ラストレシピ 麒麟の舌の記憶:作品を観た感想(8)
映画評「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」
★★★★ 大衆映画としてなかなか良く出来ている。最近流行りの探訪ミステリー型のドラマ展開で、訪ね行く人々の人生航路がなかなか興味深く、その過程で、天皇暗殺計画に見せかけた関東軍の陰謀に彼らが巻き込まれて迎える悲劇の連鎖が明らかになっていく。なかなか練られたお話と感じられた。全体としては高く評価できる。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2019年1月8日
映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』料理と真実と―“愛”が煮詰まっていくのがイイ!
冒頭から、ニノの作るオムライスに魅せられてがっぷり、胃袋をつかまれました!レシピを見つけて、料理を作ればいいというものでもなく、その“レシピ捜し“にも、仕組まれたものがあったーというのが面白い。お料理の数々と、ミステリーと、真実とうまく“料理“されて、ごちそう様!な作品かと。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2017年12月17日
「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」
想像していたものとは違って、そして想像していたものよりずっと良かった。ニノが良かった!
ここなつ映画レビュー
2017年12月4日
『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』をトーホーシネマズ日本橋2で観て、
★★★ 理想的であろうとする西島秀俊と料理は道具でしかない(美食で笑顔を見せない)竹野内豊の対比がなかなか良い。食い物が満漢全席のように縁遠いので、これ見てもそんなに強い食欲は沸かないというのが逆の意味で面白い所かもしれない。かと言って綾野剛の作るチャーハンがその対をなしているにもかかわらず、そんなに上手そうに見えないのも不思議。単に俺が鈍いのか。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2017年12月2日
「ラスト・レシピ 麒麟の舌の記憶」:おいしそうな娯楽作
とても良くできた娯楽作。とにかく作品のキモとなる料理の数々が実においしそうに撮られていて、それだけで合格点はあげられます。役者の中では、宮アあおいがダントツで素晴らしかったです。料理の数々がおいしそうでした! 満漢全席の芸術的な料理よりも、むしろ炒飯やビーフカツレツの方がおいしそうで、食べたくてしょうがありませんでした。
大江戸時夫の東京温度
2017年11月23日
ショートレビュー「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜・・・・・評価額1600円」
★★★ なかなかに良く出来た娯楽映画だ。料理映画でありながら、探偵ものとしても楽しめるジャンルレスムービーだ。滝田洋二郎の演出は、キャラクターの感情の機微を丁寧に見せ、料理人の所作などの描写も魅力的。全編に渡って登場する、数々の豪華料理のシズル感はなかなかのものだ。物語のあり方として好みは別れるだろうが、端正な娯楽映画として十分な見応え。出番は短いものの、山形直太郎の妻を演じる宮崎あおいが、凛としたキャラクターで強い印象を残す。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2017年11月15日
ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜
何か「永遠の0」と同じレシピ感あるなあ、と思ったら脚本が同じ人だったか。タイトルだって満州絡みで「ラストエンペラー」のパクリだろう。そもそも「天皇の料理番」の別バージョンの趣。本作の竹野内豊、大日本帝国軍人役なのだけれど、顔の浅黒さなど雰囲気が「彼女がその名を知らない鳥たち」の時とそっくり。撮影時期が重なってこうなったのかどうか。
佐藤秀の徒然幻視録
2017年11月9日
二宮和也主演、映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」
複雑な人間関係のドラマが、意外な結末に収斂していく構成が見事。二宮和也と西島秀俊がそれぞれのパートで素晴らしい演技を見せ、また、その二人に関わる人物たちを演じる宮崎あおい、竹野内豊、綾野剛、笈田ヨシほか豪華なキャストの競演も見もの。この映画のもうひとつの主役は、料理。料理映画としても、絶品!滝田洋二郎監督の丹精込めた演出が光る贅沢なエンタテインメント!
エンタメで行こう。
2017年11月2日
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