インビクタス/負けざる者たち :作品を観た感想(65)
インビクタス/負けざる者たち(感想184作目)
★★★★★ マンデラ大統領が誕生して白人&黒人で仲良くも、大統領SPメインで差を詰めてる感じ表現だったが、大統領が変わっただけで仲良くするの大変と思うよ。政治&スポーツは絡めず別に考えると言うけども、実際は政治&スポーツ絡む事は多い気するよね。モーガン・フリーマンの大統領は良い感じだったし、事実が元だし、学校の授業より何倍も勉強が出来てイーストウッド作品に大満足!
別館ヒガシ日記
2011年2月6日
インビクタス/負けざる者たち:クリントイーストウッドが撮ったネルソンマンデラの不屈の魂
★★★★ マンデラから招待されたピナールは、このチームに求められていることがただの「勝利」ではなく、人種の垣根を越えてこの国を1つにまとめ「優勝」することだと悟る。そしてその想いをチームへと伝えていく。実際に遠くの隣人たちと触れ合うことで、心のわだかまりが解けたことだろう。黒人たちもまた南アフリカの代表チーム「スプリングボクス」を応援していくようになっていく。クリント・イーストウッドはその様子を、オーソドックスに、しっかりと語るべき物語を語る。十分に感動できる作品であり、イーストウッドを巨匠たらしめるものといえるだろう。
ビールを飲みながら考えてみた…
2010年10月4日
【映画】インビクタス/負けざる者たち
★★★★ ネルソン・マンデラの伝記として広く浅く見せる事を避け、ラグビーワールドカップに絞って脚本とした事は間違っていないと思います。が、逆に背景にあるアパルトヘイトとか、黒人大統領へのアレルギー(?) そういった部分の描写は希薄にしか描かれていない気が…。そこから生み出されるであろうドラマは少なかったんじゃないかな…まぁアメリカが舞台の作品とは差別の環境が違うから、薄めな描写の方がリアルなのかも知れませんが。部分部分では魅させられる部分も多く含んでいたし、微感動もさせられながら鑑賞出来たのですが…、少し退屈だった。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2010年8月26日
『インビクタス/負けざる者たち』
人種差別から生まれた深い溝はなかなかに埋まるものではないと思います。マンデラが大統領となり、政権が逆転したにも関わらず、本来なら報復を思いつくところ、「人種和解」という難題に取り組む。それをスポーツを通して。馴染みのない南アフリカの歴史の断片がこの映画から垣間見ることができます。イーストウッドが描く映画には知りえなかった知識を教えてくれる、また実話を映画にすることによって目で観、耳で聞き、スゥーッと世界へ誘ってくれる気がします。観て終わった後、けっこう短く感じました。観る価値ある作品だと思います。
シネマのある生活〜とウダウダな日々
2010年3月22日
インビクタス(INVICTUS)
大統領になったネルソン・マンデラ氏は過去の恨みは置いておいて、黒人も白人も仲良く暮らせる国際的に成熟した国にしようと試みるのでした。マンデラ氏はこの映画の中で、ちょうどその年に南アフリカ共和国で開催されたラグビーのワールドカップを国をまとめ上げるために利用します。オリンピックもそうですが、スポーツと言うのは、国に限らずある一定のグループの連帯感を上げるのには非常に有効ですね。クリント・イーストウッド監督の作品はいいですね。これからも見て行きたいと思います。以上、ご参考。
シネマクマヤコン
2010年3月15日
インビクタス-負けざる者たち-
ネルソン・マンデラが偉人である事は、人並みには知っていたが、ラグビーに理解があるというのは知らなかった。なので実話を元にといっても、概ね実話の部分と脚色の境界は分からない。でも観ているとそんなことはどうでも良くなる。赦すために譲ることと、譲るために多数意見さえひっくり返す説得力、そしてそれに応えるかのように、ただ参加できて嬉しいとかの間抜けじゃなく「勝っちゃう」というその事。タフな精神だけでなく家庭は不遇だったりの逸話はちょっと混ぜ、人間として描いていたり、それでもすごいとしか言えない。
しぇんて的風来坊ブログ
2010年3月9日
インビクタス
あれほど人種対立が高じていた国がマンデラ氏の呼びかけに素直に応じて、結局は大目標を達成してしまうというストーリーなのですから!いったい、アパルトヘイトは、どこの国の問題だったのでしょうか? マンデラ大統領に扮するモーガン・フリーマンの品格のある演技は実に素晴らしく、ラグビーチームのキャプテンであるフランソワ役のマット・デイモンの瑞々しい演技も特筆されます。それに、ラスト30分のラグビーの試合は、実にうまく描き出されていて、映画を見ている者は興奮させられます。
映画的・絵画的・音楽的
2010年3月7日
『インビクタス 負けざる者たち』 試写会鑑賞
★★★ マンデラの指揮で黒人も白人も変わった。肌の色での隔たりをなくし、自国のチームを国民全員が応援し、彼らの勝利を祝う。ボクスの選手も最初はマンデラに指示されたキャンペーン活動を嫌がっていたけれど、黒人の子どもたちにラグビーを教えることによって、彼らの意識も少しずつ変わっていったのだと思います。正直、マンデラの意図を汲み取ったとは言え、その彼の考えをチーム全員に理解してもらう為にピエールはかなり悩み葛藤したはずです。マンデラのすばらしさが全面に出ていますが、このピエールの果たした役割も決して小さくはないのです。
映画な日々。読書な日々。
2010年3月2日
映画「インビクタス 負けざる者たち」
モーガン・フリーマン演じるネルソン・マンデラ大統領が自分の家族との関係に悩みながらも、必死に白人らとの融合を目指す過程で、マット・デイモン演じるラグビーチーム主将フランソワ・ビナールにリーダーとしての心構えを説き、チームの意識を変えていく過程を詳細に描いている。マンデラ大統領の27年に亘る投獄経験から得た「我が魂を制するのは我なり」等の言葉が力強い。ワールド・カップ決勝戦でのニュージーランド代表オールブラックスとの迫力ある肉弾戦は手に汗握る迫力で、ラストはとても感動的だった。
Serendipity !
