マダム・イン・ニューヨーク


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マダム・イン・ニューヨーク
(C)Eros International Ltd.
DVD \3,800(税抜)2014/12/3発売:アミューズソフト
2012年製作 インド  (134 min)

監督:ガウリ・シンデー
出演者:
シュリデヴィ
アディル・フセイン  ガンジスに還る  汚れたミルク あるセールスマンの告発  ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日
メーディ・ネブー  スウィッチ  ワールド・オブ・ライズ  ミュンヘン  陽だまりハウスでマラソンを

プリヤ・アーナンドアミターブ・バッチャンナヴィカー・コーティヤーシヴァンシュ・コーティヤー
あらすじ:インド。 二人の子供と多忙なビジネスマンの夫サティシュ、姑と暮らす主婦シャシの悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。 娘の学校の三者面談では、先生とまともに会話することもできない。 ある日、アメリカに住む姉マヌから、姪の結婚式の手伝いを頼まれ、しばらくニューヨークに滞在することになったのだが…。 ヒューマンドラマ。

フィルムフェア賞最優秀新人監督賞、IIFAインド国際映画批評家協会賞最優秀新人監督賞、Stardust Awards 最優秀監督賞・最優秀新人監督賞
笑いたい-2012年 ほのぼの-2012年 ストーリー展開のおもしろさ-2012年 音楽・ダンス-2012年 感動-2012年 マークをクリック!
妻は美人で気立てが良くて料理上手なのが一番、仕事なんかしなくていいって言うシャシの夫って、まるで日本人のオッサンみたい! 小さな不満を抱きつつもそんな生活に満足していた主婦が、一人の女性として、そしてインド人としての誇りを取り戻していきます。 本作で15年ぶりの女優復帰を果たしたシャシ役のシュリデヴィは、1963年生まれの50歳。 その美しさに目が釘付けです!!!
<スタッフ厳選 超お薦め映画作品!>
★★★★
インドは、長らくイギリスの植民地であったことから、公用語は英語だった。インドは面積が広く人口が多く、多数の言語が存在するため、公的公用語は英語とヒンドゥー語だが、実際には州によってさまざまな言語が使われており、同国人間で意思疎通ができない場合がある。とはいえ知識層なら英語は「出来て当たり前」らしい。
 
本作の主人公シャシ(シュリデヴィ)は専業主婦。家族の中で彼女だけが英語ができない。夫に「一目ぼれ」されて早くに結婚した彼女は、進学も就職もしなかったのかもしれない。PTAに行くと、他のママからは当然のように英語で話しかけられる。教師の方は逆にヒンドゥー語が苦手だから、シャシとは半分も話が通じない。そんな母を、幼い息子はからかい、思春期の娘は恥じている。
 
シュリデヴィ(50歳)はボリウッド映画の元トップ女優で、本作が15年ぶりの女優復帰作だという。カレーの香辛料のように歌、踊り、恋愛、アクション等いろんな内容が盛り込まれ、絶世の美女が登場するいわゆるマサラムービーは日本でも人気だが、私は中年女性が主人公のインド映画を初めて見た。若い女性にはないミセスのお色気と優雅さがあり、匂うような美しさ。本編で年下のフランス人男性ローラン(メーディ・ネブー)に「一目ぼれ」されるのにも納得だ。

本作は、まだまだ社会的地位の低い女性の葛藤をソフトなテーマにしている。男女不平等は、欧米ならもう過去のことと思われるかもしれないが、案外そうでもないようだ。日本だって実はまだまだだろう。ましてやインドにはカースト制度が根強く残っている。女性の社会進出を阻むハードルは多いのだ。シャシは「(女として愛されるのは嬉しいが、まず人として)ちゃんと尊重して欲しい。」と強く望む。ちなみに本作の監督も女性。歌や踊りは少ないが、万人受けする楽しいストーリーの中に、社会や夫婦間の意識改革を促すメッセージが込められている。

ハンサムなシャシの夫サティシュ(アディル・フセイン)は恐らくエリート・ビジネスマン。シャシを愛しているが、仕事の打ち合わせ中に「アナター、聞いて聞いて! 今日ねー、私のお菓子が大好評だったのよぉー。」なんて電話がかかってくると、鬱陶しく感じてしまう(当然だが)。シャシはお勤めをしたことがないから、わからないのかも。だが彼は妻が本格的に働くことには反対だ。菓子作りは小銭稼ぎ位にしておけよ、働く必要なんかないし、料理の腕は家族のために発揮すればいい、と言わんばかり。その意識は、妻には家事育児を優先し仕事はパート程度にして欲しいと望む、一昔前の(または今も続いている)日本人男性の考え方と全く同じであることに笑ってしまった。

もう一つのソフトなテーマは、インド人としての誇り。空港や飛行機内の会話にはクスッと笑わせられる。英語ができないと不便なので勉強はするけれど、アメリカにヘイコラなんかしないよ! という気概が感じられる。服装も、ニューヨークへ来たからって気軽にナマ足を見せたりせず、民族衣装サリーで押し通す。なぜなら、それが一番彼女に似合っていて美しいから。インド人にとって、インドが世界で一番なのは当然だ。

英語の国アメリカにも英語がまともに話せない人は多いようだ。今も世界中から移民がドッサリやって来ているのだから当たり前か。シャシが通う英語学校の生徒たちの仲間意識は、“人種のるつぼ”アメリカへやって来た新参者同士の連帯感とも言える。こうして「ニューヨーカー」になっていくのだろう。

インドのチャーミングな中年女性が、ニューヨークで新しい自分を見つけるハッピーな物語。お薦め作品だ。
(象のロケット 映画・ビデオ部 並木)
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