mini review 10486「サガン -悲しみよ こんにちは-」
Excerpt(概要):★★★ 映画の中のサガンは、ベッドの上などでタバコを離さず、タイプライターで文章を打っているときが、創作の苦闘というよりは、一番落ち着いているように見える。生活の中では、薬のせいもあるのだろうが、落ち着きがなく、不安げでおどおどしており、また躁鬱のような気配がある。今でこそ、世界を舞台にフラッシュを浴びながら自己コントロールできる若い人が珍しくないかもしれないが、この時代に十代で一躍シンデレラとなった彼女のような人は、世界中見渡してもいなかったかもしれない。その栄光と悲惨は、サガンその人が一番よくわかっていたのだろう。
Weblog(サイト)名 : サーカスな日々 / Tracked : 2010年9月18日
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サガン−悲しみよ こんにちは−
Excerpt(概要):自分を支持してくれる人たちにいつも囲まれていないと不安になり、そういった人たちに要求する度合いが高いこともあって次第に取り巻き連中がいなくなり、最後は麻薬でボロボロになって孤独の内に死んでいくというサガンの人生自体には余り共感が持てません。実在の人物の伝記を描いた映画としては、マズマズの水準に達している作品ではないか、と思った次第です。
Weblog(サイト)名 : 映画的・絵画的・音楽的 / Tracked : 2009年11月19日
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映画 【サガン −悲しみよこんにちは−】
Excerpt(概要):★★★ そのスキャンダラスな人生の50年間を追いながら、時間的な説明は一切無し。苦悩に満ちた彼女の後半生は特に迫ってくるものがありました。取り巻きがだんだん減ってきて、親友も病気で逝ってしまう。書けなくなったら、、という脅迫観念が彼女を襲い、弱い心はドラッグに。孤独に怯えていた彼女が、結局は孤独のうちに死んでしまうところがなんとも哀しかったです。伝記映画は興味深さが先に立ち、感動は無いのだけれど、終盤のサガンの孤独はググっと迫ってくるものがありました。
Weblog(サイト)名 : ミチの雑記帳 / Tracked : 2009年9月26日
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サガン -悲しみよこんにちは-
Excerpt(概要):サガン自身が裕福な家庭で育ったので、堅実にお金を使うという考えが思い浮かばなかったのかもしれません。その浪費癖は歳を増しても治らなくて、税金が払えなかったり。その癖クスリとかは買うんですよね。2度の結婚と離婚で息子を授かっているけど、息子が大きくなるにつれて冷たくというか突き放した感じで。サガンの最後も息子には会わないなんて哀しいですよね。実際のサガンを知らないのですがこんな感じだったのかなぁって思いながら見ました。
Weblog(サイト)名 : Diarydiary! / Tracked : 2009年9月7日
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サガン−悲しみよこんにちは− 作家の伝記映画にはハンディがある
Excerpt(概要):作家の伝記映画というものは「書くこと」と「出来上がった作品」をビジュアルとして見せることはかなり困難であり、音楽家の場合と違って視覚的効果としては弱い。だからこそ、本人の内面に更に肉薄する必要があり、その点に映画を製作する側の創意工夫が求められるはずであるのだが、[サガン−悲しみよこんにちは−]は、そこが不十分であったことは残念であった。
Weblog(サイト)名 : 映画と出会う・世界が変わる / Tracked : 2009年8月4日
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サガン−悲しみよこんにちは− サガンの人生を手際よく
Excerpt(概要):サガンの墓碑銘には「人生と作品を手際よく片付けた」とあるが、この映画もまた、サガンの人生を手際よく描いている。ただし、あまりの手際よさにサガンの内面への踏み込みはかなり浅い。彼女のスキャンダラスな側面を描くことに終始し、彼女の「何故書くのか」という作家としての根源的なことへの描写が欠けているのではなかろうか。マイナス評価をしつつ実はこの映画を楽しんだ。その要因は驚くほどサガンにそっくりのシルヴィ・テステュー。
Weblog(サイト)名 : 映画と出会う・世界が変わる / Tracked : 2009年8月3日
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「サガン ―悲しみよこんにちは―」破天荒な生き方とは彼女の一生...
Excerpt(概要):★★★ 映画を見始めて感じたのは、彼女の本を読んだときと同じような居心地の悪さだった。自分は彼女と彼女の書くものまでも好きじゃないんだなと。映画自体はフランス映画っぽいというか、皮肉や残酷な視点に満ちていてこの出来上がりで、彼女の残された家族は納得したのかと心配したくなるような意地悪な描き方。これをよしとする国民性なのか、なかなかそのあたりは出来上がりを含めて彼女らしいともいえるのかもしれない。
Weblog(サイト)名 : soramove / Tracked : 2009年7月13日
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サガン ―悲しみよ こんにちは―
Excerpt(概要): サガンがベストセラー作家になるも、そこから先はひたすら転落していく人生を描いた作品。2度の結婚と出産、そして親友ペギーの死。一人また一人と離れていく友たち。どうにも気に入らないのは、サガンが自分の思うままにならないことに常にイラついている点。個人の幸福の追求を優先するフランス人らしい生き方であり、描き方なのかもしれませんが、彼女の人生を美化し、殊更ドラマティックに表現するのは過ちであると思います。
Weblog(サイト)名 : LOVE Cinemas 調布 / Tracked : 2009年6月12日
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*サガン−悲しみよ こんにちは−*
Excerpt(概要):ケタはずれに稼ぎ、全部使いそしてたくさんの人と出会い…でも孤独はいつも深くて、結局ベルナール・フランクとペギーが最高の友人だったのでしょう。一番悲しかったのは、どういう行き違いがあったのか知らないけれど、たったひとりの息子さんとずっと仲たがいしていたことです。でもいつも力いっぱい生きて、たくさんの素敵な作品を残したサガン。そんな彼女の人生を映画を通して味わうことができました。
Weblog(サイト)名 : Cartouche / Tracked : 2009年6月11日
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サガンー悲しみよこんにちはー(’08)
Excerpt(概要):冒頭こそラストの方の晩年のシーンからだったですが、各年代のサガンを割と忠実に追っていく展開。劇中、周囲の、友人、2人の夫、息子、両親や兄姉、家政婦達とのそう深く掘り下げた、という接触のシーンは少なかったのですが、一番絆や葛藤的な部分が描かれていたのが、15年同居したペギーとの関係だったと思い、晩年病魔に襲われた彼女とサガンとの枕元での、互いを気遣う途切れがちの会話での感情のやり取りが、心に残りました。
Weblog(サイト)名 : Something Impressive(KYOKOV) / Tracked : 2009年6月11日
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サガン 悲しみよ こんにちは
Excerpt(概要):★★★★ 期待通りの作品でした。この映画ではサガンのシニカルな面がうまく表現されていました。サガン役の女優、レルヴィー・テスチュの、いつもちょっとふくれっ面をしているような表情は、いかにもプライドの高いパリジェンヌという感じです。
Weblog(サイト)名 : 玄米遊女夢映画 / Tracked : 2009年6月9日
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