小川の辺 : 日本の美しさを感じられる映画
Excerpt(概要):★★★ ”日本の美”というものを強く意識させる映画でした。心の美しさも描かれている映画でした。主演の東山紀之。本作の戌井朔之助は、はまり役と感じました。歌舞伎役者の方とは趣が異なりますが、彼の所作の美しさはよかったですねぇ。朔之助と新蔵が旅する風景の中に登場する旅人たちに生命力を感じられないのです。菊地凛子の鬘姿は似合わなかったなぁ。シリアスな作品の中で、一人だけコメディエンヌやってる感じでした。
Weblog(サイト)名 : こんな映画観たよ!-あらすじと感想- / Tracked : 2013年4月19日
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小川の辺
Excerpt(概要):菊池凛子さんがミスキャスト。気性の激しい女子という設定でそれは合っているかのようにみえますが、原作の花のようだと思われるシーンなどからもイメージが合わない(ついでにカツラも似合わない)。東山紀之さんは相変わらずカツラが似合う、ちょっときれいすぎるけどね。佇まいは勿論、演技力もついてきていて安定感さえありますね。妻・幾久役の女優さんが雰囲気がとても良かったです。
Weblog(サイト)名 : いやいやえん / Tracked : 2012年2月24日
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【映画】小川の辺 藤沢周平・山形万歳。
Excerpt(概要):藤沢周平の映画万歳!!山形万歳♪歳を取ったせいかこういう映画も嫌いじゃない。むしろ心地良く感じる空気感がある。綺麗な日本の景色(故郷補正)が見れて、小川の辺が写ってるだけでも十分とも言える。東山さんは相変わらず格好良いですな。この時代劇にはピッタリの配役。何とも言えないのが菊地凛子。いろいろな意味で破壊力を持った女優ですw。妹も相当強い剣術の使い手なのかと思いきや、何というひ弱さ…、兄が強いということだけど。なんか..なんともw。美しい風景と空気感を味わって貰いたい映画。
Weblog(サイト)名 : B級生活 ゲームやら映画やらD-POPやら / Tracked : 2011年7月27日
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小川の辺
Excerpt(概要):★★★☆ 討っ手ではあるが、旅は淡々と進んでゆく、途中で町人やいろいろな旅人とすれ違うのだが、そこには人情話などのかけらは全くなく、それらは雄大な自然と同様にひとつの景色に過ぎない。人情が絡んでくるのは旅の途中で回想する過去のシーンのほうである。男優は皆好演しているのだが、珍しく女優と子役の演技が引き締まらない。逆に朔之助を演じた東山紀之は、これでもかと言わんばかりにカッコ良い。聡明でもの静かで冷静なうえ心優しく、剣の腕は藩内で一、二を争う達人だ。まさに東山のために創られた映画といった感がある。
Weblog(サイト)名 : ケントのたそがれ劇場 / Tracked : 2011年7月23日
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古き良き日本の姿。『小川の辺』
Excerpt(概要):★★★★ 物語としては至ってシンプルなモノです。でも、映像の美しさは去る事ながら、その節々に散りばめられた小さなエピソードの数々がとても美しく描かれていました。そこには凛とした古き良き日本の姿がありました。方言でのセリフもありませんし、言葉は全てほぼ標準語です。言葉のリアリティに拘る人もいるでしょうし、違和感のある時代劇なのかもしれません。でも私にはセリフの方言に拘った[たそがれ清兵衛]や[武士の一分]では感じられなかった、古き良き日本の姿が様々な角度から伝わる映画でした。
Weblog(サイト)名 : 水曜日のシネマ日記 / Tracked : 2011年7月23日
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小川の辺
Excerpt(概要):それにしても、東山紀之さんはこういうキャラクターの武士が似合いますね〜。静かに時を待つ姿がこんなにも似合うなんて凄いなあと思いながら観ていました。周りの俳優陣もみんな上手くて、静かに語られる言葉の端々にいろいろな想いを感じました。また、対決のシーンの迫力もさすがでした。観終わった時、こういう映画を暑い夏に涼しい映画館で見られるのは日本の素敵なところかもとちょっと思った1本です。
Weblog(サイト)名 : とりあえず、コメントです / Tracked : 2011年7月16日
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「小川の辺」感想
