mini review 10470「パリ・オペラ座のすべて」
Excerpt（概要）：★★★ 建物もそうなのだが、本作で目撃するのは圧倒的に「稽古場」のシーン。一見、退屈なようにも思える稽古場シーンだが、その基礎に「パリ・オペラ座」が開発した脚の動作の五つのポジションが繰り返し注意されたり、稽古をつけられている背後にその予備軍ダンサーたちが一生懸命体を動かしながら、指導を受けるダンサーの技術を盗もう、学ぼうとしている姿や、どんなに栄光の光が当たるエトワールであろうが、ここでは40歳定年であり、その後は一部の人たちは指導教師となっていくらしいことやといったことが、画面を通じて了解されていくのだ。
Weblog（サイト）名 ： サーカスな日々 ／ Tracked ： 2010年7月19日
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シネマ『パリ・オペラ座のすべて』を観て 芸術に関する国家的制度の違いに目から鱗
Excerpt（概要）：メイク、ライト、掃除の作業員に至るまでカメラが向けられる。食堂も狭い。術監督ブリジットは考え深そうな、さっぱりとした印象の中年女性。熟練したものを感じさせ、意識が高そうだ。稽古場も古い。ダンサーたちは無表情で黙々と練習に励んでいた。ダンサーは、修道女の我慢強さとボクサーの強靱さを兼ね備えなくてはならないそうだ。華やかな芸術の舞台裏というものは、総じて地味で淡々としたものなのだなあ…と改めて考えさせられたのは新鮮だった。ただ、映画の作りまでもが地味で淡々としすぎていた嫌いもあった。
Weblog（サイト）名 ： マダムＮの覚書 ／ Tracked ： 2010年5月1日
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パリ・オペラ座のすべて.
Excerpt（概要）：現存する最も偉大なドキュメンタリー映画作家フレデリック・ワイズマン。彼の作品を見るのはこれが初めて。パリ・オペラ座の地下から屋根の上までをキャメラにおさめる。ダンサーは当然として経営者から様々なスタッフまで、オペラ座に関わるすべての職種や立場の人が登場。その周辺の街の有様も描かれる。この作品が作られたときのすべてがフィルムに描かれた。ドキュメンタリー映画だけが可能な臨場感。最も驚いたシーンは練習場の鏡。鏡に写るダンサーは様々な角度から見えるが、キャメラは全く写らない。これもワイズマン・マジックか！
Weblog（サイト）名 ： 映画と出会う・世界が変わる ／ Tracked ： 2010年4月19日
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『パリ・オペラ座のすべて』 (2009)
Excerpt（概要）：★★★★ バレエのレッスンやリハーサルのシーンは、複数の演目ごとに同時進行という形で、交互に短めに映し出されるので、モタつくという事にはなりません。また、オペラ座・バレエ団の裏側を、衣装や美術や、食堂の料理人や掃除人まで、かなり多方面から描写しているので、この歴史あるバレエ団の「現在」が、どう成り立っているのか興味深く知る事が出来ます。それにしても、この作品で観ることの出来るいくつかのコンテンポラリーな演目は迫力があって、一番の見どころなのではないかと思います。とにかく凄いなぁ！
Weblog（サイト）名 ： よーじっくのここちいい空間 ／ Tracked ： 2009年12月22日
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＊パリ・オペラ座のすべて＊
Excerpt（概要）：ダンサーたちは厳しい試験を通ってきた人たちばかりですから充分に踊れてます。でも振付師さんたちのちょっとした指示やアドバイスで驚くほど変わるものなのですね。運営される方も大変で、その仕事量はハンパではありません。また、オペラ座の内部の様子も描かれていますが、舞台裏の描写が多く、殺風景な廊下や階段、地下には下水？が流れ、魚がいる池のようなものまで。考えられないくらいたくさんの人たちの毎日が努力があって、素晴らしいバレエの公演が見られることに改めて気づき、感謝したくなりました。
Weblog（サイト）名 ： Cartouche ／ Tracked ： 2009年12月9日
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パリ・オペラ座のすべて
Excerpt（概要）：★★★ 邦題から、オペラ座の内側のみならず、そこを中心としたパリ市内の様子が描きだされるドキュメンタリーと思い込んでいましたら、専らバレーの練習風景が延々と2時間以上も映し出されるので驚きましたが、映画自体として見れば、内容的に実に素晴らしいものがありました(特に現代バレーの「ジェニス」の練習風景)。もう一つの見どころは、練習風景と練習風景との間に、スタッフたちの働きぶりも描き出されている点。特に、バレエ団の芸術監督(ブリジット・ルフェーヴル)の八面六臂の活躍ぶりには圧倒されます。
Weblog（サイト）名 ： 映画的・絵画的・音楽的 ／ Tracked ： 2009年12月9日
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『パリ・オペラ座のすべて』(2009)/フランス
Excerpt（概要）：★★★ ここまでプロッフェッショナルな世界を淡々と描いていくワイズマンの手法に、観ている側は戸惑うかもしれない。何故なら、余計な説明は一切ないし、インタビューもそれほどないからだ。そのことがかえって逆に、オペラ座の日常をありのまま伝えることになっているし、先入観をなくして観客も鑑賞できるのかもしれない。日常はドラマチックな振れ幅は小さく、日々の積み重ねが舞台で開花するということはこの世界でも当然のことで、その当たり前のことをそのまま切り取って見せてもらっている。
Weblog（サイト）名 ： NiceOne!! ／ Tracked ： 2009年11月1日
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