いつまた、君と 何日君再来:作品を観た感想(4)
いつまた、君と 何日君再来
★★★ 衣食住もままならない戦後の動乱期を生きた一組の夫婦、家族を養い、苦労を重ねながらも、夫婦で協力して力強く生きる姿が描かれています。苦しい生活の中でも楽しい思い出がいっぱいあったことがうかがえます。6月13日に81歳で死去した野際陽子さんの遺作となります。病床の祖母を演じているので、現実が重なっているような感じがしました。
Spice -映画・本・美術の日記-
2017年7月10日
いつまた、君と
★★★ 物語全体に起伏が乏しく、NHKの朝の連続TV小説のような雰囲気の作品です。映画に大きな盛り上がりが見られないのが残念な気がしました。
映画的・絵画的・音楽的
2017年7月3日
ショートレビュー「いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)
★★★ 「人に歴史あり」という言葉を具現化した様な作品で、企画性自体が非常に面白い。手記の構成ゆえにドラマ的な軸が弱く抑揚に欠け、「こういうことがありました」は描かれるが、それが具体的にどんな影響を及ぼしたかは具体性に乏しい。昭和の時代に想いを馳せる114分だ。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2017年6月29日
いつまた、君と〜何日君再来〜 〜覆い続ける南京の影
★★★★★ 全編を通じ、吾郎にはいつも「俺はこんなところで何してるんだろう」感がこびりついている。輝いていたのは最初のデートシーンのみだ。公式サイトで俳優の佐藤二朗の「こんなにも運に見放され、こんなにも何も成し得ず、こんなにも全てうまくいかず、こんなにも素晴らしい人生を、僕は初めて知った」というコメントが本作の全てを現わしているように思える。
佐藤秀の徒然幻視録
2017年6月27日
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