2010年3月2日
インビクタス 負けざる者たち / 85点 / INVICTUS
★★★★ 様々な映画、様々な小説、様々な媒体を通して描かれてきた"コミュニケーション"のテーマ…誰もが"伝わらない(理解できない)"というバカバカしくも単純なことで涙(血)を流してきた…なぜ、マンデラ大統領の声は国民の心に届いたのか?なぜ、イーストウッドの声は観客の心に届くのか? 映画の中に、映画的に新しいことは何もない..しかし、この作品は観客の心まで確実に想いを届けている..それは誠実に自分の"心(魂)"に向き合い、誠実に描くべき"対象物"に向き合い、誠実に伝えるべき"相手(観客)"に向き合ってるからに他ならない…。
ゆるーく映画好きなんす!
2010年2月27日
「インビクタス/負けざる者たち」 が持つ危険な要素
この映画が描いたことはひとつの国が変革期にある場合、その国の国民をいかに統一するかということへの成功事例である。スポーツを使った国民の統合はありがちなことであり、決して珍しいことではない。我々はこの映画を見てマンデラという正義の代名詞的な一国のリーダーが行ったことだから、この映画に対して熱い共感を覚えるのであり、そこに違和感を感じることはない。スポーツが国民を統合する為にいかに有効なものかは、ヒトラーが実証済みのこと。この映画は見かけほど単純ではない。
映画と出会う・世界が変わる
2010年2月26日
インビクタス/負けざる者達 【印象度:80】
テーマが絞られていて、無駄のない良質な映画です。実話に基づいた作品なので、嘘くさい大げさな演出にならないよう丁寧に作られている印象を持ちました。生まれる国を選べないのは、白人にも言えることであり、アパルトヘイトが廃止された南アで白人として生きていくことは、先祖の負の遺産を背負い、常に復讐におびえながら生きていくことなのだ、ということを暗に気付かせてくる作品でもあります。この作品のテーマは誇りと信念、そしてその伝搬。シンプルで事実以上の驚きはありませんが、だがそれがいい。と言える作品です。
蚊も無視する・・・そんなブログ
2010年2月25日
【映画】インビクタス/負けざる者たち
ネルソン・マンデラの行おうとした赦しは、個より国を重んじる思想(もしくは政策)のように見えたのだが、この国の人間の多くはその思想についていけなかっただろうということが容易に想像でき、なおかつ、このラグビーチームの件はおそらく数少ない成功例のひとつであり、だからこそこうして物語になったのだろう、という切ない想像ができ得る材料が随所に見られたところに好感を覚えた。印象に残ったのは、最後まで自分を曲げなかったニュースキャスターと、それに対してさらっと訂正をしたマット・デイモンという構図。
新!やさぐれ日記
2010年2月24日
「インビクタス/負けざる者たち」感想
★★★★ どんな題材でも、お堅いばかりの退屈な映画や、中途半端な御涙頂戴劇に落とさない事こそ、クリント・イーストウッドの名監督たる所以と信じるが、本作もまたアパルトヘイトや南アフリカの情勢など、重厚なテーマを扱いながら難しい歴史的背景の説明や専門用語を極力省き、誰にでも無理なく分かりやすく、且つ面白く鑑賞できる作り。それでいて、スポーツを通じて人種や言語、肌の色の違いに関係なく、人は同じ喜びと感動を共有し合える事を、自然に伝えるテクニックは、長年の活躍で培われてた、まさしく匠の技に違いない。
狂人ブログ 〜旅立ち〜
2010年2月24日
インビクタス/負けざる者たち
南アフリカでマンデラが大統領に就任してアパルトヘイト体制が倒れた後の状況を示すのに大統領のSPに注目したことは見事である。つい先日までは自分たちを弾圧し、取り締まっていた白人を迎えての警備チームを編成するのであるから、そこには不信感、復讐心などが渦巻いているわけでこの部分だけでも実にスリリングなドラマが描けるはず。しかし、イーストウッドはその部分には重点を置かないで、あくまでもワールドカップへの過程に力点を置いている。
映画と出会う・世界が変わる
2010年2月23日
インビクタス/負けざる者たち
白人のチームキャプテンのピナール(マット・デイモン)とマンデラの交流を通して黒人と白人の融和がテーマだが、ストーリー自体は、そんなに劇的なことが起きるわけでもなく予定調和的。会場上空を低空飛行してチームにエールを送った南アフリカ航空のジャンボ機ボーイング747-244B"Lebombo"は今もSAA博物館に展示されているという。いずれにせよ、ちょっとはしゃぎ過ぎで、マンデラの南アフリカなら何でも許されるというムードもあったのだろうか。さすがのイーストウッドもマンデラの威信には圧倒されたのか。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年2月22日
インビクタス/負けざる者たち 何を捨て、何を残すのか?
