私の、息子:作品を観た感想(4)
私の、息子
母の愛とその子供の苦悩という物語が、しっかりと伝わってくる秀作でした。一方でこの親子のダメっぷりが強調されて、ちょっとイラッともするんですが。加害者側からみる映画ってその国独特の意識みたいなものが垣間見えて、目新しいとともに、全体的に重苦しい空気感のある映画だった。
いやいやえん
2015年4月29日
『私の、息子』 馬を水飲み場に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない
この映画では、母親の心理の機微を丁寧に捉えている。母親を演じたルミニツァ・ゲオルギウのうまさもあるだろうが、息子から見た母親のウザい感じは妙にリアルだった。ただ、そのリアルさは傲岸不遜な人物への不快感へつながるため、ラストのわずかな希望よりも、もやもやした不快感ばかりが残る映画とも思えた。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2014年7月10日
私の、息子
★★★★ ルーマニア映画ながら、母親と息子との確執という普遍的なテーマを個別の出来事を通じてなかなか巧みに描き出していると思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2014年7月4日
「私の、息子」
コネや賄賂がまかり通るルーマニアの社会情勢や、母原病だけでなく父親の存在感のなさ、セックスに纏わる問題、など、深刻な問題も抱えているのだ。その問題を炙り出したという意味では秀作といえよう。
ここなつ映画レビュー
2014年6月26日
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