サラエボ、希望の街角


★★★★
[ストーリー] 笑い 恐怖 音楽ダンス

作品を観た感想 (6)

監督:ヤスミラ・ジュバニッチ アイダよ、何処へ?
出演者:
ズリンカ・ツヴァイテシッチ

レオン・ルチェフ

ミリャナ・カラノヴィッチ 鉄道運転士の花束

エルミン・ブラヴォマリヤ・ケーンニナ・ヴィオリッチセバスチャン・カヴァーツァ

あらすじ:
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボ。 航空機の女性客室乗務員ルナは、空港の管制室に勤める男性アマルと同棲中だが、ある日アマルが飲酒のために停職処分を受けてしまう。 アマルはパソコン教室の仕事を見つけてくるが、仕事を紹介してくれたバフリヤという男性はアマルの戦友で、イスラム原理主義の教徒だった…。 社会派ラブストーリー。 R-15

イスラム教徒と言っても名ばかりで、肌の露出度も、宗教に熱心でないところも、一見普通の現代的なカップルですが、内戦により、ルナは目の前で両親を殺され、アマルは過酷な戦場を経験し、弟を失いました。 家族が欲しくて一刻も早く妊娠したいと願うルナと、アルコール依存症の次は宗教にのめり込んで行くアマル。 内戦による心の傷を抱えながら生きる若い世代の姿を描きます。 ルナの悩み、行動、選択は、日本の若い女性でも共感できることばかりです。

【ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争】(1992〜1995年)旧ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴヴィナ内で、ムスリム人とも呼ばれる44%を占めるボシュニャク人(イスラム教徒)、31%のセルビア人(セルビア正教徒)、17%のクロアチア人(カトリック教徒)が対立し内戦が続いた。 死者20万人、難民・避難民200万人。 第二次世界大戦後ではヨーロッパで最悪といわれる紛争により街は破壊され、絶望とトラウマ、民族や宗教がからむ憎しみが残った。(資料提供:アルバトロス・フィルム/ツイン)

2010年製作 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ・オーストリア・独・クロアチア (104 min)
原題:NA PUTU/ON THE PATH

作品を観た感想 (6)

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