武士道シックスティーン:作品を観た感想(15)
「武士道シックスティーン」
★★★ 宮本武蔵ばりのストイックに凛々しい香織と、女の子っぽい早苗の好対照が笑える。香織が、ケーキの食べ放題やプリクラに連れていかれて戸惑いつつも、ちょっと楽しそうなあたりは微笑ましい。後半はシリアスさが出てきて重くなり、楽しさが減ったけど、(特に)きいちゃんはかわいくて、応援したくなります。
或る日の出来事
2015年10月31日
【武士道シックスティーン】折れる心は見つけたか?
璃子ちゃんがちょっと劣化してた時期の作品だけど、剣道女子には丁度いい逞しさがあった。何より私が求めていた「何かに賭ける」若々しさと清々しさと友情と愛情があった。映画評は今いちな所が多いけど私は好きだ。子供たちの剣道を長年見てきた身としては、考えさせられることが多く、また、懐かしさで溢れる作品だった。「折れる心」を克服して前へ進め。本当に強くなれるのは、そういう人たちのはず。北乃きいちゃんをこんなにイイと思ったのは初めてかも…。「続ける」という繋がり。「続ける」という幸せ。爽やかにそれを見せてくれた良作だった。
映画@見取り八段
2011年10月11日
『武士道シックスティーン』 (2010)
切ない思いを主人公たちに託そうと、伝えようとする大人たち。北乃きい演じる早苗の父親・板尾創路にそれを感じた。せつないくらいに、彼ら大人は心だけは若いのだ。主人公たちに説教するわけでもなく、生き様として彼らに伝えようとする。今しか出来ない何か。若者たちと大人たちの、相容れないけれど、どこかで繋がっている生きる事への思いが、古厩監督の作品には感じられる。本作は、想像以上に主人公たちが自分は何者かと思い悩んだりして、ちょっとだけ暗い感じがするんだけれど、それがかえって新鮮でもあった。
よーじっくのここちいい空間
2010年6月3日
武士道シックスティーン
★★★ ☆以外に面白かった。どちらも複雑な家庭に育っているという共通点がある。そして香織のほうは、子供の頃から道場主の父親に剣道漬けにされ、友達もなく普通の女子高生のようにはしゃいだこともない。彼女が葛藤するシーンでは、急に胸が熱くなってしまった。そして香織の、真摯な求道者であるが故の、誰にも心を開けない孤独との戦いが印象的だ。なかなか丁寧な創りで良い映画だし、主演の二人の熱演も光っていたのだが、今の時代に感覚的にマッチしていないのと、映画館の大画面・大音響で観る意味が問われるところが、興行的には厳しいのだろうな。
ケントのたそがれ劇場
2010年5月22日
映画「武士道シックスティーン」成海璃子のまん丸の顔を見てきました
★★★ 剣道一筋で生きてきた「剛」の香織(成海)、そして気楽に剣道を楽しんできた「柔」の早苗(北乃) 中学チャンピオンの主人公は天才ではない。子供の頃から厳しい父親にしつけられ遊びたい気持ちを封じて剣道に励んだからだ。だから他人の考えをそう簡単には受け入れられない。実は不器用な部分も持っている。人より秀いでたものがあれば毎日は断然違ったものになる。でも簡単にそんな術は身につかないから、自分の思い描くないりたい自分に近づきたいと日々頑張ってる。彼女たちなりの努力は見ていて微笑ましいし、懐かしい頑張った瞬間を思い出した。
soramove
2010年5月6日
「武士道シックスティーン」 原作ファンとしてはちょっともの足りない
香織(成海璃子さん)は勝つために剣道をし、早苗(北乃きいさん)は負けないように剣道をします。二人とも今まさに旬で演技も上手なので、原作ファンとしてはなかなかいいキャスティングではないかと思いました。原作小説は香織と早苗の一人称でそれぞれ展開していきますので、悩み、戸惑いなどが彼女たちの気持ちで描かれるのでとてもわかりやすいし、感情移入もできて読んでいて盛り上がります。映画はどうしても客観視点にならざるを得ず、そのあたりがやや盛り上がりに欠けるところでもあったかな。主演の二人がかわいかったからいいけど。
はらやんの映画徒然草
2010年5月5日
武士道シックスティーン
これ、面白かった。単純なスポ根ではるがそれがいい。この内容で恋愛要素を入れてしまうとあだち充になってしまうのでこれはこれでよかったのかも。成海璃子さんのキレた性格と北乃きいさんのほわっとした性格の対立(?)が面白い。エンドロールを見ていておや?と思って調べてみたら[書道ガールズ!!]に成海璃子さんと山下リオさんが出ているんですね。こっちも気になるので観に行く予定。原作はその後のセブンティーンも出ているとか?