俳優としてのイーストウッドの表情は、笑顔であっても、どこか冷笑的で皮肉が混じっており、一筋縄では理解できない。これは彼が監督する映画も同様で、表面的な物語の奥に人間の持つ恐ろしさが潜んでいるように思える。今作は、あっけらかんとするほどに単純明快な物語である。それでもこの映画は教訓集とでもいうべき名言がつまっている。「赦し」や「融和」が大きなテーマなのかも知れないが、変革期において、何を捨てて何を残すのか、その基準となる考え方は何なのかもまた大きなテーマであると思った。
映画と出会う・世界が変わる
2010年2月21日
インビクタス‐負けざる者たち‐
★★★ ワザとらしいドラマティックな映画では無いが、チームが黒人居住区で子供たちにラグビーを教える様子、黒人だけだった警護団に大統領の命で白人が配属され、どうにも仲の良くなかった彼らが、やがて一緒にラグビーに興ずるところ、大統領の言葉の数々、さりげなくジーンとくるシーンが多々ある。昨年の[チェンジリング][グラン・トリノ]ほどの驚きは無いが、安定した良作だ。ラグビーの試合は、少しは見たことないと、よく判らないかも。
ダイターンクラッシュ!!
2010年2月17日
「インビクタス/負けざる者たち」 淡々と描いているが
淡々と事実を追ったような展開なので、アパルトヘイトやネルソン・マンデラに関する予備知識がないと、やや物足りないかも知れない。この作品を支えているものは歴史的な事実の重みであるから、脚本はことさらの誇張を避けたのだと感じた。「過去は過去」として、今向かうべき未来はどこにあるのか、を指し示すマンデラの姿勢を象徴するシーンが描かれる。白人支配の象徴でもあったラグビー代表チームを、人種を超えた団結の象徴へと変えていく。そしてワールドカップで予想を覆しての快進撃、という作り話のような物語だが、これが事実だから泣かせる。
ももたろうサブライ
2010年2月16日
[映画『インビクタス/負けざる者たち』を観た]
面白かったですねえ。話のスケールが大きい時、その「スケール」の中から、幾つかのポジションを抽出し「世界の広がり」を見ている者に感じさせなくてはならない。イーストウッドもこれがうまい。前半も素晴らしい。民族の融和…、ワールドカップの成功へ導くための、各エピソードでのマンデラ氏の問答は、それだけで後半の試合の緊張にも似たバトルでいちいち感動させられる。マット・デイモンもキャプテンとして若いパワーを出してくれていた。この作品は精神の強さ、精神の力が高らかに歌われた作品である。実にドラマチックな結果でしたね。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2010年2月16日
インビクタス/負けざる者たち
極論から言えばマンデラ大統領は「何もしていない」んだよね。いちファンとして自国の代表チームを応援しただけ。「リーダーとして、メンバーにもてる力以上のモノを求めるときはどうすればいい?」というフランソワへの問いかけ。あれが代表チームを強くしたんだろうなぁ。決勝戦で南アの国歌斉唱のさい、メンバーが「何語?これ?」って言って忌み嫌っていた国歌を唄ってる姿を見てジーンときた。この時点で、あ、こりゃ涙出ちゃうなぁ、と予感した。それにしてもこんなドキュメント(ネタ)をもってるクリント・イーストウッドがすごいと思う。
SUPER BLOG.JP
2010年2月15日
【インビクタス 負けざる者たち】
良かったです!史実を基にしているから仕方ないのでしょうけど、割と淡々としていた印象。でも、ラグビーのルールが全くわからないのが痛い。モーガン・フリーマンのマンデラ大統領はピッタリでした。27年間投獄されていたのに赦せる心を持ち、国をひとつにしようと動く。その姿には何度も感動させられました。一番好きだったのは黒人の子ども達に選手がラグビーを教えにいったシーン。生き生きと喜んでいる子ども達と選手、白人と黒人が混ざっているあの瞬間はこれがマンデラの見たかった光景なんだなーと思わず涙が出ちゃいました。
日々のつぶやき
2010年2月15日
インビクタス/負けざる者たち
★★★★ やっぱりイーストウッドです♪ この物語がそんなに古い歴史ではないことにびっくりした!スポ根っていうよりは、マンデラ氏の偉業についての物語。国がひとつになる瞬間をみたって感じだったよね〜。とにかくこのマンデラの人柄そして発言に感動していた。知恵と愛情と平和の心を持ってみな平等に対等にならないといけない!! マンデラの人物像の描き方も好きだったな〜。彼がかかえる闇の部分もちゃんと描いているんだよね〜。このひとも一人の孤独な人間なんだって見せ付けられる。スポーツは本当に奇跡と感動を人々に与えるって思った。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2010年2月14日
お薦め映画『インビクタス/負けざる者たち』
★★★★★娯楽作品と言う程にはくだけていないものの、社会派ドラマの割にはユーモアもあり、手に汗握るスポ根ものとしても見ごたえあり。 鑑賞後がさわやかなお薦め作品である。
♪心をこめて作曲します♪
2010年2月14日
映画「インビクタス/負けざる者たち」を観た感想
★★★★★ 南アフリカ共和国の、そんなに昔の話でもないのに、とっても歴史を感じさせる実話物語だった。ラグビーチーム主将のピナールは白人だけど、マンデラの器の大きさに魅了されてしまう。ここでも魂が惹かれあったのだろう。素晴らしい作品。実話だからなおさらだ。監督はきっと人を見る目が優しい人なんだろうと思う。これまでの作品を観ていてそう思った。
映画初日鑑賞妻
2010年2月14日
『インビクタス 〜負けざる者たち〜』 (2010)
