マンチェスター・バイ・ザ・シー:作品を観た感想(18)
映画評「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
★★★★ 純文学系邦画が得意とするような陰鬱なムードが全編を支配してい、港町周辺の風景に主人公の沈痛が沈潜しているように感じられるところがぐっと来る。完全に再生したところで終わらないのも現実的な扱いで良い。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2019年3月16日
DVDレビュー「マンチェスターバイザシー」「ミスティックリバー」「ドラゴンタトゥーの女」
静かに、ただ静かに物語は進む。身内がどんどん亡くなってしまったり、家族と引き離されてしまう過酷な人生を淡々と生きる事で乗り越えようとするリーと甥っ子のパトリックが痛々しく健気。言葉にせずとも実は互いを思い遣っている叔父と甥の関係性が胸を打つ。
ノルウェー暮らし・イン・原宿
2019年2月3日
【映画】マンチェスター・バイ・ザ・シー
ケイシー・アフレックが素晴らしい演技を見せる再生のドラマです。人間本当に辛かったらこんな風になるんだというケイシーの演技に、ただただ涙が出ましたねぇ。ミシェル・ウィリアムズも出番は少ないながら重要な役どころを演じていて見事。見た記憶のあるボストンの風景、音楽も美しかった。
アリスのさすらい映画館
2017年7月11日
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
★★★★ 非常に丁寧の撮られているのだが、小説でいえば短編小説といったところ。137分の尺は長すぎて、全体的にまだるっこい。
キネマのマ〜りゃんひさ映画レビュ...
2017年7月9日
マンチェスター・バイ・ザ・シー
★★★★ 海、ボート、港、カモメ、雪の街並、風景がとても美しかったです。ただ泣かせるだけじゃなく、心に沁みる映画です。ミシェル・ウィリアムズも良かったです。ケイシー・アフレックのアカデミー賞主演男優賞も納得です。
Spice -映画・本・美術の日記-
2017年7月8日
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
★★★★ 叔父と甥の会話(言い合い)が、なかなか笑える。ユーモアがあっていい。あとから調べると、アメリカにちゃんと、マンチェスター・バイ・ザ・シーという地名があるのだった。勉強になった。
或る日の出来事
2017年7月7日
マンチェスター・バイ・ザ・シー
★★★★ 人間には乗り越えられることも乗り越えられないものもあり、大人だから耐えられるということでもありません。こうした、心のひだを丹念に紡ぎ出しており、非常に抑制された描写は、観客によって向き不向きがあるでしょう。ただ、人間が突然の不幸にどれだけ耐えられるのかということが、心にしみいるように伝わる誠実な作風は、評価します。ケイシーはオスカー受賞も納得の演技。ミシェル・ウイリアムズは大金持ちのお嬢様なのに、貧しく心に棘のささったような役柄はうまいですね。また、20歳にして大役を射止めたルーカス・ヘッジズも今後が楽しみな役者でした。
映画好きパパの鑑賞日記
2017年7月5日
【cinema】『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
とっても良かった。ズッシリと重い内容だけど、淡々と多くを語りすぎない描き方で見せるので、心にじんわり沁みてくる。役者たちの演技が上手いのと、回想シーンを交えて主人公の過去が明らかにされ、飽きてしまうことはなく見れた。ストーリー自体はそんなに進展のある作品ではなく、しかもテンポよく進むわけでもない。2時間超と結構長い。キャストは全員良かった。じっくりと映画を見たい方。人間ドラマを見たい方オススメ。ルーカス・ヘッジズ好きな方是非。ミシェル・ウィリアムズ、ケイシー・アフレック好きな方必見です!
・*・ etoile ・*・
2017年7月2日
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 正直な映画
劇的なことは何も起こらず、地味な色合いの映像の中、心を閉ざしたリーの平坦な日々が淡々と描写される。この映画は137分もありながら、何の解決も示さない。人は何ごとにも物語を期待しがちだ。多くの物語は起承転結で構成され、納得のいく結末がある。物語は因果関係を説明したり、因果応報を見せつけたりして、受け手にカタルシスを味わわせる。このような定型から外れた本作は、物語としては破綻しているようにも見える。でも、それこそが素晴らしいのだ。それこそが人生の真実だからだ。
映画のブログ
2017年6月24日
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」:心に染み入る傑作
1970〜80年代前半の映画のような雰囲気を湛えた作品。地味でありながら、ある意味衝撃的でもあり、心に染み入る傑作です。少しずつ見えて来た本作の全体像が理解できるようになる&各キャラクターの言動についても理解できるようになるのです。その映画作りの、脚本の巧さが抜群です。ケイシー・アフレックも確かに只ならぬ説得力だと思いますが、短い出演時間ながら小生が感銘を受けたのは、主人公の元妻役のミシェル・ウィリアムズ。
大江戸時夫の東京温度
2017年6月12日
マンチェスター・バイ・ザ・シー
★★★★★ 最初のうちは、回想シーンにいきなり移ったりすることが多く、筋をつかむのに骨が折れましたが、話がわかってくると深く引き込まれてしまい、主人公の内面が次第にほぐれてきて、兄の遺児らとの関係も変化する最後の方になると、深く心を動かされました。本作では、リーを巡る人間関係で、ことさら「二」が強調されているようにも見えます。
映画的・絵画的・音楽的
2017年5月30日
マンチェスター・バイ・ザ・シー
★★★★ 見方を変えれば邦画の「お葬式」と似てなくもない。
佐藤秀の徒然幻視録
2017年5月25日
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』('17初鑑賞49・劇場)
★★★★★ お話としては至極暗く切ないんですが、ところどころにユーモアを挟み、登場人物のすごく深いところまで観ているこちら側に想像させる・感じさせる脚本が本当に見事。細かく描かない観客に委ねる手法。本当に良い映画を観た、そんな思いになりました。また、人間の描き方が実に巧みですね。脚本が本当に素晴らしい。そして演者が本当に素晴らしい。現時点での本年度 No.1MOVIEです。
みはいる・BのB
2017年5月21日
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
ドラマではたくさんの“死”が描かれ、主人公は深い悲しみを抱えているが、見ているものはそれほど辛くはない。それは所々に織り込まれるちょっとしたユーモアがあるから。冬の穏やかな海、道路には雪があり、空は澄んでいる。そんな映像はとても美しかった。ケイシー・アフレックの演技は想像以上に素晴らしかった。リーとランディが交わす会話から、この二人はとてつもない悲しみを味わったのだと伝わってくる。映画を見て想像以上に過酷な出来事を体験した二人に驚いた。
ヨーロッパ映画を観よう!
2017年5月20日
ショートレビュー「マンチェスター・バイ・ザ・シー・・・・・評価額1750円」
★★★★★ 心に染み入る、極上のヒューマンドラマだ。本作の隠し味は地域性だろう。今回もエセックスの美しい風景と、都会過ぎず田舎過ぎない絶妙な距離感のコミュニティの存在が、ドラマの味わい深い背景となっている。冬の厳しいマサチューセッツの、曇天のロケーションが、主人公の心象としても機能しており、兄の残したクラッシックな船などの、細部の描写も象徴性が高い。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2017年5月18日
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
ありきたりな表現が許されるなら、傑作である。ただただ、傑作である。ある意味この作品は「家族のあり方」の作品であることに変わりはないのだけれど、判明した後はもう全然、その本質が違う。違って見えてくる。
ここなつ映画レビュー
2017年5月17日
マンチェスター・バイ・ザ・シー
厳しい人生を描いた物語でした。リーとパトリックの心はお互いの痛みを理解して近付いていきます。その緩やかだけど希望の持てる展開に、ちょっとほっとしました。観終った時、いつか二人はきっと信頼できる関係になるだろうな感じられて穏やかな気分になった1本です。
とりあえず、コメントです
2017年5月15日
映画:マンチェスター・バイ・ザ・シー Manchester by the Sea
主演のケイシー・アフレック、いつもいいが今回は更に存在感バツグン。そして脚本も劇シブい。曇りと雨の薄暗い天気に観るのには、もしかしたらピッタリかもしれない?、な渋い人間ドラマ。
日々 是 変化ナリ〜DAYS OF STRUGGLE〜
2017年5月13日
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