映画「妻への家路 」ノスタルジーという、やっかいなもの
Excerpt(概要):★★★ この映画は、記憶を無くし、認知症の始まった老女のもどかしい様な日常は残酷であり、希望が見出せず、そこがなんとももどかしいのだ。監督の強い主張は感じられないが、強い思い入れはスゴク感じた。
Weblog(サイト)名 : soramove / Tracked : 2015年4月1日
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妻への家路
Excerpt(概要):★★★ 本作はその後日譚といった趣があります。ですが、本作からは、政治的な意味合いがあまり感じられず(無論、見る人が見れば逆かもしれませんが)、むしろ、夫婦愛の物語といえるのではと思います。それも、妻が夫を識別できないことによって、かえって二人の愛が強められている感じがして感動的です。
Weblog(サイト)名 : 映画的・絵画的・音楽的 / Tracked : 2015年3月27日
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『妻への家路』
Excerpt(概要):時代と政策に翻弄された市井の人々を忘れてはいけない。そんな怒りも感じないのは、現代中国が過去に向き合わない傾向にあることへの警告なのか。それもまた見る人によって評価の分かれるところなのでしょう。
Weblog(サイト)名 : こねたみっくす / Tracked : 2015年3月10日
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妻への家路
Excerpt(概要):妻の記憶を戻させようとするルー・イエンシーの献身的な姿と、その姿とは裏腹に2人の間に一片の希望が見えない終わりかたは感慨深くあり、やっぱり張藝謀監督は叙情的な純愛物語が得意なだけあって見せ方は巧い。哀愁が漂い深みのある話で素晴らしくはあったけれども、イイところと悪いところが極端に目立ったことで、微妙に距離感を覚えた。鞏俐様は老けメイクで実年齢の50歳よりやや上の役柄で、薄幸さと繊細さの表現はさすが巧いと感心させられるんだけれども、不安定さと老けメイクしているにも関わらず生活感というか疲労感(美人過ぎる)みたいなものがなく、ちょいと背伸びし過ぎた感ありで、物語同様に微妙な心持ち…。
Weblog(サイト)名 : 風情♪の不安多事な冒険 Part.5 / Tracked : 2015年3月8日
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妻への家路〜幸福の出迎えボード
Excerpt(概要):★★★★ コン・リーは日本で言えば倍賞千恵子似の女優。本作もストーリーの筋は「黄色いハンカチ」に似てなくもない。
Weblog(サイト)名 : 佐藤秀の徒然幻視録 / Tracked : 2015年3月6日
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『妻への家路』手紙を読む人
Excerpt(概要):夫婦の有り方について考えさせられる。理不尽な運命を受け入れ、妻の現在を受け入れ、何とか改善するために努力する。その描写が時に切なく時に滑稽で、涙しながらも思わず笑みが出てしまうシーンもあった。コン・リーとチェン・ダオミンの自然な演技が、かつてはあっただろう温かい夫婦愛を感じさせてくれた。タンタンを演じたチェン・ダオミンはこれがデビューなのだそうで…。彼女の表情に引きずられて何度も泣かされた。新人さんだとは思わなかった。先が楽しみ。ラストシーンの余韻にまた涙した。その状況に茫然としつつも、凛とした美しい風景に魅入る。けれども優しさと温かさは感じるのだ。不思議なパワー。
Weblog(サイト)名 : 映画@見取り八段 / Tracked : 2015年2月28日
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