政治とスポーツの融合、って訳じゃないけど、そういうレベルを越えて、きっと人間として大きくなりたければ「赦す」ということが大事だと教えてくれる映画だった。マンデラ大統領の努力。その、ほとんどはちょっとした心遣い、ちょっとした提案、そんな小さな行動が元になっていて、大統領なのにとてもいじらしくて、じわじわと胸に迫ってくる。白人と黒人・大多数と少数・富と貧困。そんな対立しがちな存在をまとめていこうとするマンデラ大統領の姿は、どこかイーストウッドに通じるところがあって、絶妙のバランスでこの映画は出来ている気がする。
よーじっくのここちいい空間
2010年2月14日
インビクタス/負けざる者たち
またもやイーストウッド監督がやってくれました〜(泣) "赦し"の本当の意味を身をもって教えられました。そして、その願いに答えようとするラグビー代表チームの思いが少しずつ広がっていく様子に涙が止まりませんでした。物凄くベタなストーリーですがこれが実話。国中が湧きかえる様子を見て、多くの血を流してきたこの国をうらやましいと思いました。このチームのユニフォームを着ることさえ拒んだ少年の、笑顔が全てを象徴しているようで未来が希望で満ちていました。スポーツの力の素晴らしさを改めて感じて...清々しい気持ちにさせてくれます。
ひばなのシネマの天地
2010年2月14日
「インビクタス/負けざる者たち」不屈の精神は穏やかで強靭なものだった
★★★★ フランソワがマンデラがかつて収監されていた独房の小ささを確かめた時胸が締め付けられた。"どうしてこんなに許せるのだろう"。黒人の住むスラムはまだ存在している、この話はまさに現在の出来事、事実を描いた映画、大袈裟でドラマチックな展開はない。それでもラストのラグビーのノーサイドのホイッスルが鳴るまで息を詰めるようにスクリーンを見つめた。そしてマンデラという不屈の精神を持った人が起こした奇跡を目の当たりにして、普通の人でも「何か」変えられる手助けは出来ると感じた。黒人と白人が喜びを分かちあう、ラストの演出まで心憎い。
soramove
2010年2月13日
「インビクタス/負けざる者たち」
★★★★★ 爽快で、感動と興奮を呼ぶウエルメイドなエンタティンメントでありながら、なおかつこの映画は、肌の色の違いや、人種や、貧富の差や、思想の違い等で人がいがみ合い、憎しみ合う事がいかに空しく、そしてそうした壁を乗り越えて、すべての国民の心が一つになる事がいかに素晴らしく尊い事であるかを観客に訴えている。モーガン・フリーマンが、まさにマンデラになり切って素晴らしい存在感を見せる。マット・ディモンもこの映画の為に体を鍛え、激しい試合シーンもちゃんとこなして見応えがある。またしても、イーストウッド監督の映画に泣かされた。
お楽しみはココからだ
2010年2月13日
「インビクタス 負けざる者たち」やっぱり、イイな〜。
南アで実際に起こった話を、実に淡々となお且つ感動的に撮り上げています。別にさして大したことの無い、普通のシーンがスクリーンに映し出されただけで、ウルルン状態になっちゃいました。ホント上手く説明できないんですけど、いつの間にか感動させられてしまいます。毎度のことですが。2時間14分の中で描き出すには、かなり難しい実話(内容が濃密過ぎて)だったと思われます。「もう少し長くして、もっと掘り下げてくれてもいいのにな〜」なんて思いながらも、実は充分に感動させてもらいましたので、これは恐らく"贅沢な願望"なのでしょうね。
シネマ親父の“日々是妄言”
2010年2月12日
インビクタス/負けざる者たち
近来稀に見るすがすがしい映画でした。決して饒舌ではない、淡々とした演出の中で、マンデラの人間性を適確に伝えるフリーマンの演技と、イーストウッドの演出は、天晴れとしか言いようがないです。押し付けがましさがなく、お涙ちょうだいの美談に流されない演出から、観客は逆に、素直にマンデラという偉人のなしとげた偉業に驚嘆し、胸が熱くなるのを禁じえないのだと思います。うまいのが、キャプテンがマット・デイモンであること。「持てる限りの力をふるい強大な敵に立ち向かう」というモチーフをクッキリと浮き上がらせることに成功している。
キノ2
2010年2月12日
インビクタス/負けざる者たち
★★★★ イーストウッド監督にしては直球ど真ん中な映画。退屈なところがあっても実話というのが凄い! 主題はラグビーではなくて、別のところにあるね。スポーツを通じて、指導者の理想が現実になっていく過程がよく描かれていて、そこがよかった。愛国心、真の指導者、人種問題など、国づくりの基本を教えてもらった気がする。マンデラ大統領の言葉は勉強になるし、映画みたあとに重みが伝わってくる。キャプテン役のマット・デイモンが選手たちを力づけるシーン、スタジアムの上をジャンボ機が飛んでくところはグッときてしまった。
小部屋日記
2010年2月12日
インビクタス 負けざる者たち
「私が我が運命の支配者 私が魂の指揮官」という一節が印象的でした。マンデラは自ら赦すことを選び、相手を変えたければ自分を変えなければならないという境地に立っていたのです。彼にはとても大きな愛情と平和の心だけではなく、智恵も備わっているのでしょう。いつ、何を、どのようにやればいいのかを理解しているようでした。興味深かったのは、ピナールをいわばフィルターにしてマンデラの人物像を見せている点。試合終了後にピナールは「私たちは4千3百万人のサウスアフリカンだ」と即答。マンデラの想いがピナールに伝わっていると感じ、感動的でした。
yanajunのイラスト・まんが道
2010年2月11日
胸が熱くなる・・・。『インビクタス/負けざる者たち』
