椿三十郎:作品を観た感想(5)

『椿三十郎』 (1962)
前作『用心棒』を未見でも全く支障はナッシング。正直、個人的にはハードボイルドな『用心棒』の方が好みだが、本作が時代劇の最高峰に数えられる名作であるのは間違いない。本作で特筆すべきは、何をおいてもその軽妙さが挙げられよう。ハードな前作と異なり、黒澤監督が本気でエンタメに徹した気概がひしひしと窺える。本作は三十郎と彼を使役する人間たちとの、越えがたいヒエラルキーのシビアさを描いた作品なのだ。文句なく面白く、社会性のある娯楽時代劇をぜひご堪能あれ!
相木悟の映画評
2014年10月17日

椿三十郎
★★★ もちろん黒澤明監督&三船敏郎主演のコンビですね〜。森田芳光監督&織田裕二主演のコンビでリメイク。オリジナルを見て、改めて感じましたね。だってもう、全然“格”が違うもの。やっぱり三船敏郎の圧倒的な迫力、個性、色気を兼ね備えた役者さんなんて、今の日本にはいないんじゃないでしょうか? ラストの室戸半兵衛(仲代達矢)との一騎打ちシーンは、本当壮絶でしたねぇ〜。若い田中邦衛がいたのはビックリでした!
☆彡映画鑑賞日記☆彡
2008年10月1日

あっ,ども用心棒の椿です
★★★★★ 心理・頭脳戦を駆使した城代救出劇に固唾を飲み、滑稽に描かれたお家騒動に笑う。おっとりで人が良い奥さんとお嬢さんが放つ雰囲気にイラッときてる三十郎の仕種が可笑しい。捕まった若侍を救うため、十人以上を連続斬り。その後の心のこもったビンタには言葉以上の重み。威圧感と凄みを纏う室戸半兵衛との決闘。殺生の残酷さを的確に理解させると同時に、若者に希望を託した別れ際の言葉に感涙。豪胆で、頼もしくて、貫禄があって、人間味に溢れて優しい三十郎。なんとかっこいい人物なのだろう。世界の映画史に残る名キャラクターだ!!三船さん素晴らしい!
Akira's VOICE
2008年10月1日

映画[ 椿三十郎 ]時代を超えて、生きている。
何度観ても面白いのは、やはりプロットがしっかりと練られているからなのだろうと、改めて観てそううなずかされた。だって、次から次へと場面が切り変われども、最初からほぼ最後まで、息つく暇もないくらい、椿三十郎と若侍に試練が押し寄せるんだもの。観客が先読みする前に、登場人物たちが先手をうって、次の展開へアクションをおこす。知らず知らずのうちに引きこまれますわね
アロハ坊主の日がな一日
2008年3月14日

『椿三十郎』これこそが痛快娯楽映画!必見の大傑作!!
1962年の公開ですが、モノクロであることを除けば古さを感じるどころか、これほど随所に光り輝くものを持った作品にはなかなかお目にかかれません。 黒澤オリジナル版はとにかく面白い、とにかく最初から最後まで飽きさせない娯楽時代劇の大傑作。
よろ川長TOMのオススメ座CINEMA
2007年3月20日

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