シャッターアイランド : 象のロケット≪映画DVD総合ナビゲーター≫

シャッターアイランド

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原題：SHUTTER ISLAND

ぴったり　公開新作　超人気　項目別　トップ

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2010年製作米　（138 min）

監督：マーティン・スコセッシ　ディパーテッド　ヒューゴの不思議な発明　ウルフ・オブ・ウォールストリート　キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
出演者：
レオナルド・ディカプリオ　タイタニック　ディパーテッド　レヴェナント蘇えりし者　ウルフ・オブ・ウォールストリート
マーク・ラファロ　哀れなるものたち　ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男　スポットライト世紀のスクープ　アベンジャーズ
ベン・キングスレー　ヒューゴの不思議な発明　ガンジー　砂と霧の家　シンドラーのリスト

ミシェル・ウィリアムズ、パトリシア・クラークソン、マックス・フォン・シドー、エミリー・モーティマー

あらすじ：1954年。　ボストン沖合、絶海の孤島“シャッターアイランド”にある、精神を患った犯罪者を収容する“アッシュクリフ病院”の鍵のかかった病室から、女性患者レイチェルが失踪する。　捜査のため島へやってきた連邦保安官テディと相棒チャックにとって、唯一の手掛かりは、彼女が残した暗号だった…。　謎解きミステリー。　≪全ての謎が解けるまで、この島を出る事はできない。≫

原作：デニス・ルヘイン

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解けば解くほど謎が深まり、島から離れられなくなる！　ひとつひとつの映像に集中。　さあ、あなたは一体どこで謎を解くカギを見つけることができるでしょうか？

＜スタッフ厳選超お薦め映画作品！＞
★★★★
おどろおどろしい島シャッターアイランド。精神障害犯罪者施設だからといっても、あまりに多すぎる警備員。テディたち部外者を警戒する職員たち。自信たっぷり、さあ、謎を解いてみろと言わんばかりの院長。テディに何か言いたげな患者たち。誰と誰が裏でつながっているのか？　全員が怪しく見えてしまうのはミステリーならでは。

連邦保安官テディが島を訪れた理由は3つ。
(1)病院から脱走した患者レイチェルの捜索という大義名分。
(2)しかし、実は妻を殺した犯人を探している。
(3)そして、この島で行われている人体実験の真相を探ること。
危険だらけの展開にワクワクしてくる。

人の好い相棒のチャックは協力すると申し出るが、嵐で島の滞在が長引き、失踪事件の謎が深まるにつれ疑心暗鬼になったテディは、チャックへの信頼も失いかけてしまう。

謎解き、謎解きと煽るものだから、どんな大仕掛けがあるのかと、そればかりに集中した1回目の字幕試写。引っ掛かりを見逃すまいと目を皿のようにして鑑賞し、少々くたびれた。

1回目の感想。「これってミステリーなのか？」キャッチコピーに踊らされ、色眼鏡で見ていたかもしれない。私はミステリーマニアではないが、途中で謎は解けた。そう難解だとも思えない。マーティン・スコセッシ監督の目的は本当に謎解きだったのだろうか？

「謎解きに集中するため、ぜひ吹替えでもご覧下さい。」という話に乗せられて、行ってしまった2回目の“超日本語吹替版”試写。とは言え、もう結末を知っている私には謎解きの楽しみはない。今度はストーリーに集中することにした。

2回目の感想。「これってヒューマンドラマじゃないのか？」今ここでそれを述べることはできないが、結末については、深読みすれば何パターンもの解釈が可能だ。それによって、全体の受け止め方も大きく変わってしまう。もちろん、ストレートに受け取るのも決して悪くない。

優れたミステリーは優れたヒューマンドラマとも言われるから、そういう意味では、最初に戻り「やっぱりミステリーだった！」とも言える。人間の心こそ最大のミステリー。解釈は人それぞれでいいのだ。ただし深読みし過ぎると眠れなくなるのでほどほどに…。

字幕でも吹替えでも、いつも通りお好みでご覧になれば良いと思う。英語が堪能な方や、字幕を見ながらでも英語でのニュアンスを楽しみたい方、レオナルド・ディカプリオの声にウットリしたいというファンなら字幕版で。字幕だと疲れる方、俳優の細かな表情や身体演技、映像を目いっぱい楽しみたいなら吹替えで。本作の“超日本語吹替版”はプロの声優が吹替えを行い、登場人物の画面説明も親切。だから頭の中が整理しやすい。力が入っているだけに、なかなか良かった。

同じ作品を2回、3回と鑑賞することは時々ある。理解は深まるが、全体的な印象はそんなに変わらない場合がほとんど。ところが、今回はイメージが大きく変わってしまった。珍しく1回目より2回目の方が面白いと感じた。もし3回目を観るとしたら、今度は字幕で、ディカプリオの演技だけに集中することにしよう（「そんなヒマがあるなら早く次を書け！」と怒鳴られそうだ！）。

何分で仕掛けに気づくか、同伴者と競うも良し。ラストについて、自説を語るも良し。または肩ひじ張らず、素直に観てしっかり騙されるのも楽しいお薦め作品だ。

（象のロケット映画・ビデオ部　並木）

＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞

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