バビロン:作品を観た感想(2)
『バビロン』世界で一番魔法に近い場所
★★★★ この映画は「映画愛がどうとか」ではなくて、デイミアン・チャゼルとジャスティン・ハーウィッツを愛する、「昔は良かった」から卒業できない孤独をこじらせた層に愛してもらいたい。これが今年最高の名作かどうかは分からないけれど、今日、今年一番好きな映画を観た。それは絶対。
映画@見取り八段.
2023年2月14日
バビロン・・・・・評価額1700円
★★★★ 映画の夢の裏側にある現実の痛みを描いた本作は、三人の個人の物語として捉えるとビターで切なく悲壮ですらあるが、映画史というメタ的な視点から全体を捉えると、大きな達成感があるという不思議な印象の作品。クレジーな人々を描いていても、映画自体はきっちりと理詰めで構成されたチャゼル流のパワフルな熱血映画賛歌。賛否両論に分かれるのは仕方がない作品だが、私はこの挑戦的な力作を強く支持する。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2023年2月13日
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