『夜明けの祈り』 信仰と命と
Excerpt(概要):『夜明けの祈り』の冒頭を見て、ああ、まぎれもなくポーランドの風景だなと思った。シンプルな構図も、色彩に乏しくモノクロームに近い画面も、音楽が入らない静謐さも、かつてのポーランド映画の空気に似ている。バルト海に近い北ポーランドの平原地帯で撮影されている。良い映画だった。ただヒューマニズムにのっとったこの作品、悪魔が青年僧を破滅させる『尼僧ヨアンナ』のように何十年も記憶に残るかというと、うーん、どうだろう。
Weblog(サイト)名 : Days of Books, Films / Tracked : 2017年8月26日