★★★★★ 南アフリカ共和国が抱える人種間の差別問題や、経済格差の問題がありましたが、最後には大きな感動に包まれます。何といってもマンデラ大統領が凄い人間性の持ち主…。苦い過去も全てを受け入れる事で自分も過去の世間に受け入れてもらえるよう自らが心を開く大統領に対し、次第に周囲の気持ちも変わってゆきます。結末は何となく分かっているものの、そこに辿り着くまでの過程がとても丁寧に描かれている為、温かい涙が何度も流れる。今回は胸が熱くなります。今の時代に必要なのはこういった映画だと思いますし、改めて凄い監督だと痛感しました。
水曜日のシネマ日記
2010年2月11日
インビクタス/負けざる者たち
★★★★★ 怒りや感情をこみ上げることなく、部下のSPに話す姿には、マンデラ大統領の懐の深さというか、人柄の良さがひしひしと伝わってきました。スクラムでぶつかる選手の声やスクラムを真下から撮影したカメラワークは非常にリアルで、選手と観客、そしてスタジアムの中と外を交互に描き、南アフリカが一体化していく様子を上手に表現できていたと思います。最初はギクシャクしていたマンデラ氏の黒人と白人のSPが、試合終了後にお互いを認め合って、抱き合うシーンが印象的で。黒人と白人の溝が完全ではないものの、埋まったように思えました。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2010年2月10日
インビクタス / 負けざる者たち
南アフリカの国家を覚えようと言い出したフランソワにみんな「黒人の歌なんてしらないよ」みたいな事言ってたシーンと、黒人の貧困地区にキャンペーンとしてラグビーを教えに行ってたシーンが印象的でした。国歌は、Wカップの決勝戦では選手みんなが歌ってたので感動しました。このお話は実話に基づいてるそうで、実際にこうしてラグビーを通してマンデラ大統領が目指した世界に1歩近づいたのに思わず涙が流れてしまいました。白人であるアメリカ人が描いてもそこはやはりイーストウッド監督、ちゃんと両方の目線をとらえていて素晴らしかったです。
Diarydiary!
2010年2月8日
【映画】インビクタス‐負けざる者たち‐/INVICTUS
マンデラの生き様、人間性が非常に魅力的。出来そうでできない所が凄い。これをクリント・イーストウッドが見事な作品に描いている。スポーツ物だと安易にスポ魂的な盛り上げて感動ーみたいな雰囲気に仕上げるのだが、静かにジワジワくる手腕が冴える。もちろん決勝のシーンは熱くなるのだけど、それだけではない。イーストウッドの作品は基本的にドワーッと起伏の激しい感じは無いのが特徴。ラグビーを題材にしながらも、マンデラの考えや当時のアフリカの抱える悩みのような物を上手く描き、見終わった後にあたたかな物を残してくれます。
映画が好きなんです!
2010年2月8日
インビクタス 負けざる者たち
27年牢獄に入れられながら、大統領になったマンデラを演じるモーガン・フリーマンの重厚な演技、マンデラを信じ、ワールドカップ優勝を目標に代表チームの主将として引っ張っていくマット・デイモンのひたむきな演技が目立っていた。マンデラのボディーガードとして、黒人と白人が過去に葛藤しながらも、共に任務を遂行していくことで、徐々にお互いが分かり合っていく様子が、この映画の身近な縮図だと感じた。フランソワが刑務所の牢獄に入った時に幻影として出てくるマンデラの観ている人間に問いかける様に発する言葉は、一番の見どころだと思う。
充実した毎日を送るための独り言
2010年2月7日
インビクタス/負けざる者たち
★★★★★ 冒頭のマンデラ大統領の所信表明演説でウルウルだったんですけど、こんなん全く知りませんでした!大統領は自分を27年間も牢獄に入れた人間をも許せる人なのだ。ってスゴクない?人間が出来てるというか、器がデッカイというか。試合経過と共に国が一つになっていく感じが感動的だった。よくぞあの時、アパルトヘイトの象徴だったこのチームを存続させたものです!マンデラ氏の先見の明は確か!一人が変れば周りが変る。周りが変れば国をも変えることができる。一人の信念がここまで波及するって素晴らしいの一言ですね。
映画道
2010年2月7日
インビクタス/負けざる者たち
いやぁ、これは見応えありましたね。期待以上の出来だったと思います。これが実話であるというのが凄いです。27年間、自分を投獄してきた白人達に復讐するどころか、彼らを赦して新しい国家を創り出そうとするその姿勢に感銘を受けました。個人的に好きなシーンは、W杯の決勝戦でスタジアムの外で黒人の少年が、スタジアムの警備をしている白人が聞いているラジオを聞こうと少しづつ近づいて行き、最初は白人もあっちいけと邪険にするも試合が進むにつれて、彼らの距離がなくなって最後は抱き合って喜びを爆発させるところがすごく良かった。
だらだら無気力ブログ
2010年2月7日
「インビクタス負けざる者たち」鑑賞
マンデラ大統領は、ラグビーのワールドカップを通して、差別の壁を打ち壊そうとした。白人の有利を打ち砕いても、黒人が以前の白人と同様に白人を虐げたら何も変わらない事を、マンデラは知っていた。そして…ラグビーの代表チーム"スプリングボクス"通称ボカを通して、南アメリカに芽生えた意識の変革が、この映画で静かに語られていく。大袈裟な盛り上げもお涙頂戴もない。だからこそマンデラ大統領とピナール率いるボカが成し遂げた偉業が真実味を持って迫って来る。エンドロールで、実際のラグビーの試合やマンデラの姿が見られるのもうれしい。
帰ってきた二次元に愛をこめて☆
2010年2月7日
『インビクタス/ 負けざる者たち』
★★★★★ イーストウッド監督があえて地味な物語を語ろうとするのは、実話をもとにした原作に忠実に沿った結果なのかも知れない。あるいは、ドキュメンタリー映画を見ているような気分に観客を導くための演出意図だったのか。ネルソン・マンデラがいかに偉大な人物なのかについては、ラグビー選手のフランソワ・ピナール(マット・デイモン)の視線を通して描かれている。もっともドラマチックに盛り上がったエピソードは、過去には敵同士だった白人警察官と黒人警察官とが仕事を通して次第に気持ちがひとつになってくる物語だった。
