デザート・フラワー 未開で野蛮な国に住む人々とが誰のことか?
Excerpt(概要):本作の背景にはFGM(女子割礼)という残酷な風習の中で傷ついていく女性たちの現実が描かれる。この現実を知った私たちは非常なショックを受けながら、同時に人間の尊厳を損なう風習がいまだに続いていること、そしてそれが当然のこととして認められ、受け入れられている ことを知る。このとき、私たちの気持ちの中に「これはアフリカという未開の地だから」とか「アフリカはまだ野蛮なところだから」とかというものはないだろうか?人間の尊厳を損なうことは、実は先進国と呼ばれる国や地域にもまかり通っていることを改めて知るべきではなかろうか。
Weblog(サイト)名 : 映画と出会う・世界が変わる / Tracked : 2011年5月8日
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「デザート・フラワー」
Excerpt(概要):まさに波乱万丈の伝記映画なのであるが、ただの成功物語というのではなく、FGM(女子割礼)という残酷な風習の中で傷ついた彼女の体験とその廃絶運動への取り組みが、もうひとつの側面としてある。トップモデルへと成功するまでには様々なエピソードがあり、そうしたエピソードの面白さで最も重要なFGM廃絶という点が薄まったことは否定できない。ワリスを演じるリヤ・ケベテは、ワリスの精神をそのまま体現したような存在感である。何よりも、ワリス自身がFGMの廃絶をめざして国連でその体験を話した勇気には敬意を表したい。
Weblog(サイト)名 : 映画と出会う・世界が変わる / Tracked : 2011年5月5日
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映画「デザート・フラワー 」祖国から逃げ出し生きるという現実
Excerpt(概要):★★★★ 美しい魂の輝きをこの映画で見た気がした。部族の風習に従って5歳でFGM(女性器切除)を受け、その事が彼女の人格形成にも大きく影響している。今のこの現代においても相変わらず同じ様な事が行われているようだ。人間は自分の弱い鎧の下、僅かなプライドをたよりに生きている。その自分自身を信じるプライドが持てなくなったら、というより最初から持てなかったら。その人生は厳しいものだ。だからこそ彼女が生きて祖国を脱し、今自分の信念で運動を続けていることを知り、人間って強いなって、いいなって思ったのだ。
Weblog(サイト)名 : soramove / Tracked : 2011年3月4日
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映画『デザート・フラワー』を観て
Excerpt(概要):ソマリア時代にFGMを受けていた問題を抜きに考えれば、彼女は、幸運にも英国へ辿り着き、ファッション・モデルとして国際的に成功を収めたのだから、充分に波乱万丈の人生をここまで過ごしてきたのだと思う。ワリスを演じた女優も隣国のエチオピア出身のモデルであるので、作品を通しての感情移入も出来る。その成長の陰にはダンサーを目指しながらも成功を収めることが出来なかったマリリンの存在も大きかった。マリリン役のサリー・ホーキンス、彼女の機関銃の様なトークや表現力豊かな表情は、良いアクセントになっていた。
Weblog(サイト)名 : KINTYRE’SDIARY / Tracked : 2011年2月27日
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デザート・フラワー トップモデルのあまりに重い運命の一日
Excerpt(概要):FGMの話がでてくるんだなあとは思ったものの、それは軽くでてくるのだろうと思っていたら大間違いでした。きっと、この映画の実現には、多くの勇気ある人の金銭を超えた判断があったことでしょう。重要な問題を大衆に提起する意義深い映画だと思います。タイトルのイメージとかなり違ったとお思いの方も多いかとは思いますが、映画ではもちろん、原色の衣装が映えるアフリカの風景、ファッションショーや写真撮影のシーンなど、楽しいシーンもいっぱいですので、是非映画をご覧いただきたいと思います。
Weblog(サイト)名 : もっきぃの映画館でみよう / Tracked : 2011年2月20日
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*デザート・フラワー*
Excerpt(概要):前半ワリスの辛い人生ですが、救われるのはコメディエンヌ系の友人が助けてくれたことです。まあその人にしてみれば厄介な人と関わってしまった‥というメイワクきわまりないことだったのですが、その彼女が心動かされるのはワリスの誠実さです。ただ残念なのはトップモデルになってからの彼女の苦悩があまり伝わってこないことです。いきなりゴージャスなマンション暮らししてるのですが、時間的に短い感じ。でもいい作品で、冒頭、弟くんが"いつまでも一緒だよね"って言いながら見上げる目が忘れられません。
Weblog(サイト)名 : Cartouche / Tracked : 2011年1月20日
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『デザート・フラワー』(2009)/ドイツ・オーストラリア・フランス
Excerpt(概要):★★★ 命がけで祖国を脱出した彼女を待っていたのも様々な困難でしたが、それでも自由であるということは何物にも代えがたいことだったと思います。成功するまでの間にも、彼女に対しての風当たりはたくさんあって…彼女の支持者がたくさん現れてくれたのは本当に幸運だった。FGMによって苦しむ女性たちが1日でも早くいなくなるように…このような映画は一種の啓蒙の役割をしていますので、多くの方に観ていただきたいです。ワリス役のリヤ・ケベデも美しい女性でした。どことなくワリスに風貌が似ていて、この大役には適任でしたね。
Weblog(サイト)名 : NiceOne!! / Tracked : 2011年1月15日
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【映画】デザート・フラワー
Excerpt(概要):これは、ただのシンデレラストーリーでは、無い。女性にとっては、とても辛く、信じがたい事実。人には相談できないような、公言できないような事実を、ワリスは勇気をもって告白しました。それはとても勇気が居ることだし、生半可な決意では出来ないことです。そして、良くしていこうと運動を始めるなんて、本当に尊敬するべき存在だと思います。同じ女性として、心からその勇気を称え、応援していきたいと強く思いました。ぜひ、多くの人に知ってもらいたい作品です。
Weblog(サイト)名 : ☆紅茶屋ロンド☆ / Tracked : 2011年1月1日
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デザート・フラワー
Excerpt(概要):★★★★ ただの成り上がり物語じゃない 久々に痛烈な現実を見せられた秀作でした。ただ惜しむらくはFGMによって深く傷ついた彼女の心が、モデルの仕事をして成功していく上でどう影響を与えたのか与えなかったのか、その部分をもう少し丁寧に見せて欲しかったです。
Weblog(サイト)名 : LOVE Cinemas 調布 / Tracked : 2010年12月27日
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