秘密 :作品を観た感想(1)
秘密(1999)
★★★★ 「直子」と「藻奈美」は夜の睡眠や昼寝を挟んで入れ替わるのだけれど、実は昼寝は2人だけではない。平介自身が、直子が好きだった花壇の見える居間でよく居眠りしている。男やもめになった平介の不精にしか見えない。そして、スプリンクラーの気だるい音が夢を誘っているようで、花々の咲き乱れがまるで夢の中の隠喩のように見える。そもそも最初から最後まで有り得ないことや出来過ぎた偶然が多過ぎるのだ(原作や脚本が拙いという可能性はさておく)。皆、平介の思い出の再現なのではないか。平介が初めて2人の死を受け入れるということなのだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年1月2日
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