映画の感想文日記
2010年2月6日
インビクタス/負けざる者たち
大統領が最初に執務室に入るとき、白人のスタッフが持ち物を片付けている。そこで、「新しい国づくりに寄与したい人は、肌の色に関係なく残って欲しい」と演説をするのが感動的だ。最後の方に近づくにつれて、感動の涙が出て止まらなかった。ラグビーの応援を普段しているわては、大男たちがスクラムやタックルでぶつかる音が迫力満点だった。27年間刑務所に収監されていたネルソン・マンデラ大統領(モーガン・フリーマン)の不屈の精神と、マット・デイモン演じるピナール主将のリーダーシップが相乗効果となって決勝戦に昇華している。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年2月6日
「インビクタス/負けざる者たち」 俺たちのチーム
南アフリカ国民の象徴はマンデラ自身であり、そして南アフリカラグビー代表チームであったのです。マンデラ大統領の意を汲み、そして彼自身の人格にも触れ、ピナールはチームを奮起させます。代表チームは白人にとっても、黒人にとっても「俺たち」のチームになっていたのです。国民全体がひとつの国としてまとまっていく高揚感、に我知らず涙してしまいました。強い意志を持ち続けられれば、いつか物事を動かすことはできる。まさに不撓不屈の精神です。これがイーストウッド作品のテーマなのだなと改めて感じました。
はらやんの映画徒然草
2010年2月6日
インビクタス/負けざる者たち
まず伝わってくるのは、マンデラ氏の、相手に対する謙虚さ、不屈の精神力、果てしない寛容さ、教養の高さ、正しい方向へ人々を導こうとする努力と判断力。27年間も投獄されていても尚、その相手さえ赦すことができる信条…そうであるべきだ、と思いながらも、凡庸な人間には、なかなか真似のできないことばかりである。役柄の見事な配置と、それを十二分に体現する役者たち。みなさん、本当に素晴らしい。わたしはここ数年の間、イーストウッド監督作品をたくさん観て来たが、本当にどれ1つも漏れ落ちなく、心に残る作品以外を観たことがない。
悠雅的生活
2010年2月6日
【インビクタス‐負けざる者たち‐】アパルトヘイトを越えて
★★★★★ マンデラ政権では、今までのお返しに白人を迫害して黒人の天下になる、と黒人達は思っていた。しかしマンデラは、長きの恨みを捨て、赦しの心で国を造りたいと皆を説得し続ける。ラグビーは政治。と笑って言いつつ応援するマンデラは楽しそう。最初はギクシャクしていたボディガードたちが、ラグビー観戦していく中で次第に打ち解け、黒人も白人も混ざって庭でラグビーボールで遊ぶ姿は、まさにこの物語の「象徴」。見終わって、ずっと続く感動を味わった。人が自身の力で夢を叶え、人種の壁を乗り越え、一つの国になった瞬間をスクリーンで観た。
見取り八段・実0段
2010年2月6日
【インビクタス/負けざる者たち】私が我が運命の支配者、我が魂の指揮官
★★★★★ 観てください!!と、声を大にして言いたい。この涙は本物です。エンディングが終わってからも止まらない感動を得た。ネルソン・マンデラが行った政治は、獄中生活の復讐では無く人種差別の壁を無くすための政治。実話を元にしたストーリー。試合のシーンは興奮と緊張の連続。国を一つにしたい大統領の堅い意志と、彼に触発されて国のため、自身のため、勝利に向かう選手たち。穏やかな笑顔の下にある決意。負けない人たちの不屈の精神。この指導者は本物だ、と思えた。こういう人の元で国は変わっていくのだ、と。イーストウッドに外れなし、でした。
映画@見取り八段
2010年2月6日
インビクタス/負けざる者たち (2009)
すごく良い映画なのだけど、ネルソン・マンデラ氏の事を[名もなきマンデラの看守]と同じ位から描いてたらもっとマンデラ氏への気持ちが強くなれた気がするのだけど。マンデラ氏とラグビー選手の志しや夢、達成の為の行き方に関しては感銘したが、今回はスポーツ色が濃くなってしまった事と、昨年の強烈な衝撃を与えられた2本の映画と比較してしまい、ちょっと弱かったかな。ヨハネスバーグの治安や貧困が、今も残っているニュースを未だに見れる限り、この映画のドキュメンタリーは一時だったかもしれないと実感できるのが一番悲しい。
ゴリラも寄り道
2010年2月6日
『インビクタス 負けざる者たち』
一つのチーム、一つの祖国。それがネルソン・マンデラ元大統領がただ一つ願う南アフリカの未来。1995年のラグビーワールドカップでの感動的な史実を描いたこの作品は、「動」の物語を「静」の映画として見せるクリント・イーストウッド監督らしい、心と魂に響く映画でした。まさか試合終了のホイッスルであれほど涙が溢れるとは思いもしませんでしたよ。そしてその後のフランソワのインタビューもいいですよね。マンデラ大統領が思い描いた南アフリカの明るい未来が待っている。その全てが詰まっているようでしたよ。
めでぃあみっくす
2010年2月5日
*インビクタス/負けざる者たち*
マンデラ氏が大統領に就任直後のことから始まります。彼がまずしたことは、"去ろうとする白人スタッフを受け容れたこと"。ラグビーというのは白人文化の象徴ですし、しかもこのチームは弱小チーム。でもまずそこを舞台に全国民が協調することこそが、一体感を高めることだったのですね。イーストウッド監督作はいつもムダなく、わかりやすく、それでいて深いです。映像や音楽によるところも大きく、ダイナミックな空撮あり・・かと思えば地面すれすれから撮ってます。また音楽担当のカイル・イーストウッドのネイティブがとても効果的でした。
Cartouche
