愚か者の身分:作品を観た感想(1)

愚か者の身分･････評価額1700円
★★★★ 生まれて来る家庭環境を子は選べないし､中卒で家を出るｹｰｽも少なくはないだろう｡大切な誰かのために､自分を犠牲にしなければならないことだってあるだろう｡本作の登場人物は悪の道に堕ちた人々ではあるものの､ｷﾞﾘｷﾞﾘでまだ“人間”に踏みとどまっている｡それでも､一度でも悪を成した以上､安直なﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞはあり得ない｡でも彼らは､重い十字架を背負ったまま､生きていかねばならない｡煌びやかな大都会の影の部分を描く､人間たちのﾄﾞﾗﾏは見応えたっぷりだ｡
ﾉﾗﾈｺの呑んで観るｼﾈﾏ
2025年11月3日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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