酔いがさめたら、うちに帰ろう。
Excerpt(概要):★★★ 冒頭から10度目の吐血をしているしね〜。えっここから描くの〜?この先どうやって描くの?って思ったけど、彼がなぜこんなひどい状況になっているのか…を、たんたんと描いているんだよね〜。「毎日かあさん」であまり描かれていなかった病院内のことも描かれているしね。前に映画を見たときと思うことは一緒で、奥さんの器が大きいな〜って本当に思う。彼を見捨てず、ちゃんと彼を現実の世界に戻しているような気がする。この奥さんはすごい!やっぱり見て思うのは、この人無念だったろうな〜って、やるせなさが残る映画だね〜。
Weblog(サイト)名 : C'est joli〜ここちいい毎日を〜 / Tracked : 2011年6月1日
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mini review 11526「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
Excerpt(概要):★★★ 西原理恵子の作品の映画化が相次いでいる。想い出してみれば、どの作品の女優にも西原理恵子の分身のような影がある。子役で登場する少女たちの抒情は、西原理恵子の少女時代のこころのゆれを反映している。しかしそのなかでも本作は、まるで私小説的な「素」の西原理恵子が永作博美を通してそこに存在している。その作風の抒情や無頼ということよりも、もっともっと「素」の西原理恵子がせり出している。それは鴨志田との壮絶なといっても静かなといってもいいのだが、ふたりの対幻想を脚本・監督の東陽一が丁寧に掬い取ったからなのだと思う。
Weblog(サイト)名 : サーカスな日々 / Tracked : 2011年5月22日
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☆ 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
Excerpt(概要):この映画の素晴らしいところは、「泣かせながら感動させる」危険な領域をぎりぎりのラインで回避しながら、「笑わせて面白がらせる」映画に最後まで徹している演出と編集の技術にあると思われた。最近の日本映画でよく見かける俳優が出演し過ぎている点が多少気にはなったが、主演のふたり、浅野忠信と永作博美が、俳優キャリアの上でも代表作のひとつには必ず入るだろうと思われる名演を見せていることもあり、感動した。この題材を使って、絶対に「コメディにして見せる」という製作スタッフの一丸となった連携プレーの見事さに感動してしまった。
Weblog(サイト)名 : 映画の感想文日記 / Tracked : 2011年3月20日
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『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 毎日かあさん、時々とうさん
Excerpt(概要):本作の主人公は、一度は手に入れた「家族」を手放すはめになってしまった。酒をやめられなかったからだ。そんな男にとって、「酔いがさめたら」という仮定は悲しく、「うちに帰ろう」という言葉は重い。家族と別れてからずっとそう思っていたのだろう。もちろんここでの「うち」は建屋としての家ではなく、家族が待っているところ、彼が安堵できるところである。皮肉なことに、その「うち」は、彼がいなくなることで平和になる。妻は夫の暴力から逃れ、子供たちは父の罵声を聞かずに済む。しかし、家族はそんな平和では喜べない。
Weblog(サイト)名 : 映画のブログ / Tracked : 2011年2月18日
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[酔いがさめたら、うちに帰ろう] 来週はシラフで家族と会うのです
Excerpt(概要):アルコール依存患者を診察する衣田医師(高田聖子)、とても個性的で大きな存在感があった。本作では僕はやはり主役の浅野忠信を推したい。[乱暴と待機][鈍獣]など、彼は奇行に走る役柄が多いが、彼はそうした役を生き生きとして演じている。鴨志田にそのものとまではいかないが、ろくでなしだけど、なぜか許せる男としての魅力を醸し出していた。あの独り言のようなボソボソっとしゃべる自然なセリフ回しが、過剰な行動をする役柄には合っているようだ。[毎日かあさん]だけではわからなかった元夫の心情が多面的には見えて、面白い。
Weblog(サイト)名 : アロハ坊主の日がな一日 / Tracked : 2011年2月13日
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「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
Excerpt(概要):良い映画でした。依存症の大変さは少なからず理解できるものの、なかなか感情移入は出来ないのだけど、とにかくそんな主人公を支える周りの人たち、母親、妻、子供たち、そして医師や入院患者たちのなんと優しく、魅力的なことか。主人公を演じた浅野忠信の渾身の演技はもちろんのこと、しょうがないなぁ的に気丈に振る舞ってみせる妻を演じた永作博美の演技の素晴らしいこと!二人の子役の自然な演技もまた心に響く。人生はままならないものだけど、結果がどうであれその過程で納得いくことがどこまでやりきれるのか。西原さんの言葉が胸を打つ。
Weblog(サイト)名 : 俺の明日はどっちだ / Tracked : 2011年2月9日
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『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(2010)/日本