2010年2月5日
インビクタス 負けざる者たち
★★★★ 白人を憎むことなく、むしろ国民に"赦し"を問うたことにじ〜んときてしまった。白人と黒人、それぞれがだんだんとラグビー・ワールドカップを通してゆっくりと歩み寄っていくのが良かったです。一番わかりやすかったのがシークレットサービスのみなさんでしたね。みていてぎこちなかったけどもとても微笑ましかった。ラグビーをスクリーンで見たのは初めて!?か、もの凄い肉弾戦に唖然としてしまいました。主将役のマット・ディモン、彼もまたスポーツマンらしい人で良かった。彼もまた"赦し"の気持ちをおもったのかも..。
Lovely Cinema
2010年2月5日
映画「インビクタス/負けざる者たち」感想と採点
★★★ 前半はマンデラ大統領の評伝映画、後半はフットボールのスポーツ映画として2度楽しめる。ただ満腹にはならない。なぜなら"コクが無い"から。"コクが無い"とは、アパルトヘイトの張本人である白人社会が描かれていない事。映画の後半戦では、もはや白人は"改心した人たち"として描かれちゃうからウソ臭さが漂う。残念。とは言っても、最後はスッキリとストレートに感動できる。それにこの勝利が事実であり、今や南ア経済への世界の注目度を考えると尚更感動してしまう。こう言う剛腕な感動のさせ方はさすがイーストウッド監督は百も承知なようだ。
ディレクターの目線blog
2010年2月5日
劇場鑑賞「インビクタス負けざる者たち」
演出やストーリーはシンプルながらも、退屈でもなく、なぜか惹き込まれてしまう…これがイーストウッド流の演出なのかもしれない。マンデラ大統領の生涯を描いた映画になるはずが、ラグビーというスポーツを通して描かれる"変革"にしたこと。W杯というイベントで切り取った点がホントに秀逸。るまさに人は変わることが出来、国もまた変わることが出来るんですね! 試合シーンは臨場感溢れる演出で、まるでスタジアムの中にいるかのようでした。とにかくこれが実話だというのが凄い☆前向きな気持ちが大きく描かれている作品…スポーツに国境や人種は関係ない。
日々“是”精進!
2010年2月5日
インビクタス/負けざる者たち(2009年、アメリカ)
映画の中で大統領は、ラグビーの代表チームを激励して、ワールドカップでは白人も黒人もともに応援するよう仕向け、南アフリカ国民として一体感を持たせようとする。ラグビーW杯というスポーツイベントを、人種間対立の解消という国策に利用したわけです。別に非難しているわけではない。もしもあの時、南アフリカがジンバブエのムガベ政権のような白人迫害政策を採っていたら経済は壊滅し、下手したら内戦に陥っていたかもしれません。その点では白人と黒人の宥和は政治的に正しいと思いますし、そのためにスポーツを利用しても許されるんじゃないでしょうか。
泉獺のどうでも映画批評
2010年2月5日
インビクタス/負けざる者たち/Invictus(映画/試写会)
★★★★★ 流石クリント・イーストウッド監督!期待を裏切らない、寧ろそれ以上に素晴らしい映画でございました。これはオススメとかいう次元ではなくて、観なくてはいけない、聴かなくてはいけない重大な映画だと思います。惜しくもアカデミー賞からは作品賞も監督賞も脚本賞も逃してしまいましたが、イーストウッドは[グラン・トリノ]で俳優を引退しようがどうしようが、イーストウッドらしく、これからも素晴らしい映画人で居ることでしょう。ということで、自信を持ってこの映画をオススメします。イーストウッドの息子が携わっている音楽も逸品!
映画を感じて考える
2010年2月4日
『インビクタス/負けざる者たち』(2009)/アメリカ
★★★★ 赦すことができれば悩まないに決まっている。それをしなさいとマンデラは説く。「我々から変わろう」と。彼の側近たちにも肌の色で躊躇することなく力を貸してほしいと懇願し、まずは自分の身近から「赦し」を実践させる姿勢。人々はそんなマンデラの姿勢に心打たれるのだろう。ロベン島の過酷な日々の中で、彼が支えにした言葉が「インビクタス」。「私が我が魂の指揮官」…随所にイーストウッド監督らしく温かみのあるエピソードがある。SPたちの変化、ピナール家族とお手伝いさんの交流、ラグビーを教わる子どもたちの反応など、微笑ましくなる要素は多い。
NiceOne!!
2010年2月2日
「インビクタス/負けざる者たち」みた。
★★★★ 実話であり、試合の結果は最初から分かっていたが、一進一退の手に汗握る好ゲームについつい力が籠ってしまう長い試合で、ノーサイドの笛が吹かれた時は感無量。(実話といえば、「GOOD LUCK! BOKKE」と書かれたジャンボジェットとの低空飛行したシーンもドキドキだった) 閉ざされた世界は何も変わらない。駄目だ無理だと諦めたらそこで終わり。そうならないために「私が我が運命の支配者、我が魂の指揮官」と、自己意識の改革から始めようってことなのだけど、これがかなりの難関なのかもしれないね。
たいむのひとりごと
2010年2月2日
レビュー:インビクタス/負けざる者たち
最も心が動かされたのは、ラグビーのルールに疎いマンデラ警護班の黒人の一人が、「俺たちが?」 と確認するセリフだ。彼の意味する「俺たち」。ここでの「俺たち」というのは、黒人も白人も関係なく、南アの全ての人を指しているのだ。それも彼が心から自然に発している。この決勝戦直後の「俺たち」 というセリフを言わせるためだけに、イーストウッドはこの映画をつくったと言ってもいいだろう。人種間のわだかまりが溶け、国民の心が一つになったことをこの一言で見事に言い表している。熱い感動と大いなる希望を、ぜひとも確認していただきたい。
INTRO
2010年1月30日
映画:インビクタス Invictus 開始5分で既に号泣(笑) これまた強烈な1発にノックアうト!
