きみの鳥はうたえる:作品を観た感想(6)

「きみの鳥はうたえる」
素敵な秀作に仕上がっている。若手ながら実力派の柄本佑、染谷将太が、役になりきって実に自然に演じている。これが見事である。特に、“僕”を演じる柄本佑は、心に鬱屈を抱えて時には外に暴発するけれど、内面ではやさしさも秘めているという難しい役柄を的確に好演している。観終わって、ジンワリと心に沁みた。素晴らしい青春映画の傑作である。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2018年9月30日

『きみの鳥はうたえる』 正統派の青春映画
丹念につくられた正統派の青春映画といった印象だ。男二人に女ひとりのカップルも、青春ものの定番ともいえる組み合わせ。「恋か友情か」ふうな古典的問いかけで終わるのも、この正統派の青春映画にふさわしい。
Days of Books, Films
2018年9月30日

『きみの鳥はうたえる』: 青春時代の儚さは現在も変わらないかしらん @ロードショウ
ふたりの男性のあいだで揺れる佐知子の心情や、男性ふたりの微妙な友情が、ダラダラとした生活のなかで描かれていますが、それはユルイといえばユルく、相手の奥深いところまで突っ込んでい行かないあたりの微妙な距離感があって、そこいらあたりがこの映画の魅力・・・他者との深い関係を拒否・忌避しながらも、最後の最後に自分の中にある熱い気持ちを肯定する・・・という僕の変化が、青春時代特有の儚さでもって描かれた佳作です。
キネマのマ~りゃんひさ映画レビュ...
2018年9月20日

「きみの鳥はうたえる」:石橋静河が主演賞モノ
本年指折りの秀作でした。本作では石橋静河、柄本佑、染谷将太の3人(いずれも芸達者)がみんな素晴らしくナチュラルな演技を見せています。三人とも演技賞もののレベルです。曖昧な、モヤモヤが残るようなラストも、これまたこの作品にふさわしいもので、何とも心に残るものとなっておりました。
大江戸時夫の東京温度
2018年9月12日

『きみの鳥はうたえる』 輝くクソを眺めること
80年代に書かれた原作を現在に時を移しての映画化で、クラブで使われている音楽はヒップホップなのだけれど、3人のたたずまいは昭和のそれっぽい感じもある。魅力的に佐知子を演じた石橋静河は、落ち着いたトーンの声といい、すでに貫禄すら感じさせる。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2018年9月8日

きみの鳥はうたえる〜作家と現実
★★★ タイトル的には「彼女がその名を知らない鳥たち」と似てなくもない。また内容的にも結構似ている。「現実」で生きられない「僕」の運命を予感させる。そもそも佐知子の実在性すら怪しい。どう見ても「僕」とアンバランスな美しさ。対応できるのは「静雄」だろうか。
佐藤秀の徒然幻視録
2018年9月3日


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