ウェディング・ベルを鳴らせ!:作品を観た感想(5)

ウェディング・ベルを鳴らせ! これこそ「おかしなおかしな..
ドタバタ喜劇は久しぶりである。主人公の家の内外の数々の発明品や落とし穴などの仕掛けが、そのドタバタぶりをエスカレートさせるが、それは単に仕掛けの効果に終わっていない点がいい。特に、人間が宙吊りになって、何かとバランスを取ることになるシーンが多いが、このシーンが意味するものは深いと思う。いたるところに見られる「対立」 グローバリズムとローカリズム・大国と小国・自由と強制 などが描かれ、それが現代社会への風刺になっており小気味良い。
映画と出会う・世界が変わる
2009年9月11日

「ウェディング・ベルを鳴らせ!」
実にとぼけて飄々としたユーモアがすっかり気に入ってしまった。映し出される風景も温かみのある自然の色調。監督自ら気に入って移り住んだというロケ地の村への愛情が画面からも伝わってくる。そしてCGを使った作品が多くなりつつある映画界へのアンチテーゼとも思えるアナログ感溢れる質感。作品に登場する小道具の数々もアナログでやけに可笑しい。最後はデジタルではなくアナログの魅力には敵わないと個人的に思っているので、まさにそんな作品になっているのが嬉しい。
古今東西座
2009年6月16日

ウェディングベルを鳴らせ!
すっごくハッピーな気持ちになることの出来るお話だった。ツァーネ役の少年が素晴らしい。スレてない様子。そこがイイ。しかし決して素人然としているわけではなくて、なんつーか巧さを見せない巧さがある。ツァーネ以外の登場人物も魅力に溢れている。底抜けの楽しさ。元気をもらえる。湿り気のない、からっとした笑い。異様な状況でありながら明るい雰囲気。大好き。
h
2009年5月27日

ウェディング・ベルを鳴らせ!
★★★ 期待していたよりずっと面白かったです。東欧系の作品ということで、何となく重い内容を想像していたのですが、完全にハチャメチャラブコメディーでした。セルビアの山村と街が舞台となって繰り広げられる物語は、東欧の雰囲気あふれる音楽に乗せてすこぶる気持ち良いテンポで進んで行きます。気負わずらく〜に鑑賞できる作品でした。
LOVE Cinemas 調布
2009年5月4日

『ウェディング・ベルを鳴らせ!』 (2007)/セルビア・フランス
ものすごいパワフルの一言に尽きますね。日本ほどいろんなものがあるわけではない。だけど底力だけはあるし、モノがないなら知恵を使えばいい。そんな人間の野性的な部分って新鮮に感じます。結構この映画、下ネタ系もかなり多く(笑)、しかもあっけらかんとしてるw ある意味牧歌的…?クストリッツァ作品はなかなか鑑賞機会がなくて、これがお初です。全体的に面白くはありましたが、テンポが激しすぎて落ち着かない感じも…。
NiceOne!!
2009年5月2日


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