[チェンジリング]で、続いて[グラントリノ]。そして今日、三たびふっ飛ばされノックアウト! 最初の5分だけで、もう既に「号泣」(マジで) あとは思想とか批評とかなんていう概念なぞ超越し、ただ画面に食い入るようにのめり込むのみ。ストーリーには触れたくないので、今日目撃したことを最後に。映画が終わり、エンドロールになったところでかなりアチコチから拍手が上がった。そして、そのエンドロールが消えるまで、誰も席を立たなかった!
日々 是 変化ナリ
2010年1月30日
インビクタス/負けざる者たち
★★★★ イーストウッド監督に外れなし。今回もまた素晴らしい作品を私たちに見せてくれました。スプリングボクスが勝ち進むにつれて、4200万人の国民それは白人も黒人も含めてですが、彼らが少しずつ一つの南アフリカ人として心に変化を来たしていく様子が描かれています。それはもう様々なシチュエーションで丁寧に丁寧に。汗が飛び散り、顔がゆがむスローモーションを交えた試合の映像は迫力満点。大男たちの魂のぶつかり合いが伝わってきました。鑑賞後に湧き上がるような嬉しさと、満足感に満ちた気持ちにさせられた作品でした。
LOVE Cinemas 調布
2010年1月29日
インビクタス 負けざる者たち / INVICTUS
★★★ いい映画だとは思うけど..そこまでではなかった。テーマも良いし、人種の壁を越えた友情を描いていたし最後は爽快感が残るしなんだけど、また観たい映画ではないな〜。過去のことは洗い流し 赦すということで新しい人生を歩き、諦めない未来で世界を変える。人間の秘めた可能性。マンデラ大統領にみるその精神には、誰もが見習うべきところがある、というのも伝わる。スポーツ映画としての割合もけっこうあるので、実話の友情ドラマとしての部分とそれを1本で2粒楽しめる映画と楽しめるかによるかも。
我想一個人映画美的女人blog
2010年1月29日
インビクタス/負けざる者たち [映画]
★★★★★ 大統領のひとつの願いが弱小チームだった選手たちの団結力が高まり、国民の心も動かしていきます。スタジアムの観客もそうですが、車のラジオで試合中継を聞いてた警察官(?)と黒人の少年との変化がとても印象的でした。クリントおじさんったら本当に感情の盛り上げ方がうまい。気づかない程度に盛り上げていって最後にぐわぁーっと感動がきましたからね。スポーツ映画でもあるし、社会派でもあるしヒューマンドラマでもあるしといろいろな要素が詰まった作品ですね。エンドロールでユニフォーム姿のマンデラさんの姿が映し出されてちょっと感動。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年1月29日
魂のキャプテン 「インビクタス」
予想に反して社会派には行かず、 スポーツへと話は展開。 しかし、これこそが、マンデラという人を語るには最良の物語だった。マンデラは言う。We must exceed our own expectation. 自分が思う以上の自分になれ。そのためにはインスピレーションが大事なのだよ、と。マンデラがグランドに降り立つシーンにかかる音楽のせいで一瞬70年代の香りがしたり、 いかにもこの役がやりたかった、 という顔のフリーマン。2時間10分も短く思えた。映画は一言で言えばリーダー論、いま変化のときであるこの国で、 果たしてどのような反響が生まれるだろうか。
シネマ走り書き
2010年1月25日
インビクタス/負けざる者たち
★★★★★ マンデラの「国を一つにするには、赦しが第一歩」という考えは神や仏のようにも思えました。でも、そういう人だから改革が実現したのでしょうし、やはり27年間の獄中生活を経てこの考えに至ったのだと思います。イーストウッド監督の映画、今回もセリフのない部分で伝わってくることがとても多かったよ〜。試合の結果そのものも感動ですが、それ以外の演出がマンデラの人間的な魅力を十分に映していました。人種の壁を超越していく人々の姿に思わず涙です。まさに、ノーサイド。素晴らしいラストだと思いました。実話だということに改めて感動です。
☆試写会中毒☆
2010年1月24日
インビクタス/負けざる者たち
タイトルの"インビクタス"とは長い投獄生活の中でマンデラ大統領の心を支えた詩の題名だそうです。心が本当に挫けそうになった時に希望の光を見出すことが出来たその言葉は負けて当然と言われていたチームを導くフランソワの心を支えていきました。それにしても、試合のシーンは圧巻でした〜。この映画のもうひとつの主役はラグビーそのものかも知れませんね。ラグビーというスポーツを通して人種の垣根を越えていく人々の姿は観ているものの胸を熱くさせていきました。
とりあえず、コメントです
2010年1月21日
1.
作品ページ
2.
観たい作品リスト
3.
追加
4.
近日公開
5.
公開中
6.
DVD新作近日
7.
DVD新作(2カ月間)
8.
DVD旧作
9.
超人気作品
0.
トップ
アマゾン最安値購入
キーワード:
全商品
DVD+Blu-ray
本
洋書
ミュージック
ゲーム