アイダよ、何処へ?


★★★★
[恐怖] [ストーリー] 感動

作品を観た感想 (2)

監督:ヤスミラ・ジュバニッチ サラエボ、希望の街角
出演者:
ヤスナ・ジュリチッチ 鉄道運転士の花束

イズディン・バイロヴィッチ サラエヴォの銃声 サラエボ、希望の街角

ボリス・レアー

ディノ・バイロヴィッチヨハン・ヘルデンベルグレイモント・ティリボリス・イサコヴィッチ

あらすじ:
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争末期の1995年7月11日、東部の街スレブレニツァ。 元教師のボシュニャク人女性アイダは、オランダ部隊が管理する国連保護軍施設で通訳をしている。 セルビア人勢力の侵攻で街が陥落し、2万人もの避難民が殺到した国連施設はすし詰め状態。 アイダは夫と2人の息子を、強引に施設内に招き入れる…。 ≪そこに、神はいなかった―≫ 社会派ドラマ。

アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート、インディペンデント・スピリット賞外国語映画賞、他多数受賞

頼りにしていた国連からの援軍は得られず孤立無援状態の国連施設を、セルビア人兵士が取り囲みます。 国連職員の立場を利用して家族を守ろうとするアイダを、簡単に非難することはできないでしょう。 「ナチスのホロコースト」「ルワンダの虐殺」同様、後に国際司法裁判所でジェノサイド(国民的、人種的、民族的、宗教的な殲滅を目的とした集団殺害)と認定された「スレブレニツァの虐殺」の悲劇を描きます。

【ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992〜1995年)について】
1992年3月に、ボスニア・ヘルツェゴビナはユーゴスラビアからの独立を宣言。 約430万人の国民のうち、44%がボシュニャク人(主にムスリムと呼ばれるイスラム教徒:大統領を選出したボスニア・ヘルツェゴビナ中央政府側)、33%がセルビア人(主にキリスト教正教会教徒:スルプスカ共和国として分離宣言)、17%がクロアチア人(主にキリスト教カトリック教徒:ヘルツェグ=ボスナ・クロアチア人共和国として分離宣言)であった。 独立当初より、異なる民族が3派に別れ内戦を繰り広げた。

【スレブレニツァの虐殺(スレブレニツァ・ジェノサイド)】
1995年7月に発生した大量虐殺事件。 ボスニア・ヘルツェゴビナ東部に位置するボシュニャク人が多く居住する街スレブレニツァは、国際連合によって攻撃してはならない“安全地帯”に指定され、国連保護軍も派遣されていた。 しかし、セルビア人のラトコ・ムラディッチ将軍率いるスルプスカ共和国軍は、国連軍との合意を一方的に破ってスレブレニツァへの侵攻を開始し街は陥落。 ムスリム武装勢力によってセルビア人が約1200人殺害されたことへの報復だとして、推計8000人のボシュニャク人が殺害された。
  ≪資料提供:アルバトロス・フィルム≫

2020年製作 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ・オーストリア・ルーマニア・オランダ・独・ポーランド・仏・ノルウェー・トルコ (101 min)
原題:QUO VADIS, AIDA?

作品を観た感想 (2)

1.画像

2.観たい作品リスト
3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
0.トップ
アマゾン最安値購入
キーワード: