携帯彼氏:作品を観た感想(5)

それでも少女は恋をする 『携帯彼氏』
★★★ サスペンスフルなホラーと位置付けられると思いますが、そもそもホラーとは何ぞやと改めて考えさせるほど、テーマ追求が巧みな印象です。携帯電話というのが最大のポイントであり、例えば、彼氏にメールを送ったけどすぐに返事が来ないし嫌われちゃったのかな…、とひとり思い悩むわけですよね。思春期の女の子からしたら死活問題でもあるわけですよね。そういった人生経験の浅さからくる必要以上の執着、彼氏を失うことに対する過剰な怖れをホラーとして投影しているのではないかなと思います。B級映画だからといって侮るなかれ。
映画部族 a tribe called movie
2012年5月31日

携帯彼氏
この作品にでてくる携帯彼氏達、そんなに格好良くはないよね? 好みの彼氏のアバターを設定して遊ぶ恋愛シミュレーションゲーム。主人公の里美はその中に亡くなった憧れの先輩の姿をみつける…という、霊ホラー×純愛ものになっています。現代に必須な携帯電話を物語の中心においたことで、ある意味身近に感じられるのかもしれないのですが…。もとはケータイ小説。突っ込みどころは満載なのですが低予算のわりには頑張っていたと思います。ヒロインである川島海荷さんも可愛らしかったです。ラストはこれ携帯彼女につながっていくのかな。
いやいやえん
2011年6月7日

【映画】携帯彼氏
そもそも里美は携帯彼氏なんて興味なかったんです。だって、憧れの直人先輩の事が好きだったから。だけど…。その先輩を演じる石黒君はなんか爽やかなんですよね〜。ホラー映画だし、謎解きもちょっとあったりして、中盤から結構ハラハラするシーンもあります。ただCGなのが丸分かりの部分が少し勿体無かったかな…。ラストは誰でも考えそうなネタだけど、あえて表現したのに好感が持てました(笑) 監督は劇場長編デビューとなる女性の船曳真珠さん。主人公も女の子だし、こういう甘酸っぱい恋愛と、擬似恋愛を楽しむ女の子達を上手く表現してたと思います。
☆紅茶屋ロンド☆
2010年10月17日

携帯彼氏
★★★ 中々面白かった。現代に必須なガジェットである携帯電話と、ヴァーチャル恋愛という軽めの要素はいかにもケータイ小説ですが、それだけに若い人なら誰でも身近に感じられるストーリー展開です。えらくチープかつ小ぶりではあるけども、現代日本にはマッチしているのではないでしょうか。ケータイ小説らしい脚本や演出でまとめてきた本作は、変に大上段に構えない素直さが、意外な説得力と面白さを生んでいるのでした。
LOVE Cinemas 調布
2009年10月30日

携帯彼氏
★★★ 理屈で考えれば色々おかしなことがあるのだけれど、さほど気にならない。むしろ、焼死した人間の煙がサーバーに吸い取られて、ネットの中で悪さをするというのは、荒唐無稽なのだけれど、妙に納得してしまう。Avatar絡みで解釈すれば、インドのベナレスの火葬の煙と共に死者の霊魂は天界に昇るはずなのだが、ネットの世界という天界でもこの世でもない空間に回収されて成仏できない状態になてしまうという設定は秀逸でさえある。一番不自然なのは、やはり警察の動きが遅いことか。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年10月28日

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