Excerpt(概要):★★★ できる限りムダを省き、シンプルに構成されたドラマツルギーにより、葛藤と理不尽の鬩ぎ合いに翻弄される登場人物の心境をうまく浮き彫りにしている。回想シーンとヒガシ演じる主人公・戌井朔之助による語り口を用いる事で、事のあらましを丁寧に掘り下げ、時代劇初心者でも内容が分かりやすいように工夫してある点も評価したい。しかし、それゆえ物語全体に山谷がほとんどなく、娯楽性が極めて薄くなったのはいかんともし難い。意外なほどアッサリ終わってしまうラストもまた、ただの投げっぱなしに見えてしまい、マイナスポイント。
Weblog(サイト)名 : 新・狂人ブログ〜暁は燃えているか!? / Tracked : 2011年7月15日
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小川の辺
Excerpt(概要):★★★★ 佐久間役の俳優さんが出てきた時から誰?でした。あと、菊池凛子ってこういう古風な髪形似合ねぇ〜っ!ストーリー的には、クライマックスの朔之助VS佐久間のシーンへもっていくまでの前フリが淡々としていてちょい長く感じました。ですが、この二人のガチ対決の殺陣はものすごい緊張感に包まれ迫力満点です。しかも、最も恐れていた妹が…という場面も見所です。武士として、息子として、夫として、兄として、そして一人の人間として、凛として行動を起こす朔之助を、抑えた演技と切れのある所作で演じ上げた東山紀之が素晴らしい!
Weblog(サイト)名 : やっぱり最終的には自分じゃないの / Tracked : 2011年7月14日
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*小川の辺 おがわのほとり*
Excerpt(概要):兄妹と奉公人、新蔵の3人の想いと生きざまをつづった"竹のような作品"で素晴らしい〜。それはすぱっとしたこの作品の精神性でもありますが、竹の使い方自体もうまいです。邦画で今年一番!!彼らの家族にとってもほんと酷な時間。田鶴の子供のころの着物を並べて瞑想にふけるお母さん、家宝であるすずりをお嫁さんに託すお父さん、色々な想いがそれは静かに、丁寧に描かれていきます。そして決戦…もうドキドキものでした。この終わり方は賛否あるでしょうが私はとても好きです。幼少のころの3人の関係そのものなのですね。
Weblog(サイト)名 : Cartouche / Tracked : 2011年7月7日
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小川の辺 山形県総動員っ!(爆)
Excerpt(概要):映画自体はありきたりっぽい時代劇、でもこの映画のすばらしさは役者さんが演じる所作の美しさと、山形県・千葉県の風景の美しさだろう。体幹のしっかりした、そしてフィジカルが強い東山紀之。指先まで行き届いた演技はさすが歌舞伎役者の片岡愛之助。その2人の殺陣も見応えがあった。映画の中心は、実は勝地涼演じる新蔵ではなかったのだろうか。周りの上手い役者さんのなかで気負ったのか演技過剰やんってな気もしたけど、彼の心の揺れ方が、セリフの一つ一つが単調な物語にエッセンスを加えていた。しかしやっぱ菊地凛子ってどうよ…。
Weblog(サイト)名 : 労組書記長社労士のブログ / Tracked : 2011年7月6日
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小川の辺
Excerpt(概要):★★★ 東山紀之のまげ姿は凛々しくて凄く似合ってる。この人の侍姿はほんとに絵になるなぁ。彼が演じる主人公・戌井朔之助と片岡愛之助が演じる佐久間森衛によるラストの殺陣は動作も美しく見応えたっぷりで満足。戌井朔之助が佐久間森衛がいると思われる行徳宿までの道程で描かれる風景の壮大さと美しさは見応えあって観に行った甲斐はあった。ただ妹の田鶴が兄の朔之助に反抗的な態度を取り続けるが、その理由となる描写がないので田鶴が我儘な人物に見えてしまったのは残念。それに何よりも菊地凛子の日本髪姿、似合ってないなぁ。
Weblog(サイト)名 : だらだら無気力ブログ / Tracked : 2011年7月5日
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小川の辺
Excerpt(概要):人物の設定から結末がわかるのだが、わかっていても感動するほど演出がうまい。東山紀之と片岡愛之助は姿勢がいいので存在感があるし、東山の妻役の尾野真千子がしとやかで、菊池凛子は思い切ったところがあった。東山が勝地涼と追いかけていく途中で、それまでのいきさつを導入して最後に結実している脚本も工夫が見られた。どの登場人物も現代人にない潔さを持っていた。粋なラストシーンだった。