Excerpt(概要):★★★★ どんなに身体を痛めつけて入院しても、最後までちゃんと、そーっと見守っていてくれる家族がある。やっぱり、愛していないとできないことかもしれません。こんなに愛された鴨志田さん(安行)は幸せだったと思います。死の影を自分の中に見ながらも、家族を愛し、そして最後は家族の下で旅立って行けた。見捨てられてしまうことの多いアル中患者だけに、安行も由紀たちも、お互いに受け入れることができたのはよかった。こどもたちも健気でした。特に、泣いた顔を見せたことがない…という妹ちゃんの演技、いじらしかったです。
Weblog(サイト)名 : NiceOne!! / Tracked : 2011年1月21日
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酔いがさめたら、うちに帰ろう。
Excerpt(概要):鴨ちゃん役が浅野忠信、よかったです。他の配役もイイ!脇を固める役者さんたちが超好み!脇役好きにはたまらん顔ぶれ。アルコール依存って、そうカンタンなもんじゃないですね。そのすさまじさがそこかしこに描かれています。入院患者の約の人々も超個性的で、精神科医師の高田聖子が自然でよかった。また、これを見て、やっぱ鴨ちゃんは実際にすごく優しくて、アルコールの件以外は本当にいい「おとしゃん」だったんだと思う。家族に戻ってからの塚原の表情がまたやわらかく優しくて。わかっていても、ああ、よかったなと思ったりした。
Weblog(サイト)名 : 椿的濃縮タマシイ / Tracked : 2010年12月18日
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酔いがさめたら、うちに帰ろう。
Excerpt(概要):★★★★ 主役の浅野忠信が瞠目すべき演技を披露しています。何しろ、吐血で実家のトイレを血の海にしてしまうほど酷いアルコール依存症の男を演じているのですから! とはいえ、アルコール依存症に焦点を当てるというより、むしろ、それを仲立ちにした家族愛の物語と捉えるべきでしょう。妻を演じている永作博美の類い稀な演技も注目に値します。
Weblog(サイト)名 : 映画的・絵画的・音楽的 / Tracked : 2010年12月18日
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「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」よく頑張りました、うちに帰ろう
Excerpt(概要):★★★★ 映画自体は淡々と事実を積み重ね、色々あったけど彼は彼なりに生きて最後は幸せな日々がありました、と、そんな映画。相変わらずどこをとっても浅野忠信と不思議な存在感の永作博美がこの映画を特別な作品にしていた。家族で波打ち際で遊ぶ様子がエンドロールの横にずっと流され、繰り返す日々の暮らしもいつか必ず終わるが、それを恐れるより今を懸命に過ごすだけなのだと。そんなことを思いながら劇場を出た。関係ないところでも泣かせてもらいました。
Weblog(サイト)名 : soramove / Tracked : 2010年12月9日
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酔いがさめたら、うちに帰ろう。
Excerpt(概要):★★★ 「なぜ離婚した相手のこと心配するの」なんてまで言われ、夫婦も傍目には奇妙なのだけれど、2人の間では愛おしさも、嬉しさも、悲しさも同じものとして共有されている。だから西原がきつめの言葉で鴨志田に言っても、全て愛情表現なのだと分かる。同情するとかしないとかのレベルじゃないのだ。この微妙な愛情表現は結構難しいのだろうけれど、さすが永作博美は難なくこなしている。西原も一度だけ泣く場面がある。人間は悲しいから涙を流す場合もあるが、涙を流すから悲しくなる場合もある。大抵は後者の方が悲しみは深い。
Weblog(サイト)名 : 佐藤秀の徒然幻視録 / Tracked : 2010年12月7日
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酔いがさめたら、うちに帰ろう。
Excerpt(概要):★★★★ 彼は戦場カメラマンとして、カンボジアやベトナムにも足を運んでいます。人間の尊厳を踏みにじる行為を自らの目で観てきた人です。彼の心に重くのしかかった想いは、依存症の原因の一端ではあったでしょう。しかし彼はそれが言い訳に過ぎないことも良く解っています。本当の意味で自分のこれまでの行いを悔いる気持ち、痛いほどにそれが伝わってきました。海岸で子供たちとはしゃぐラストシーン、ポートレートのように映し出されるそのシーンに、西原理恵子さんの言葉 「さいごに、ちゃんと帰ってきました。いい男でした」 が凝縮されていたように思います。
Weblog(サイト)名 : LOVE Cinemas 調布 / Tracked : 2010年12月6日
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酔いがさめたら、うちに帰ろう。
Excerpt(概要):浅野忠信さんは監督が彼を思い浮かべながら脚本を書いたというだけあって良かったです〜。主人公が乗り移ったような演技で、アルコール依存症を静かに見つめるマイペースな塚原を演じていました。彼と離婚しながらも近所に住んで彼を支えていく元妻役の永作博美さんも、ちょっと度胸のあるサバサバした女性を素敵な笑顔で演じていました。アルコール依存症病棟にいる患者たちも、思わず笑ってしまうほど役者が揃っていて面白かったです。全体的にはアルコール依存症の物語なのですけど、家族の絆とか夫婦の絆などのシーンも多くあって、いろいろ考えさせられました。
Weblog(サイト)名 : とりあえず、コメントです / Tracked : 2010年10月24日
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