター
スパルシュ・シュリーワースタウ

ラヴィ・キシャンチャヤ・カダム
あらすじ:2001年、大安吉日のインド。 満員の列車には何組もの新婚カップルが乗り合わせており、花嫁は同じ赤いベールを頭からすっぽり被り顔が隠れている。 花婿ディーパクは自分の花嫁プールではなく、別の花婿プラディープの花嫁ジャヤを間違って自宅に連れ帰ってしまう。 ところがジャヤは違う名を名乗り、怪しげな行動を取る。 一方、駅に置き去りにされたプールは、ディーパクの住所や電話番号も分からず無一文で、駅のトイレで一夜を明かことに…。 社会派ドラマ。

アカデミー賞国際長編映画賞インド代表。 原案:ビプラブ・ゴスワミ 製作:アーミル・カーン
ストーリー展開のおもしろさ-2024年 感動-2024年 笑いたい-2024年 ほのぼの-2024年 音楽・ダンス-2024年 マークをクリック!
嫁ぎ先の連絡先も分からず、警察も当てにならない。 果たして、花嫁は花婿と再会できるのでしょうか? 取り違え事件をきっかけに人生観が変わってしまう、ハートウォーミング・ストーリーです。
<スタッフ厳選 超お薦め映画作品!>
★★★★

 
多数の宗教が存在し、カースト制(4種類の身分区分ヴァルナと2000以上の職業区分ジャーティ)が残るインドでは、家格が釣り合う相手との見合い結婚が主流。結婚式当日が初対面ということも多いのだとか。結婚の際、花嫁側が花婿側にダウリー(持参金)を渡す習慣もあり、金額が少ないと婚家でいじめを受けたり、中には殺人にまで発展することもあるので、花嫁側の負担は大きい。カースト制もダウリーも法律で禁止されているが、なくならない。また、「パルダー」という女性がベールを目深に被る風習もある。目上の相手に敬意を払い視線を合わせないよう、つまり外部の男性の目に女性を触れさせないよう隔離するのが目的だ。
 
さて、2001年、大安吉日のインド。カーストやダウリーの事情を踏まえ、めでたく結婚式を挙げた新婚カップルが、満員の列車に幾組も乗り合わせていた。花婿ディーパク(スパルシュ・シュリーワースタウ)は、自分の花嫁プール(ニターンシー・ゴーエル)ではなく、別の花嫁ジャヤ(プラティバー・ランター)を間違って自宅へ連れ帰ってしまう。なぜなら、花嫁はみな同じ赤いベールを頭からすっぽり被っていて、顔が見えなかったから。人違いに気付いた後で素性を尋ねても、ジャヤは名前や連絡先を偽り、何やら怪しい行動を取り始めた。プールより少し年上で物おじせずに自己主張する彼女の言動は、ディーパクの家族を驚かせ、影響を与えていく。地元警察のマノハル警部補(ラヴィ・キシャン)は、そんなジャヤが結婚詐欺なのではと疑って尾行し始める。
 
一方、駅に置き去りにされたプールは、貴重品は全て夫ディーパクに預けたため無一文。嫁ぎ先の村の名前や住所、電話番号も分からず、駅のトイレで一夜を明かす。物乞いの男と幼い少年に出会ったことをきっかけに、駅で軽食を売っている屋台の女主人マンジュ(チャヤ・カダム)の世話になることになった。プールは、まだあどけない世間知らずの少女。それでも夫とはぐれたことを恥じ、実家に連絡出来ない。こんな迷子の花嫁がインドにはたくさんいるのではないか、と心配になってくる。このまま年を重ねたら、プールは伝統的なインドのおばちゃんになっていくことだろう。ところが肝っ玉母さんのようなマンジュは、見かけによらず新しいタイプの女性で、プールに自立する喜びを伝える。
 
キラン・ラオ監督は女性。インドに根強く残る制度や慣習の与える影響に警鐘を鳴らし、自分が抑圧されていることにも気づかないでいる女性たちの心を解放し、悪意と善意を描き分けている。親の言いなりになっていた女性たちが取り違え事件をきっかけに新しい自分を見つけてゆく、ユーモアたっぷりの社会派ドラマ。お薦め作品だ。
(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)
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