黄色い星の子供たち:作品を観た感想(13)
黄色い星の子供たち
★★★ 正直、物足りなさを感じた……。作り方が『ドイツは悪』って感じにしすぎ……。もう少し、フランス擁護ではなくフランス悪の部分も描いて欲しかったなあ〜美談を強調したラストは最悪に感じました…作品としては並み以下だね…ただし、この時代を考える&感じる作品としては大ありですけどね…。
Day by Day
2013年5月6日
【黄色い星の子供たち】灰は語らない
私たちはこの作品を見なければならないし、知らなければならないと思う。作品中でヒトラーは言うのです。「灰は語らない。何万人だったか。大人だか子供だか。」灰になって消えてしまい、証人がいなければ、事実は残らないという事です。 しかし、全ては灰にならなかった。わずかに生き延びた証人はいた。そして、この事実を見ていた人たちもいた。 この作品は、その証人たちの「声」です。 とにかく、ほとんど泣きながら見ていました。
映画@見取り八段
2012年1月22日
黄色い星の子供たち
★★★★ ヴェル・ディヴ事件そのものは『サラの鍵』で知って、その後のユダヤ人の辿った運命を知り衝撃を受けたのだが、改めて本作を見ていると彼らがどうなるかわかっているだけに見ていて心が痛む。
だらだら無気力ブログ!
2011年12月12日
黄色い星の子供たち
★★★★★ 国家が個人の良心や命を踏みにじった事件が、捕らえられた人々の視線で強烈に描かれています この事件は国家がナチスへ迎合し、権力によって個人の良心や生きる権利を踏みにじった大きな事件といえるでしょう。そんなことは良くないことだと心で思っていても、命令に背けば銃殺されるし家族もいるからしょうがないんだという警官たちの言葉は、個人の良心と国家の命令との葛藤を抱える人間の弱さも表しているように感じました。何よりも圧倒されるのは、過労で体調を崩しながらも、捕らわれた人々が人間として“生きる”ことに執着し、献身的に世話をするアネットの姿でした。
映画とライトノベルな日常自販機
2011年11月7日
「黄色い星の子供たち」
ナチスのユダヤ人虐殺にフランスが手を貸していたということもあまりにもショックである。こうしたことが具体的な一人一人の人間にどのように影響を与えるのかが描かれる本作の終盤こそ白眉である。脱走する決意をする少年ジョーが友人に答えるシーン。戦後、ノノの顔には笑顔はなかった。眼は幼い子どもとは思えない死んだようであり、無表情であった。子どもが子どもでなくなること。それが戦争であり、ユダヤ人虐殺であったということの残酷なまでの描写であった。
映画と出会う・世界が変わる
2011年10月12日
「黄色い星の子供たち」
この映画はフランスがナチスのユダヤ人虐殺に手を貸した、加担した事実を描いたものである。フランスにとっては負の事実であり、あまり公表したくないことであろう。そのようなことを描いた作品を、なんとゴーモンという伝統ある映画会社が配給していることに注目しておきたい。製作にどの程度関わったのかは判らないが、この点には驚いた。これは日本で言えば、朝鮮人の強制労働や従軍慰安婦を描いた作品を東宝や松竹が配給するようなものである。過去を直視する歴史認識の違いであろうか。
映画と出会う・世界が変わる
2011年10月11日
黄色い星の子供たち
フランスに居住するユダヤ人を、ポーランドなどある絶滅収容所に移送することにフランスが加担した様子が中心的に描かれています。そうした事柄自体は歴史に属し、物語の背景となるべきものであって、事実としておぞましく悲惨極まりないことは間違いない。それだけが描かれていれば単調な映画になってしまうのも仕方のないところです。
映画的・絵画的・音楽的
2011年8月3日
『黄色い星の子供たち』 ('11初鑑賞101・劇場)