単館系
2010年5月5日
武士道シックスティーン
北乃きいの持つ雰囲気が西荻早苗というキャラクターによくマッチしていて良かった。もう一人のヒロインの成海璃子は、磯山香織というストイックで勝ち負けにこだわる努力型の天才をうまく演じいて良かった。この二人のキャスティングは当たりだったと思います。対照的な二人が出会うことによって、徐々に自分の持つ価値観に変化が生じて、お互いに成長していくという王道中の王道な青春ドラマですが、そういうベタな青春ドラマは嫌いじゃないですし、この二人の友情と成長を観ていると何か清々しい気持ちになれたので、観に行って正解でした。
だらだら無気力ブログ
2010年5月2日
『武士道シックスティーン』(2010)/日本
★★★ 絶対に早苗には潜在力があると踏んだ香織が早苗と練習を始め、早苗は自分の隠れた素質を引き出されていく。今まで出来なかったことができるようになった喜び。それは剣道が楽しくなって来る瞬間。自信がついた早苗が香織を引っ張って行く。今までとは逆の展開。それが友情の面白いところでもある。「剛」の香織、「柔」の早苗。目指す場所へのアプローチは全く違うけど、志があればいつでも、どこにいても繋がることができる。先生役で堀部圭亮さんがご出演。落ち着いた雰囲気がよかった。主演2人のパワーと清々しさに元気をもらえるような作品でした。
NiceOne!!
2010年4月30日
武士道シックスティーン
★★★ 中学チャンピオン剣士の磯山香織(成海)は中学時代に早苗(北乃)に不覚をとり、捲土重来を期して早苗と同じ高校に進学。宮本武蔵の「五輪書」まで読む求道者のような香織は「楽しむ」だけの早苗にそれ以上のものを感じていた。一方の早苗は勝ったくせに香織の名前も顔も覚えていなかった。その2人の違いはまじめ一筋の剣道師範である香織の父親(小木)と遊び心で珍発明に明け暮れている早苗の父(板尾)に反映されている。世間的には2人ともあぶれ者であり、しかもあぶれ者ぶりが好対照。単純なスポ根ドラマではなく、現代における父親の辛さも見せられる。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年4月28日
【武士道シックスティーン】
香織も早苗も悩んだり揺れたりする気持ちが原作よりも解りやすかったかもしれません。北乃きいちゃんが可愛かった。予想したとおりの早苗でした。成海璃子ちゃんは無愛想で迫力あって…とはいえ、やっぱり成海璃子ちゃんが香織だったから、北乃きいちゃんの早苗が光ったのかなーとも。私は剣道について無知なので、原作では??っていう部分もあったのですが、やはり映像。へーこんなんだ!と色々驚きがありました。若干簡素化されていたけれど、原作に忠実にストーリーは展開、同じラストを迎えました。清清しい青春スポーツムービー。
日々のつぶやき
2010年4月27日
武士道シックスティーン
★★★★ 予想外に面白かった!基本的なストーリーに女子剣道というあまり映像受けしないスポーツを選びつつも、青春スポーツドラマとしての基本は押さえているために見ているほうもこれがまた実にのめりこみやすい。こういう二人をよく凸凹コンビなんて言ったりしますが、香織も口には出さないものの、自分に無い何かを持っている早苗に友情を抱いていく様子が良く伝わってきます。腹の底から声を出し打ち合う2人の姿は青春スポーツドラマのライバルが"真友"になる過程としてはよくあるパターンですが、それでもやっぱり清々しいものがあります。
LOVE Cinemas 調布
2010年4月26日
武士道シックスティーン
二人が出会って相手を知るうちに、少しずつ互いに影響を与え始めます。香織は剣道以外の世界の広さと負けることの重さを、早苗は逃げ回ってばかりだった剣道と向き合って勝つことの楽しさを感じ始めます。そんな二人を演じた成海璃子さんの睨みつける怖い表情と北乃きいさんの弾けるような明るい笑顔はとても印象的でした。試合中の面で勝つシーンは正直微妙な気もしましたけど、ハードな剣道の練習を頑張っている彼女たちは本当に若いなあと感心してしまいました。凛々しい二人の姿に頑張ったね〜と拍手を贈りたくなった1本です。
とりあえず、コメントです
2010年4月25日
『武士道シックスティーン』
ダンベルを上下しながら宮本武蔵の「五輪書」をよむ成海璃子。ただでさえ大きな目をさらにギョロリと見ひらき、般若の面構えであたりを睥睨する。女子高生には、くさくない防具がある。十九歳の北乃きいは、若干サバをよみつつ、完璧な着こなしをみせた。二十年ちかい職歴をほこる古厩監督のもと、手強い成海璃子を向こうにまわし、いつもより分別ありげに、お姉さんらしく同級生を演じた。要するにこの映画は、女優好きにはこたえられない佳作だつた。
そのスピードで
2010年4月25日
武士道シックスティーン
★★★ 宮本武蔵を思わせる言動のオッサン女子高生・香織…目をひんむいた反応が面白いです(笑) 一方の早苗は、のほほんとしたのんびりモード。威圧的な香織の掛け声と、それが怖くて泣き出しそうな早苗の掛け声で始まる冒頭の試合シーンから、迫力がありました〜。家族・友情・目標などなど不器用な二人が迷いながら、剣道を通じて結んだ友情が清々しかったです。"巌流島の戦い"で交わした会話には涙がじんわりでした。配役もピッタリで、剣道を知らない人でも、そして、どの年代の人も楽しめると思います。堀部さん、板尾さんが絶妙なスパイスでした。
☆試写会中毒☆
2010年4月16日
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