映画評「Vision ビジョン」
Excerpt(概要):★★★ 時系列通りに語ればぐっと解りやすくなったお話だが、そうしたストレートな流れでは作者の狙った生と死と時間との関係に関する観想が上手く表現できかねる感じがあるので、時系列を操作してお話を構成したこと自体は問題ではない。不自然なところが多いのが問題なのである。
Weblog(サイト)名 : プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] / Tracked : 2019年6月23日
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『Vision ビジョン』 自己陶酔の新しい形?
Excerpt(概要):自分でも何を書いているのかわからないのだが、この作品をどのように解釈すればいいのか見当もつかない。森のなかの神話的世界に親しく接している人なら理解できるのだろうか。ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏のセックスシーンは酷くぎこちなかった。
Weblog(サイト)名 : 映画批評的妄想覚え書き/日々是口実 / Tracked : 2018年6月14日
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「Vision」:森と時間に囲まれて
Excerpt(概要):百々新の撮影は素晴らしく美しいですし、奈良の森とその神性をテーマに据えるという河P直美のアイデンティティも発揮されているのですが、いかんせん「おすまし」モードなんですよねえ。すっかり河P映画の顔になってしまった永瀬正敏は、やはりいい味を出しております。そしてビノシュは、やはりビノシュ(美の主)というべき透明感を持って、超然と存在しておりました。でも本当の主役は、やっぱり悠久の「森」と「時間」だってあたりが、いかにも河P作品なんですよねー。
Weblog(サイト)名 : 大江戸時夫の東京温度 / Tracked : 2018年6月12日
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Vision
Excerpt(概要):★★ 「日本の森=神秘」というちょっと安直すぎる設定で何もかもまとめてしまってないか。そもそもオープニングで森の中の古い神社があるのだけれど、あたかも神道の神は山の森です、と言わんばかり。けれど、そのことと薬草と何の関係があるのやら。ひょっとして苦痛を取り去る薬とは死のことなのかと思ってしまう。若い猟師が殺されるのもある意味「薬」なのかも。でも、それじゃ話にならんだろう。
Weblog(サイト)名 : 佐藤秀の徒然幻視録 / Tracked : 2018年6月8日
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