★★★★ 涙よりも、どうしようもない怒り。自分だったらどうするか。映画を観ながら自分に置き換えた状況を同時に想像しながらの鑑賞でした。消防士の隊長(フランス人)が、彼らのために水を分け、密かに手紙を受け取って、隊員たちに「明日は仕事を休んで、遠い街に行って手紙をポストに入れろ」と言う場面、熱いものを感じた。ジャン・レノはユダヤ人の医師、メラニー・ロランは看護師を熱演。真実故に、ものすごく重たい物語ですが、しっかりと見ておかないといけない作品だと思います。なんでこんな残酷なことが平然と行われたのか考える必要がある。
みはいる・BのB
2011年7月25日
「黄色い星の子供たち」
ナチスの迫害にあいながら、生き残った人々の証言も取り入れた実話。これが泣けないワケがない。案の定終盤近くになってそこかしこからすすり泣きが聞こえてきた。私的にも涙が頬を伝うという久方ぶりの映画であった。余韻に浸ってしまって身体が言う事を聞かず、結局エンドクレジットが終わり、シアターに明かりが灯る頃ようやく席を立つことが出来た。映画のヒロイン、アネットは赤十字で働く看護師。劣悪な環境の中、自ら身体を張り、極度の疲労も顧みず、ユダヤ人たちを支えたアネットが聖女のように見える。
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年7月25日
『黄色い星の子供たち』
八千の外国籍ユダヤ人をとじこめた、パリの「ヴェル・ディヴ(冬季競輪場)」。水が不足し、便所もつまり、医者は三人のみ。そんな豚小屋に数日留めおかれた。ホースの点検にきた消防士が独断で罪なき囚人に水をふるまう。彼らには人助けの本能があるのだろう。鬼の形相でさけぶ母。心つめたいオレも、涙がとまらなかった。メラニー・ロラン扮する赤十字社が派遣したアネット・モノは実在した看護婦。英雄的な人で、戦後は死刑や拷問への反対運動に身を投じ、生涯にわたり人間の不寛容と戦いつづけた。
そのスピードで
2011年7月23日
ヨーロッパ推奨映画×4:(1)黄色い星の子供たち LA RAFLE
「権力」を20世紀で最も狂気をもって活用した男の実写に思わず震える。その後、この狂気がパリ市内を席巻する。「ユダヤ人狩り」が1942年7月16日の早朝、早朝4時に電撃的に実施された。昨日まではパリ市民だった人びとが収容所に送り込まれ、その運命は!? 「ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件」。フランス国内でもタブーとされていたこの内容を、やっと2010年にのフランス映画として制作されるまでになった。自分的にはあまりに酷い運命をたどっていく家族たちに、既に真ん中くらいで「降参」状態だった。
日々 是 変化ナリ
2011年7月22日
黄色い星の子どもたち
この事件については昨年の東京国際映画祭で観た「サラの鍵」で初めて知りました。再び事件の詳細を知って、事件の酷さに改めて胸を突かれてしまいました。それにしてもハードな作品でした。いろいろな戦争映画で悲しいシーンは観ていますけど、親子が離れ離れになるシーンは本当に悲しかったです。そして、子供たちを必死に助けようとするアネットの姿には心を打たれました。日本の戦争とはまた違うヨーロッパの戦時下を観て、また戦争のことを考えさせられました。いつになったら、こんな悲劇がない世界が来るのかなあと思った1本です。
とりあえず、コメントです
2011年7月20日
黄色い星の子供たち
★★★★ 一応、有名俳優が前面に出てきていますが、本作の主人公はあくまで子供たち。特にジョーを中心とした子供たちの視点で描かれていました。[縞模様のパジャマの少年]と似ているかもしれません。2作に共通しているのは子供ゆえの無邪気さ、子供ゆえに疑うことを知らないその純粋な心を冷徹な現実が裏切るという点です。子供が親をあきらめるなどという状況があって良いはずがありません。母の悲痛な叫びを実行する息子…。アネットと再会したジョーの顔は笑顔だったけれど、ノノの目が死んでいたように見えたのが印象的でした。
LOVE Cinemas 調布
2011年7月14日
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