単騎、千里を走る。:作品を観た感想(2)
単騎、千里を走る。
★★★ 人の撮り方や景色の撮り方はこの監督ならではだろうか。 舞台となっている地は世界遺産となっている中国雲南省の麗江古城や、三江併流群にも含まれる長江第一湾がある石鼓鎮など。ロードムービー的な撮り方もされているからスクリーンで観ると非常に良い。 最初に画面に出たときはあまり可愛くなく思えたリーの息子、ヤンヤンの表情が段々と豊かになってゆく。 カメラで捕らえたこの子の笑顔は最高に魅力的だ。
No Need To Argue
2006年1月26日
「単騎、千里を走る。」高倉健さん、走る走る。
荒波に向かって身じろぎもせずに立つ主人公の姿に何かが重なる。 言葉が分かり合えても意思を通わすことは難しい。 近くにいても、言葉にしなければ分かり合えない、分かり合えたと思えても、100%同じ思い思いというありえない。 それでも人間は、せっかくめぐり合えた人と、なんとかはかない望みを持ちながら言葉を発するのだ。
soramove
2005年10月30日
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