ダゲレオタイプの女:作品を観た感想(3)

「ダゲレオタイプの女」
いつもの様に前知識なしで見たので、まさか?このような展開とは驚いたが、ドラマはダークながらも美しくファンタジーの雰囲気も感じられてナイスだ。怪しくも切なくて哀しいラヴストーリーは素晴らしかった。主人公を演じるタハール・ラヒムはお気に入りのフランス人俳優で、荒削りな反面優しい心を持つ青年を好演している。大好きなマチューも出演しているが数シーンにしか登場しないのが残念。オリヴィエ・グルメは貫禄たっぷり。黒沢清については名前しか知らないが、フランスを舞台にこのような哀しくも美しい映画を作る人物とはスゴい!
ヨーロッパ映画を観よう!
2016年11月23日

「ダゲレオタイプの女」:クロサワ幽霊映画の集大成
黒沢清ワールド全開で、あたかも集大成のような作品です。なんと言っても、最初から最後まで幽霊譚です。
大江戸時夫の東京温度
2016年10月26日

『ダゲレオタイプの女』 溝口的怪談と小津的階段
前半の妖しい雰囲気に比べ、後半に屋敷の売買のためにジャンが策を弄したりするという展開はちょっと首を捻るところがあったし、ステファンが恐れる妻ドゥニーズの幽霊はなぜかまったく怖いところがなくて、けれん味には欠けたような気もする。黒沢映画の名物みたいなスクリーン・プロセスで撮影されたドライブシーンもあったようなのだけれど、夜の場面だったからかスクリーン・プロセスで撮影されたものとは気づかなかった。黒沢清の映画でオリヴィエ・グルメ、タハール・ラヒムの共演を見ることができたのは、それだけで価値があろうというもの。コンスタンス・ルソーの儚い感じもよかった。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2016年10月18日

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