『友だちのうちはどこ?』に見る子供の壊し方
Excerpt(概要):大人はひどく残酷だ。少年は嘘を吐き、大人を騙すことで事態を収拾する。少年は普通の大人になるだろう。人の云うことを聞かず、自分の意見を押し付け、ときには人を騙しながらずるく立ち回る。そんな普通の大人になるだろう。そう仕向けたのは、他ならぬ周りの大人たちなのだ。 それを世の中では成長と呼ぶのだ。 残念ながら。
Weblog(サイト)名 : 映画のブログ / Tracked : 2011年11月8日
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友だちのうちはどこ?(’87)
Excerpt(概要):出演は素人の子供達だったのでしたが、この気弱で悲しげなモハマッド、そして大人達に無視されながら、その友だちの窮状に持ってきてしまったノートを、今日中に返しに行かねば、という意志を通す健気なアハマッド演じる2少年が改めて絶妙のハマり具合。イランの片田舎、迷路のような路地や階段がそのまま、少年の不安や焦りとも重なって、この小冒険の舞台になってる、というシュールさ。久方に見たイラン低予算系のキアロスタミ作品、やはり不思議な快作兼怪作感、という所でした。
Weblog(サイト)名 : Something Impressive(KYOKOV) / Tracked : 2011年9月17日
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『友だちのうちはどこ?』 | イラン人も日本人も何も変わらない。
Excerpt(概要):想像していた内容と大きく違っていました。それもいい意味で。大人たちは自分のことしか考えないし、いい加減だし、そもそも人の話を聞かないし、しかも、結局ノートは届けられないし!だから最後のオチは本当にビックリしました。内容もよかったですが、イランの人たちの生活が垣間見られてうれしかったです。この作品には、小津安二郎や山田洋次の世界に通じるものがあります。つまるところ、人間というのは姿形は違えどみな同じなんだな、と思わせてくれる作品でした。
Weblog(サイト)名 : 23:30の雑記帳 / Tracked : 2011年5月21日
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