レビュー:『ファントム・スレッド』/2018年11月7日(水)ブルーレイ+DVDセット発売
Excerpt(概要):主演のダニエル・デイ=ルイス以外に男性キャストがほぼおらず、父性の存在は欠け、最終的には女性に屈服するストーリーでありながら、作品自体は監督・主演男優コンビの完璧主義が支配しているという矛盾。ところが、さらにそこへ主演男優の父親と因縁のある女性作家の視点が入り、プロットを操る別の“見えない糸”があるように夢想させられるというのは、何とも皮肉な話ではないだろうか。
Weblog(サイト)名 : INTRO / Tracked : 2018年9月13日
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ショートレビュー「ファントム・スレッド・・・・・評価額1700円」
Excerpt(概要):★★★★ 姉のシリルは、この役を演じるために一年間ドレス作りを勉強したという、ダニエル・デイ・ルイスはいつもながら文句なしの名演だ。殆ど鳴りっぱなしのジョニー・グリーンウッドの優美で格調高く、どこか陰鬱な音楽。まるで塔の様な構造を持つロンドンの自宅兼作業場と、アルマが陰謀を巡らす田舎の別荘のコントラストが面白い心理効果を上げている。いかにもこの作家らしい、実にトリッキーで味わい深い秀作だ。
Weblog(サイト)名 : ノラネコの呑んで観るシネマ / Tracked : 2018年6月18日
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ファントム・スレッド
Excerpt(概要):★★★★ 本作はキャストの演技があるからこそ生まれる深みが、見応えの一つでもあります。ダニエル・デイ=ルイスの成りきり演技が見事に映えていた。美しい女性と優雅なドレスが、目を奪うクチュールの世界もさることながら、ロンドンのジョージー王朝スタイルのタウンハウスや、カントリー・コテッジ、田舎の風景など本作に醸し出す独特の空気が、これまた魅力的であります。
Weblog(サイト)名 : 映画に夢中 / Tracked : 2018年6月8日
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ファントム・スレッド〜身勝手な男の生涯
Excerpt(概要):★★★ アルマはあまりしゃべらないが権威に対する反感のようなものが感じられる。毒キノコで男をやっつけた女性陣は「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」でもあった。体力で劣る田舎育ちの武器は毒キノコだと知るべし。
Weblog(サイト)名 : 佐藤秀の徒然幻視録 / Tracked : 2018年6月5日
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「ファントム・スレッド」:完璧な映像の中の完全主義者、だが・・・
Excerpt(概要):映像が完璧です。ダニエルに対する“マイ・フェア・レディ”としてのヴィッキー・クリープスですが、大江戸はどうにも好きになれない顔です。ぼんやりした華のない顔。なぜ彼が魅かれて行ったのかが、説得力を持って描かれていないのが、本作の欠点だと思います。一方で、ダニエルの姉を演じるレスリー・マンヴィルのクールな表情の芝居が豊かで、完璧です。衣擦れの音、食べ物を食べる音、食器の音・・・本作は(誇張された)音の映画でもあるのでした。もちろんジョニー・グリーンウッドの音楽の素晴らしさも、言うまでもありません。
Weblog(サイト)名 : 大江戸時夫の東京温度 / Tracked : 2018年6月4日
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『ファントム・スレッド』 PTAのオブセッション?
Excerpt(概要):今回は男と女という関係もあり、駆け引きは複雑さを増し、優雅さも加わったようだ。男と男の争いには殺伐とした凄みがあったけれど、ここでは男は女に諸手を挙げて降参する形。それも悪くはないんじゃないかと思った。ロマンチックな出会いの場面から、後半の主導権を巡るサスペンスまでを彩るジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)の音楽もとてもいい。
Weblog(サイト)名 : 映画批評的妄想覚え書き/日々是口実 / Tracked : 2018年6月4日
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『ファントム・スレッド』
Excerpt(概要):レスリー・マンヴィルは、田舎娘が上流階級の世界に入りこみレイノルズのミューズとなってやがて男を操るまでを演じて見事。この映画で引退すると伝えられるダニエル・デイ=ルイスは1年間、オートクチュールで服づくりを学んだそうで、相変らず完璧になりきっている。老練なレスリー・マンヴィルと3人で繰り広げられるねじれた恋愛映画を楽しんだ。
Weblog(サイト)名 : Days of Books, Films / Tracked : 2018年5月31日
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ファントム・スレッド
Excerpt(概要):とんとん拍子でシンデレラストーリーがすすんでいくがここからが面白い。たいへん雰囲気の良い映画らしい映画で期待通りだった。とくにダニエル・デイ=ルイスの演技は言うまでもなく出色。
Weblog(サイト)名 : あーうぃ だにぇっと / Tracked : 2018年5月28日
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