殺人犯:作品を観た感想(6)

mini review 10506「殺人犯」
★★★ 結構、怖い(笑) 電気ドリルの穴がどの被害者も模様が共通、犯行に使われた電気ドリルはレンの工具箱にあったものだ。記憶がときどき蘇りかかるが、明確に説明はできない…。ともあれ、単なる悪趣味なB級ホラーとして片付けられない、人間の恐怖のある断面を覗き込むような深さを持っている。それはやはり、一流のキャストが結集して、「映画」として過去のサスペンス・ホラーの文法も踏襲しながら、僕たちをのめりこませるに足る、そして夢で魘されるかもしれない密度を持った、エンタテイメント作品に仕上げているからだと思われる。
サーカスな日々
2010年11月28日

殺人犯
警部クォンの記憶喪失をきっかけに捜査にも行き詰まりが…、捜査段階で出てくる証拠はすべてクォン自信を指し示す…証拠を照らし合わせて記憶がないとはいえ聞きこみとか、親友の刑事に相談するとか…身に覚えがないのならもっと潔白を主張すればいいのに。一人でドツボに嵌っていってしまうんですよ(苦) ストーリーの発想はいいのに、苦悩する刑事に焦点が集中していて肝心のサスペンス部分が手薄な感じ。猟奇的な事件を扱ってるのにハラハラする感じもないし、挙句の果てにそれは‥反則技でしょう!? という展開まで‥。ラストもすっきりしなかった(泣)
ひばなのシネマの天地
2010年11月23日

殺人犯
★★★★ 期待以上に面白く観られました。でも主人公に対して半端なくやりきれない気持ちでいっぱいで見終りました。ただ、事件の真相では面白かったと思えるかそりゃないだろーと思うかで評価が変わりそう。犯人はレンなのか?? しかし、事件の真相はとんでもないビックリ展開へ…。この展開は予想してなかったので、ええ!!そっちかいっと画面に向かってツッコミいれてしまった。ある意味での驚愕の真相、、。主人公のアーロン・クォック、後半、変貌していく姿がほんっと怖くてゾッとするくらいうまかった。スリリングな展開とテンポの良さは好みだった。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年11月10日

殺人犯
★★★ いやはや何なんでしょう、この後味の悪さは。救いがないラストで思い出すのもちょっと苦痛なくらい。映画としての質は別にして、もう一度は観たくない作品でした。次々と起こる猟奇殺人事、主人公のレン刑事(アーロン・クォック)は親友でもあるクァイ刑事とともにその捜査にあたっています。ところが捜査の過程で何故かレン刑事が犯人であるという証拠がボロボロ出てくる…。この作品、オチをばらした後もかなり続きます。その部分がもう本当に最悪…。ロイ・チョウ監督はある意味才能があると思います。次回作は明るいヤツを観たい。
LOVE Cinemas 調布
2010年6月9日

殺人犯/MURDERER
もう最初の出だしから、ストーリーに引き込まれてしまいました。演出がうまいのか、脚本がいいのか、中盤までの展開は凄くハラハラさせられました。少しづつレンが犯人じゃないのかという状況になってきて中盤以降のレンの顔が変わっていくのは見応えありました。ラスト近く…え〜、そういう設定なの!これはレンにとってはかなりの衝撃だな。でもレン自身も狂気に侵されていく過程があって、何かをきっかけに自分の中に眠っていたものが目覚めてしまうほうが観ていて怖いものがあった。是非アーロン・クォックの狂気に満ちた表情を満喫して欲しいです。
だらだら無気力ブログ
2010年6月5日

レビュー:殺人犯
虚心で見たら「背筋の凍るサスペンスフルな展開」や「ラストに向けての衝撃の展開」にいちいちスナオにハマった、と言うのみ。本作を見て恐怖を感じた、その芯の部分を反芻してみると、原因はストーリーや語り口といった部分には無かったのです。むしろ、その面白さの向こうに広がる風景が荒れ果てているのにショックを受けた。本作には、製作中止間際にバタバタッと狂い咲きのように傑作を生んだ新東宝末期そっくりの、得体の知れない不穏さが宿っている。なにしろ、<明後日には忘れる感動作>も少なくないなか、イヤ〜な気持ちを2ヶ月も引っ張る映画です。
INTRO
2010年6月1日


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