エリザのために


★★★★
[ストーリー] 恐怖 音楽ダンス

作品を観た感想 (3)

監督:クリスティアン・ムンジウ 4ヶ月、3週と2日 汚れなき祈り ヨーロッパ新世紀
出演者:
アドリアン・ティティエニ 私の、息子

マリア・ドラグシ 白いリボン

リア・ブグナル

マリア・マノヴィッチヴラド・イヴァノフジェル・コルチャグラレシュ・アンドリチ

あらすじ:
朝、ルーマニアの医師ロメオは車で娘エリザを学校へ送っていくが、構内に入る手前で降ろすことになった。 ところが、白昼人通りもある中で、エリザは暴漢に襲われてしまう。 大事には至らなかったものの、翌日エリザは卒業試験を受け、合格すれば奨学生としてイギリスに留学する予定になっていた。 ロメオはあらゆるツテとコネを利用して、娘が事件の動揺から試験で失敗しても合格できるようにと奔走する…。 社会派ヒューマンドラマ。

カンヌ国際映画祭監督賞

1989年の革命によって共産主義のチャウシェスク政権が倒れ、民主化への道を歩むこととなったルーマニア。 外国にいたロメオと妻マグダは、新しい体制に期待して帰国したのでした。 しかし思ったほど民主化は進まず、今は諦めの日々を送っています。 白昼堂々と若い女性が襲われ、それを通行人が誰も助けない社会、コネやツテがなければ正直者がバカを見る社会に愛想をつかした父親は、一人娘をこんな国には置いておきたくないと考えているのです。 しかしそんな父親自身も決して潔白ではなく、娘の留学のためならコネを利用してしまうという皮肉。 この父親の姿を見て、エリザは一体どうするのでしょうか…?

2016年製作 ルーマニア・仏・ベルギー (128 min)
原題:BACCALAUREAT/GRADUATION

作品を観た感想 (3)

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