Weblog(サイト)名 : とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver / Tracked : 2011年7月4日
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映画「小川の辺(おがわのほとり)」感想
Excerpt(概要):田鶴はしっかり実の兄に対し刃向かってきました。元々は自分から望んだことではなく嫌々婚姻させられた夫のためにそこまで尽くすことができる女性というのも、現代ではあまり考えられない話でしょうね。主人公の藩命にひたすら忠実な行動もさることながら、私はこちらについても「何とも難しい武士の生き様」というものを感じずにはいられませんでした。ストーリー的にも演出面も、ハリウッド的な派手な要素は皆無といって良く、観客を限定しそうな万人受けしない作品ですね。
Weblog(サイト)名 : タナウツネット雑記ブログ / Tracked : 2011年7月4日
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『小川の辺』('11初鑑賞89・劇場)
Excerpt(概要):★★★ 朔之助と佐久間のことも描かれて、親友を討たねばならない朔之助の心情とか控えめに描かれているのが好感。気になるのが、佐久間の女房となった、朔之助の妹・田鶴の描き方。まず、日本髪が全くと言っていいほど似合ってませんねぇ^^; それに夫・佐久間との関係がほんど描かれていないのも気になった。愛之助さんの出番も少なめ。ま、そういうお話ではないので、気にする部分でもないのでしょう。「武士というのは真に難しいものだ」というセリフには深く頷いてしまいました。作品としては、よくまとまって(小さめですけど…)いると思いました。
Weblog(サイト)名 : みはいる・BのB / Tracked : 2011年7月3日
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小川の辺(ほとり)
Excerpt(概要): 朔之助、田鶴、新蔵の3人の幼少時代の思い出が「小川の辺」であることを除いては取ってつけたようでもったいない。これではストーリーに深みが出てこない。大雨になれば川の水量が増えるだろうことは子供でも分かる。田鶴が意固地になる理由など一つもない。あれじゃまるで田鶴がうつけのように見えてしまう。田鶴の行動はあまりに一直線過ぎて、どうも肝心なところで期待を裏切られる。本作のほとんどのシーンが美しい日本の自然の風景で占められるのも、朔之助の心情をよく表わしていて、本当は朔之助本人が脱藩したいのだろうなあ、と思えてくる。
Weblog(サイト)名 : 佐藤秀の徒然幻視録 / Tracked : 2011年7月3日
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小川の辺
Excerpt(概要):★★★★ 主役の戊井朔之助を演じた東山紀之が良い。藩命に従って生きるしかない武士の悲哀を優美な所作と凛々しい存在感で魅せる。すこぶる格好良かった!開幕後10分で結末が見えるが,"あんな事あったなぁ,こんな事もあった,あぁ懐かしい"と,思い出に押されながら歩く道中のドラマがしみじみと味わい深く,生真面目な兄,勝ち気な妹,優しい弟分の三者三様が浮かび上がり,そこから伝わる絆が好印象。歳を重ねても兄弟の心は幼少のままなのだなぁ。派手さは皆無の小品でも,ほのかな余韻はいつまでも消えない良作。
Weblog(サイト)名 : Akira's VOICE / Tracked : 2011年6月29日
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小川の辺
Excerpt(概要):★★★★ 朔之助は個人的にも佐久間と親しい間柄、よって友を斬らざるを得ない苦悩は尋常ではない。兄の優しさと苦悩を表現するのに東山紀之が実に上手くはまっています。殺陣の相手役にキャスティングされるのは、所作という意味において歌舞伎役者ほどの適役はいないでしょう。ピンと張り詰めた空気、裂迫の気合が篭った斬り合い、とにかく藤沢作品に相応しいこの殺陣は紛れもなく本作一番の見所です。江戸の日本に生きる古き良き日本人像をその外面も内面も余すことなく描いた作品、心にしっくり来るものを覚えました。
Weblog(サイト)名 : LOVE Cinemas 調布 / Tracked : 2011年6月28日
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