雷桜:作品を観た感想(17)
映画 雷桜
山の風景や桜がとても綺麗に撮れているのが、印象的でした。ストーリーは、ちょっとしんみりしていますね。
こみち
2014年4月2日
雷桜
原作はおとぎ話に近く、残念ながら映画版ではそのありえない純愛を納得させてくれるストーリー性ではなかったように思います。ただ雷(遊)を演じた蒼井優さんが非常に魅力的に描かれていました。「親父様」のことも含めて、恋愛も、いまいち心情にのれない作品でした。悪くはないと思うのだけど…どうしてだろう?どこか軽い印象があるんだよね。時代劇に洋楽はいらないと改めて思った次第…。異なる二つの木が重なってひとつになったものが雷桜。斉道と遊との関係も、暗にそれを示しているのかもしれませんね。
いやいやえん
2011年5月14日
【雷桜】
あまり面白くなかったなー。蒼井優ちゃんはこの不思議な雷という女性を巧く演じていたんだけれど、なんかどうも全体的にシックリこなかったです。一人ぼっちだった二人が寄り添うようになるのは解るんだけどまるで漫画の中の出来事みたいでリアリティがなくって。娘に手を出さない代わりに殿を暗殺って持ちかけた意味もよくわからない。だいたいそれまでも狙われていた様子なかったのに…。身分違いの恋、純愛。このキーワードは恋愛映画の永遠のテーマなのかもしれないですが、どうもこの作品は安っぽく感じてしまいました。
日々のつぶやき
2010年12月2日
「雷桜」感想
★★ 多分に女性客を意識したと思われる作りながら、時代劇としては物足りなく、ラブストーリーとしては煮え切らない、なんとも惜しい作品。ストーリーは王道的であり、決して悪い出来ではなかったが、編集が拙いせいかダラダラと間延びした印象を受け、ために必要なシーンにも関わらず、蛇足に思えてしまうような箇所が多々見受けられたのは非常に残念。山奥で育った野生児の雷がお肌ツルッツルなのもリアリティなく、いつの間にか殿様の病気もなかった事になっているのも正直クエスチョン。細部に手を抜かれていると、それだけで気持ちが白けてしまう。
狂人ブログ 〜旅立ち〜
2010年11月5日
「雷桜」 二人の恋のイコン
自然そのものであるのが、遊であり雷である彼女の存在。それを象徴しているのが雷桜です。生まれも身分も違う遊と、将軍の息子である斉道の恋も、雷桜がイコンになっています。雷桜は雄大であり、力強く、そして美しい。物語はイコンとなる雷桜に集約されるわけで、この作りが貧相であると物語全体がさびしいものになってしまいます。遊が暮らす山の風景も非常に美しい。優しく瑞々しい緑色、華やかな黄色。二人の気持ちを象徴している自然の色使いであったように思います。気持ちよくやさしい気持ちになって観れた作品となりました。
はらやんの映画徒然草
2010年11月4日
雷桜
★★★ 二人が馬に乗って草原を走るシーンは雄大ですばらしかった。村を去ろうとする斉道の籠に、「なりみちぃ〜〜」と叫ぶ遊。よく叫んでいましたが…どこからこんな野太い声がという迫真の演技。ノーメイクで長い髪を振り乱し、体当たりで演じる蒼井優に圧倒されました。最後の展開はちょっと驚きましたけど…。日本版ロミオとジュリエットといわれているようですが、どうでしょう?わたしは、、、でした。
voy's room
2010年11月3日
雷桜 馬の演技だけが良かった・・・ヾ(・ε・。)ォィォィ
脚本が学芸会で(わざと?)、演出も学芸会で(わざと?)、役者もどういうわけか学芸会な演技で(わざと?)…133分って尺もどうよ!60分経過以降、どこで終わってもいいようなお話をそんなに長く引っ張って…長い長い〜退屈。あそこがあーだったら、あそこをこうすれば、そこがちょっと違うねん、あー惜しい、あちゃーやりすぎだー、あっいきなりとんだー…そんなんばっか過ぎて全部駄目なのか!いや映像と音楽は綺麗だった…そしてけっきょく「白い馬の演技が秀逸だ!」くらいしか評価できね〜!
