窓・・ 「スイートリトルライズ」
Excerpt(概要):結婚して数年もすれば誰もがこうした夫婦の機微を経験するに違いない。概ね映画としてもよくできている。DINKSなんてマーケティング用語も思い出すし、バブリーな匂いも感じるが、ここに描かれているような高度成長期の日本が簡単には追いつけないと言われたヨーロッパ的洗練と成熟は、不況と言われる日本の一方で、すでに普通の感覚になったのかもしれない。
Weblog(サイト)名 : シネマ走り書き / Tracked : 2011年1月2日
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映画『スイート・リトル・ライズ』を観て
Excerpt(概要):夫婦で有りながら、お互いが家庭の外に内緒を抱えているという設定が延々と続く。しほと聡との関係ではハラハラさせられるシーンもある。池脇千鶴はこういう小悪魔的なイメージは無かったのだが、この作品では体型もぽっちゃりとしていて新たな境地?を見出しているのだろうか? この夫婦の様な実態?は理解出来ないが、映画的にはこういう一見するとメリハリの無いような展開もありかな?って感じです。全体を通じてまったりとした空間と時間が流れ、セリフも少なく表情や態度で現状をスクリーンに表すという難しい役どころを、大森南朋と中谷美紀は見事に演じていた。
Weblog(サイト)名 : KINTYRE’SDIARY / Tracked : 2010年11月21日
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映画「スイートリトルライズ」なんとなく物足りない贅沢な空虚
Excerpt(概要):★★★ この映画117分かけて何を言いたかったのか。分からんでもないけどバカバカしいというのが感想。これは視覚的にそしてセリフで感情を語らせてしまうことが致命的な気がする。小説ならこの無機質な色の無い感情を読者が感じて足らない部分を埋めていけばいいが、映画ではどうしてもその部分を「見せて」しまうことでそれが薄っぺらに感じてしまう。悪くないけど、面白くも無い。そんな映画が出来上がった。中谷美紀は彼女そのものという感じで、新しい何かを見せてはくれなかった。
Weblog(サイト)名 : soramove / Tracked : 2010年4月5日
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『スイートリトルライズ』
Excerpt(概要):瑠璃子にとって守りたいものは春夫ではなく聡だった。だから夫に嘘はつけても春夫に嘘はつけない。聡の方はそれに気付いていたかはわからないが、嘘を重ね始めたころからどういうわけか自分から瑠璃子を腕に入れてやるようになった。後ろめたいから、とかそういうんじゃない気がする。聡もきっと瑠璃子を守らなきゃって自然とそう思ったからに違いない。そう、思いたい。この家には恋が足りないのではなくて "遠慮" が多すぎただけだったのかも。朝、夫を起こすのも遠慮があるように見える。目が覚めているのに寝たふりをする聡にしたってそう。
Weblog(サイト)名 : シネマな時間に考察を。 / Tracked : 2010年3月25日
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【スイートリトルライズ】
Excerpt(概要):とても雰囲気のある素敵な映画になっていました。とはいえ、やっぱり「甘い嘘」とは思えないのですが、でも決して嫌い合っているわけじゃない夫婦、お互いのことは傷つけたくない愛はないかもしれないし恋もないかもしれないけど、それでも想い合っている夫婦が何か足りない隙間を埋めるように恋に落ちていく様子は共感できました。「一緒に居ても寂しい」というような台詞が出てきますが、そうだろうなーって納得できる。この映画では生活の音が静かに、確実に聞こえてきます。静かでちょっとヒンヤリとした感じ。私は好きな作品です。
Weblog(サイト)名 : 日々のつぶやき / Tracked : 2010年3月23日
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スイートリトルライズ
Excerpt(概要):★★ 劇中で瑠璃子は言います。「人は守りたいものに嘘をつくの」と。聡を守りたいから春夫との関係は言わない。そしてそれは聡にしても同じこと。解りやすく言えば、相手が嫌な気持ちになるようなことはたとえ真実であっても言わないということ。なんと身勝手で都合の良い理屈なのか…。好き勝手浮気しといてよくもまあこんな屁理屈をこねられるものだと半ば呆れてしまいます。耳障りの良い決め台詞はありますが、いかにも深そうに見せかけつつも、実は格好だけ。ストーリーもご都合主義で結局は元鞘とあっては、結局何だったんだか。
Weblog(サイト)名 : LOVE Cinemas 調布 / Tracked : 2010年3月14日
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「スイートリトルライズ」結構、辛口…。
Excerpt(概要):夫婦がお互いを大事に思っていながら、それぞれ別の男女と逢瀬を重ねる。そのことについて触れることなく"嘘"を重ねる。この"嘘"は、「甘くて優しい」と定義されておりますが、そうかな〜?相当な意味を含んだ「重くて辛い」嘘のように感じられてなりません。映像上、凄くキレイに描かれておるのですが、ホントにこんなことが起これば、もっともっとドロドロだと思います。映画のテーマは"W不倫"ですからね。そういう意味で、何とも現実感が乏しいんですよね。中谷美紀さんの"透明感を感じさせる存在感"は、この映画の世界にピッタリだと思います。
Weblog(サイト)名 : シネマ親父の“日々是妄言” / Tracked : 2010年3月1日
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