脱密室宣言!
Excerpt(概要):「刑事コロンボ 死者の身代金」は、身代金受け渡しの偽装トリックが面白い! 「殺人処方箋」で身代わりトリックを仕掛けたフレミングに対して、コロンボもまた身代わりトリックで応戦し、見事に勝ちをおさめた。この構図がまたもや再現される。目には目を、歯には歯を、密室トリックには密室トリックを。脱帽です。
Weblog(サイト)名 : MESCALINE DRIVE / Tracked : 2012年1月1日
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刑事コロンボ 完全版1 バンザイアタック
Excerpt(概要):コロンボの凄みが発揮される場面がある。ポールの死体が発見されて、その報告に、休廷中の法廷にレスリーを訪れたFBIのカールソン捜査主任とコロンボ。夫の死を告げられて気が遠くなるレスリーに違和感を覚えるコロンボと、そんなコロンボの言動に怒りを覚えるカールソン。カールソンはコロンボに釘を差すのだが、これにコロンボが噛みつく。こういうゾクゾクするような科白があることも、「刑事コロンボ」の魅力なんだよねえ。
Weblog(サイト)名 : MESCALINE DRIVE / Tracked : 2011年10月30日
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刑事コロンボ 完全版1 嚆矢
Excerpt(概要):油断というのは、勝ちを確信したときに生まれるものだ。勝因無き勝利はあれど、敗因無き敗北はない。フレミングが気にとめていた唯一の敗因が、完璧な計画の唯一の弱点が自ら手を下すまでもなく消え去った。コロンボはこれを待っていた。最後まで己を律し続けていられたのは、フレミングに対して的外れな胸のうちまで推し量ってみせて、彼の優越感をくすぐったコロンボのほうだった。コロンボはその宣言通り、ハドソンを橋頭堡にしてフレミングを攻略するだろう。
Weblog(サイト)名 : MESCALINE DRIVE / Tracked : 2011年10月30日
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バンザイアタック
Excerpt(概要):「刑事コロンボ/死者の身代金」は面白い。本当に上手く事が運んで良かったよ。レスリーの眼が車のヘッドライトと二重写しになってキラーンと光るところは、ひと仕事終えたことの冷たい充実に満ちていた。繰り返し流れるテーマ曲が、最後に調子を変えて締め括る。巧いね、どうも。
Weblog(サイト)名 : MESCALINE DRIVE / Tracked : 2008年8月27日
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嚆矢
Excerpt(概要):フレミングが仕掛けた身代わりを使ったアリバイ工作の出来は見事だった。彼の犯行を証明する物的証拠を、彼は決して残さない。理性的論理的に犯行を進め、コロンボと相対する彼を法の前に屈伏させられるだろうか。クライマックス、コロンボの仕掛けた一撃が見事にフレミングの犯行計画を打ち砕く。それはフレミングの犯行に対応して、見事な美しさを以て物語は収束する。知らず嘆息し、深い満足感を胸にエンドマークを眺める。
Weblog(サイト)名 : MESCALINE DRIVE / Tracked : 2008年8月26日
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