労組書記長社労士のブログ
2010年10月27日
雷桜
★★★★ なかなか良かった!人間、育った環境ってやっぱり重要なんだと。ところで、あの雷のスタイルってちょっと今風ぢゃね? しかし今作、時代劇というよりも現代劇のよう。純粋で真っ直ぐなラブストーリーに、おばちゃんはまたまた涙してしまいました。しかしこの時代の武士って殿のためにいつでも自らの命を捨てる覚悟してるんだね。しかしあん時の…アレが…あの子に…。一つ間違ったらベタなラブストーリーになる話を、演技派の蒼井優が女心の細かい揺れみたいなものを繊細に演じていて甘いだけの話になってないのが好感が持てました。
映画道
2010年10月27日
☆雷桜(2010)☆
★★★ これは本格派時代劇ではないので、あくまでもラブストーリーとして鑑賞しましょう(笑) なんといっても蒼井優ちゃんが雷(遊)になりきって、生き生きとした演技があればこそ、最後まで飽きずに観れたという気がします。1番感心したのが乗馬のシーン、すごく自然に乗りこなしていて驚きました。籠の中での複雑な思いを表現しての表情「遊!」と叫ぶシーンの岡田君のシーンにもらい泣き。地味な映画だとは思いますが、見終わってみると、主題歌が耳に残り、緑の山や草原を駆け抜ける馬、雷桜など美しい映像が、心に残りました。
CinemaCollection
2010年10月26日
雷桜
時代劇っぽくなかったような気がした。ラブストーリーだし、これを現代劇化したらたぶんどうってことのない作品だったかもしれない。この映画の見所はやはり主役ふたりの熱演かな。あとは風景。そして脇に控える役者陣。話自体はあまり濃いとは思えなかったし、[ロミオとジュリエット]と比べるのは…。時代劇としてもみんな小奇麗すぎて爽やかすぎてイマイチな感じ。[十三人の刺客]を観たから余計にそう感じたのかも。でもなんか美しくまとまっていたのはなんでだろう。やはり二人の熱い演技が良かったのだろう。途中眠くなりそうだったけど。
ゴリラも寄り道
2010年10月26日
映画「雷桜 」ありがちな主題にも新鮮味アり
★★★ 結局はお殿様と庶民、という身分の違いで結ばれなかったというありがちなテーマの映画だから、観終わって深い感動とかそんなものは無いが、この映画ではいくつか新しい試みもされていた。お屋敷で飼育されていた鷹の目から見た山間の風景は、スピードとその広がりは新鮮な驚きがあった。人間が這いつくばって生きてる。どこかに続く細い道を軽やかに動いていく。蒼井優の独壇場、そして脇を固める役者も手応えのある演技をしていて結構しっかりした作りの時代劇を見たという気分。「かつて」のおとぎ話として良い出来だった。
soramove
2010年10月24日
*雷桜*
この映画の良さは、ふたりの周りの人たちのことがきちんと描かれていることですが、中でも遊の生みの親であるお母さんと育ての親であるお父さんの愛の大きさ、深さが一番心に残りました。また、遊にとっては人間社会は理解しがたいもの。身分違いの恋のことも侍が殺し合うこともわかりません。彼女にとって生きることは命がけだったから、あえて殺し合うなんてもってのほかだったのでしょうし、好きになった人と結婚できないっていうことも最後までわからなかったのかもしれません。雷桜…銀杏である斎道と桜である遊が永遠に一緒に暮らしている姿だったのかもしれません。
Cartouche
2010年10月23日
映画「雷桜」@東商ホール
中々良い、結構好きな作品だ。主役の岡田将生、蒼井優ももちろん良い。特に蒼井は男言葉でしゃべる野生児を上手く演じている。彼女が大声でがなるシーンは若干台詞が聞き取りづらかったが熱演である。とてもシンプルなストーリーで無駄を省いた視点も中々良い。時代劇に現代風のポピュラー音楽の使い方は賛否があると思うが、あれはあれでアンバランスの妙を感じた。捻りの効いたエンディングも心地よく、お涙頂戴シーンをダラダラと描かず、俯瞰のショットで素早くフェードアウトさせた事で余韻が残り映画を好印象にしてくれた。
masalaの辛口映画館
2010年10月23日
雷桜
叙情豊かな風景を背景にして、人物描写が非常に丁寧なのでわてはたっぷりと涙を流すことができた。どこにラストシーンが落ち着くのかと思っていたら、たっぷりと泣ける演出だった。133分という上映時間は長いようで短い。岡田将生演じる若殿様が精神的に解放されて自信を取り戻していく過程や、蒼井優演じる天狗と呼ばれた女性が身分違いの恋に苦しむ様子が、たっぷりと描かれている。どこか現実離れしたロケーションは、一種のファンタジーを思わせる。そんな二人を雷が落ちた大木・雷桜(らいおう)は、静かに見つめている。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年10月22日
雷桜
★★★ 人間関係はかなり込み入っていて身分差の悲恋になるのだけれど、別にこの物語を無理して "時代劇番ロミオとジュリエット" とか呼ぶ必要ないだろう。雷が斉道に「お前はお前だ」と言い放ったように「雷桜は雷桜だ」でいいのだ。少なくとも野性に育った雷と心を患っている斉道には元より身分差など存在しない。斉道は一人前に恋をし、まともになってくれたと判断したからこそ紀州行きが決まったのだろう。だとしたら、雷は斉道の命を救ったことにもなり、別れの機会も自ら作ったことになる。2人の悲劇はイチョウと桜のように絡み合っている。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年10月22日
雷桜
★★★ ピーターこと池畑慎之介の刺客が[乱]を想起!柄本明との重鎮対決まであって思わず興奮。馴染めない環境に息苦しく,自由に生きられず苦しむ葛藤を抱えた斉道(岡田)と遊(蒼井)の,些細な言葉で互いに癒され,やがて響きあっていく交流が良い。しかし…展開が安直で、なおかつ泣き顔でもらい泣きを誘うばかりの演出があざとく淡白で,切なさが引き立たず泣くに泣けなかった…。「悲恋ありき」で展開している気がして…。役者の演技はもちろん,森のロケーションと,強靭な命の象徴「雷桜」が印象に残っただけに,上辺に留まるドラマの弱さが勿体なく感じた。
Akira's VOICE
2010年10月22日
雷桜
★★★ 実際の所、話は非常に安っぽいのですけれど、蒼井優の素晴らしい演技に引き込まれ、終盤見せてくれる柄本明の演技に度肝を抜かれたというのがこの作品の印象です。身分違いの恋話など良くあるパターンですが、ふと思い出したのが名作[ローマの休日]。山や草原を駆ける姿はローマを走り回るシーンへのオマージュといえるかもしれません。前半から中盤までの余りのナンチャッテ振りに半分呆れながら観ていましたが、ラストに向けて蒼井優そして柄本明に救われた作品でした。あ、ただしラストシーンは個人的にドン引きしましたが…。次は本格時代劇でよろしく。
LOVE Cinemas 調布
2010年10月20日
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