カラヴァッジョ 天才画家の光と影
Excerpt(概要):以前にもカラヴァッジョを描いた作品で[カラヴァッジョ(1986)]もあるんですが、こちらの作品より本作の方が画家としての彼の苦悩とその放蕩ぶりが描かれていて見やすい印象があります。天才であるがゆえに、おごりや甘えもあったけれど、彼のその行動の裏側には絶えず"愛"を求めている姿が見えてきます。光に包まれる彼の絵を見た時、その心情が読み取れるような…。映像と演出が芸術的ですべてのシーンが絵の様です。絵画好きの方に是非お勧めしたい作品です。
Weblog(サイト)名 : ひばなのシネマの天地 / Tracked : 2010年12月10日
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『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』 (2010)
Excerpt(概要):向う見ずで血気盛ん、画家と言う天職さえも、己が生きていくための手段として利用する、直情的だけれど、時としてクールでもある主人公。捉えどころのない、いや、もしかしたらとてもシンプルなヤツだったのかもしれない、不思議な魅力があります。創作活動のシーンは余り描かれず、画家としての苦悩より、ヒラメキと湧き上がる絵への衝動が印象的に演出されていて、映画としては波乱万丈の彼の人生を描く事が主眼となっているように感じました。まさしく「光」、生きていくダイナミックな力強さを描いていたようにも思います。
Weblog(サイト)名 : よーじっくのここちいい空間 / Tracked : 2010年4月18日
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カラヴァッジョ 天才画家の光と影(Caravaggio)
Excerpt(概要):カラヴァッジョと言う画家は知らなかったですが、光と影の使い方が天才的で、当時もその後の画家にもかなりの影響を残した様です。映画を見た限りでは、光はともかく、影の側を人の死と重ねあわせているような感じがしました。人の死に対するトラウマが、この人のかなり激しい性格に結びついてか、揉め事もいろいろと起こします。この映画、これらの彼の伝記に合わせて、この時代のローマでの社会構成、各階級の人の扱われ方、社会的常識なども非常に興味深く見れました。興味のある方はおすすめします。以上、ご参考。
Weblog(サイト)名 : シネマクマヤコン / Tracked : 2010年4月5日
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イタリア映画祭2008...「カラヴァッジョ」
Excerpt(概要):アレッシオ・ボーニは実物に比べ、ちょっとハンサム過ぎちゃっているが、以外に似合っていたなぁカラヴァッジョ役。映画の中、この頃には珍しくモデルを使い、徹底した写実主義を貫いた描き方。それは娼婦の顔を聖母にしたり、処刑され首を落とされた死人の顔であったり、とにかく凄まじく血なまぐさい。この時代に起こった史実に基づいた処刑の場など目を覆う残酷なシーンがわんさと登場する。短気で決闘好きだったカラヴァッジョ。彼が短気でなく、争いも好まなかったら、もっとたくさんの絵画を残していたかも知れない。惜しい…。
Weblog(サイト)名 : ヨーロッパ映画を観よう! / Tracked : 2010年3月14日
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『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』 (2007)/イタリア・フランス・スペイン・ドイツ
Excerpt(概要):★★★ カラヴァッジョの天才的な素質を輝かせたのは、彼が主張した「光と影のコントラスト」に他ならない。そうやって築いた名声も、彼の性格の前にあっさりと崩壊して行ってしまう様もまた、芸術家ならではと言うべきものだろうか。彼の性格が災いして転落する→庇護者が現れるパターンがほとんどであったため、観ている方も展開が読めてしまう。つなぎの部分などは少々間延びした描き方になってしまっているのが残念。その作品を生み出すだけの素質は少なからず性格から来るものだけに、芸術家らしい芸術家の生涯を観たような気がする。
Weblog(サイト)名 : NiceOne!! / Tracked : 2010年3月12日
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カラヴァッジョ天才画家の光と影
Excerpt(概要):★★★★ この男の自尊心の強いこと。誰にも彼の暴走は止められなかった。ある意味彼ほど愛され、憎まれた男も少ないであろう。その究極ともいえる波乱万丈の人生は、タイトルの光と影そのもの。だからこそ天才的な画力を発揮し得たのであろう。その光と影は相乗しながらどんどん肥大化してゆく。ラストの展開を以外に感じる人もいるかもしれない。だが彼にとってはそうなるしか選択肢はあり得ないと感じた。どんなに光り輝く芸術を残しても、その裏にどれだけの犠牲があったのかを決して忘れてはなるまい。それが彼の業であり、因果なのであろう。
Weblog(サイト)名 : ケントのたそがれ劇場 / Tracked : 2010年3月1日
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カラヴァッジョ 天才画家の光と影
Excerpt(概要):★★★★ 一人の画家カラヴァッジョの伝記映画として非常に良くできた作品だったと思います。カラヴァッジョを知らなくても、16世紀イタリアの歴史を感じられる作品であり、そのコスチュームを含め見所は様々あると思います。バロック絵画と呼ばれるこの新しい絵画の潮流は非常に力強く美しいもので映像もそれを極力ありのままに表現しようとしているように観えました。徹底したリアリズム表現にこだわったカラヴァッジョは、自身の生き方すら偽りを嫌ったのではないでしょうか。一人の画家というより一人の男の壮絶な生き様に圧倒された作品でした。
Weblog(サイト)名 : LOVE Cinemas 調布 / Tracked : 2010年2月23日
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